事業内容
株式会社ワイズテーブルコーポレーションは、1987年創業・2004年東証上場(現スタンダード市場)の外食企業。高級複合レストラン「XEX」を核とするXEXグループと、「PIZZA SALVATORE CUOMO」を中心とするカジュアルレストラングループの二軸で事業を展開する。
2025年2月期末時点で直営店47店舗・FC店30店舗を運営し、インバウンド需要を取り込む都市型高付加価値業態から郊外SC・ホテル・空港立地まで幅広い商圏をカバーする。後発事象として株式会社山の上ホテルを子会社化し、和食事業の強化にも着手している。
ビジネスモデル
XEXグループは高級レストランの直営運営(10店舗)で高い客単価を確保し、インバウンド需要・法人パーティー需要を主要収益源とする。カジュアルレストラングループは直営37店舗に加えFC30店舗を展開し、ロイヤルティ収入と直営収益を組み合わせる。
両グループともランチブッフェの高付加価値化・デリバリー・ケータリングで多角的に売上を積み上げる構造を持つ。
企業の強み
「XEX」(2025年2月期売上高4,897百万円)と「PIZZA SALVATORE CUOMO」(同7,224百万円)の二軸を持ち、高所得インバウンド層から国内ファミリー層まで幅広い顧客を取り込む。単一業態依存リスクを分散しつつ、合計売上高12,121百万円を達成している。
XEXグループは高級ホテル・旅行代理店との連携を強化し、訪日外国人客の送客増加を実現。2025年2月期のXEXグループ売上高は前年同期比7.2%増の4,897百万円、営業利益は同5.5%増の418百万円と、インバウンド需要の恩恵を業績に直結させている。
カジュアルレストラングループはFC30店舗を活用し、自社資本を抑えた店舗網拡大を実現。直営店の業態変更・FC化・直営化を機動的に組み合わせ、2025年2月期のカジュアルレストラングループ営業利益は722百万円(営業利益率約9.4%)と高い収益性を維持している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022期8,149百万円から2026期13,046百万円へ5期連続増収。2027年2月期第1四半期累計は3,549百万円(前年同期比6.3%増)と増収基調を維持。
営業利益は198百万円(同9.9%増)と改善が続くが、営業利益率は5.6%にとどまる。経常利益は山の上ホテル取得費用等の営業外費用増加(50百万円、前年同期比77%増)により170百万円(同2.2%減)と小幅減少。
外部要因として原材料・エネルギー価格の上昇と人材不足が継続しており、コスト圧力は高い。通期予想は売上高15,446百万円・営業利益405百万円と大幅な増収増益を見込む。
成長戦略
高付加価値化・インバウンド取込・和食強化・カジュアルイタリアン拡大の四本柱で成長を追求
2026年3月31日付で株式会社山の上ホテルを完全子会社化(取得価額289百万円)。「てんぷら山の上」等の高級天ぷらブランドをXEXグループに組み込み、アッパー・インバウンド顧客層への訴求力を強化。直営4店舗の業績取り込みは第2四半期以降に本格化する見込み。
外部デリバリーサービスの活用深化によりデリバリー売上高が前年同期比高水準で推移。2026年3月に「The TRATTORIA SALVATORE CAFE BASEGATE横浜関内」を新規出店し、直営39店舗・FC31店舗体制へ拡大。
新規出店・業態変更店舗の収益貢献が本格化しており、セグメント営業利益は前年同期比16.8%増を達成。
ブランド力向上のための企画推進と高級ホテル・旅行代理店との連携によるインバウンド送客増加に取り組む。2027年2月期第1四半期累計のXEXグループ売上高は1,372百万円(前年同期比0.7%増)と小幅増にとどまったが、4月・5月の法人需要低下の影響を3月の好調が補った。
両セグメントで付加価値向上と価格適正化を継続推進。原材料価格上昇・人員確保コスト増加をカバーするため、メニュー高付加価値化と価格改定を実施。カジュアルレストラングループでは増収効果によりコスト増を吸収し、営業利益率の改善を実現している。
最終更新: 2026年7月17日

