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株式会社ナフコ

2790東証スタンダード小売業

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株式会社ナフコ2790

事業内容

株式会社ナフコは1970年設立、北九州市に本社を置く郊外型ホームセンターチェーンである。「資材・DIY・園芸用品」「生活用品」「家具・ホームファッション用品」の3本柱を軸に、カー用品・ペット用品・灯油等の補完カテゴリも展開する。

九州・中国地区を中心に関西・中部・関東地区へ商勢圏を拡大し、2026年3月末時点で34府県359店舗を運営。郊外に広い駐車スペースを確保した大型店が中心で、一般消費者からプロの業者まで幅広い顧客層を対象とする。

当社及び非連結子会社2社で構成される企業集団であり、2026年3月期の売上高は174,477百万円。

ビジネスモデル

郊外立地の大型店舗(300坪〜3,000坪型)に豊富な品揃えと競争力ある価格を組み合わせ、幅広い顧客層から売上を獲得する。収益改善策としてPB(プライベートブランド)商品の構成比率拡大と輸入品の品目数・取引量拡大による値入率向上を推進。

物流センター(全国6拠点)の運用見直しによる物流費・配送費削減も利益確保に寄与している。売上総利益率は34.0%(2026年3月期)。

企業の強み

九州・中国地区を基盤に関西・中部・関東地区へ展開し、2026年3月末時点で34府県359店舗を運営。福岡県73店舗を筆頭に各県にドミナント出店を進めており、郊外大型店舗網が幅広い顧客層へのアクセスを支える競争優位となっている。

北九州・福岡TC・久山・関西・若宮・中部・南九州の各物流センターを順次整備し、2024年4月の南九州物流センター開設で全国6拠点体制を構築。物流センターと店舗配送の運用見直しにより2026年3月期に物流費・配送費の削減を実現し、販売費及び一般管理費を前年同期比3.8%削減した。

自社オリジナルのPB商品の構成比率拡大と品質向上、および利益率の高い輸入品の品目数・取引量拡大を継続的に推進。2026年3月期において売上総利益率は前年同期比0.1ポイント増加の34.0%を達成しており、売上減少局面でも粗利率を維持・改善する商品政策が機能している。

エンヴァリスの着眼点

売上高は2022年3月期206,549百万円から2026年3月期174,477百万円へ5期連続で減少しており、累計減収幅は32,072百万円に達する。一方、営業利益は2026年3月期に1,636百万円と前期比29.2%増加し、2025年3月期の底(1,266百万円)から回復の兆しが見られる。

ただし2022年3月期の営業利益12,002百万円と比較すると依然として86%減の水準にあり、収益力の本格回復には相当の時間を要するとみられる。

2026年3月期の減収要因として、前期の日向灘地震・台風10号による防災用品特需の反動減、暖冬による電気暖房用品の不振、前期寒波による灯油伸長の反動減が重なった。外部要因として市場環境の振れが大きく、業績の安定性に課題がある。

一方で米不足を背景とした玄米保冷庫・米収穫用品の伸長や政府備蓄米の随意契約販売など、外部環境を機動的に取り込む対応力も確認された。

現金及び現金同等物の期末残高は8,907百万円と前期末15,607百万円から6,700百万円減少した。これを受け、2026年4月に西日本シティ銀行5,500百万円・福岡銀行2,000百万円・三井住友銀行2,000百万円の計9,500百万円を運転資金として借入実行(いずれも当座借越契約・無担保)した。

短期借入金は期末時点で17,695百万円残存しており、2027年3月期予想当期純利益1,270百万円に対して有利子負債の規模は依然大きく、財務コストの動向に注意が必要である。

成長戦略

物流改革・PB拡充・選択的出退店による収益性回復と店舗網の質的向上

物流センターおよび店舗配送の運用を見直し、物流費・配送費の削減を実現。2026年3月期に販管費を前期比2,309百万円削減する効果を確認。引き続き物流効率化を推進し、固定費構造の改善を図る。

プライベートブランド商品および輸入品の品目数・取引量を拡大し、売上総利益率の向上を目指す。2026年3月期の売上総利益率は34.0%を維持しており、商品戦略の継続が収益性改善の鍵となる。

2026年3月期は2店舗新設・3店舗閉設を実施し、期末店舗数は359店舗。不採算店舗の整理と新規出店を組み合わせ、34府県にわたる店舗網の収益性を高める。減損損失が継続して計上されており、店舗ポートフォリオの最適化が課題。

最終更新: 2026年7月19日