円谷フィールズホールディングス株式会社2767
コンテンツ&デジタル事業
「ウルトラマン」IPを核にグローバルライセンス・映像制作を展開する成長セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(2026年3月期通期) | 13,874百万円 | 16,410百万円 | ↓ |
| セグメント営業利益(2026年3月期通期) | 934百万円 | 2,835百万円 | ↓ |
| セグメント資産(2026年3月期末) | 17,775百万円 | 17,147百万円 | ↑ |
| ライセンス収入(2026年3月期通期) | 4,159百万円 | 6,836百万円 | ↓ |
| 映像・イベント収入(2026年3月期通期) | 2,964百万円 | 2,933百万円 | ↑ |
| 国内売上高(2026年3月期通期) | 5,003百万円 | 4,702百万円 | ↑ |
| 海外売上高(2026年3月期通期) | 4,349百万円 | 6,856百万円 | ↓ |
事業詳細
(株)円谷プロダクションが「ウルトラマン」等のIPを保有し、ライセンス・MD(物販)・映像・イベント収入を国内外で創出。映像作品の企画・製作・配給から商品化・広告ライセンシングまで一貫して手掛ける。国内は「ウルトラマンシリーズ放送開始60周年」記念事業を推進し堅調に推移する一方、中国市場でのライセンス収入急減が全体業績を圧迫。グループの成長力をけん引する位置づけだが、収益構造の再構築が課題となっている。
直近の概況
中国ライセンス収入が51.6%減と急落し、セグメント営業利益は67.0%減の934百万円に落ち込んだ
2026年3月期通期のセグメント売上高は13,874百万円(前年同期比15.4%減)、営業利益は934百万円(同67.0%減)。中国市場でのライセンス収入が2,557百万円(同51.6%減)と過去10年(暦年ベース)で初の減収となったことが主因。国内は「ウルトラマンシリーズ放送開始60周年」記念事業が着実に進展し5,003百万円(同6.4%増)と堅調。映像・イベント収入は2,964百万円(同1.0%増)とほぼ前年並みを維持。翌期に向けては4月に既に7件の新規ライセンシー契約を獲得しており、中国市場の立て直しを図っている。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 「ウルトラマンシリーズ放送開始60周年」記念事業の本格化に伴う多様なパートナーシップを通じた多角的露出の加速と付加価値向上
- 国内キャラクター商品市場における「ウルトラマン」市場取扱高の拡大(現状150億円前後を中国並みに引き上げる新ビジネスモデル構築)
- 中国現地パートナーとの連携強化による事業基盤の盤石化(4月に7件の新規ライセンシー契約獲得済み)
- 新規カテゴリーのライセンス及びMD拡充に向けた最信頼ライセンシーとの戦略的パートナーシップ強化
- 自社IPで構築したサプライチェーン・アジア圏展開力のプラットフォーム化による「IP成長プラットフォーマー」としての確立
- 映像配信・上海でのイベント・新規有料舞台公演など中国での映像・イベント分野での増収継続
リスク
- 中国市場でのライセンス収入急減(2026年3月期通期で前年同期比51.6%減)が継続するリスク
- 過去10年(暦年ベース)で初の中国減収となった構造的要因が解消されない場合のセグメント収益の長期低迷リスク
- 国内市場取扱高が中国市場の1/10程度に留まる現状において、新ビジネスモデル構築が想定通りに進まないリスク
- 前中期経営計画における利益目標未達の再発リスク(新3ヵ年中期経営計画でコンテンツ&デジタル事業の営業利益30億円を目標)
- 地政学的リスクや政策動向等に伴う中国・アジア市場での事業環境悪化リスク
- セグメント営業利益率の大幅低下(前期17.3%→当期6.7%)が示す収益構造の脆弱化
最終更新: 2026年6月16日

