株式会社ガーデン
274A・東証スタンダード・小売業
株式会社ガーデン
274A・東証スタンダード・小売業
事業内容
株式会社ガーデンは、「イマをHAPPYに」を企業理念に掲げ、M&Aによる企業再生・ブランド取得を成長エンジンとする飲食チェーン運営会社。2024年11月に東京証券取引所スタンダード市場へ上場。
横浜家系ラーメン『壱角家』(128店舗)と『山下本気うどん』(18店舗)を主力ブランドとし、ラーメン・うどん・ステーキ・寿司等の多業態を展開。2025年2月末時点で直営161店舗・FC32店舗を含む計195店舗を運営。
主要顧客は首都圏の個人消費者で、インバウンド需要も取り込む。創業以来12社以上の企業再生を実現したノウハウを競争優位の源泉とする。
ビジネスモデル
直営店舗の売上(2026年2月期:17,895百万円)を主収益源とし、FC加盟店へのロイヤルティ・食材卸・経営指導料を補完収益として積み上げる。居抜き物件活用と標準化されたオペレーションマニュアルにより初期投資を抑制し、壱角家の平均投資回収期間20.0カ月・最短4カ月を実現。
不動産事業との連携で物件情報を早期取得し、競合に対し出店スピードで優位性を確保。M&Aで取得した店舗・ブランドを既存業態へ転換することで業態開発コストと時間を圧縮する。
企業の強み
壱角家(横浜道含む)の2025年2月期売上高は10,258,841千円、営業利益2,193,161千円で営業利益率21.4%を達成。平均投資回収期間20.0カ月・最短4カ月と飲食業態として極めて短く、自己資本による継続出店を可能にする高収益構造を確立している。
創業以来12社以上の企業再生を実現。被買収企業の赤字店舗を既存ブランドへ業態変更することで物件取得コスト・時間を大幅短縮し、ブランド取得により業態開発期間も省略できる。このノウハウは競合が容易に模倣できない参入障壁となっている。
2022年2月期から導入したスマートフォンアプリは2025年2月末時点で58万ダウンロードを超え、壱角家アプリ単独で44万ダウンロード超。来店スタンプ・クーポン配信による再来店促進と顧客データ蓄積を実現し、デジタルマーケティングによる集客コスト効率化に寄与している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2025期17,159百万円→2026期17,895百万円と緩やかな増収基調が続き、2027期第1四半期も4,786百万円(前年同期比6.4%増)と増収を維持。しかし営業利益は2025期1,850百万円→2026期1,302百万円と低下傾向が続き、2027期第1四半期は184百万円(同65.1%減)と急落した。
売上原価の増加(原材料・エネルギー価格の高止まり、円安継続が外部要因)に加え、新ブランド立ち上げ・積極出店に伴う販管費の大幅増(前年同期比413百万円増)が主因。財務面では長期借入金の急増により支払利息が倍増し、自己資本比率も36.6%へ低下。
通期業績予想(売上高20,350百万円、営業利益1,410百万円)は据え置かれているが、第1四半期の進捗率は営業利益ベースで13.1%にとどまり、後半への偏重が大きい。
成長戦略
二刀流ハイブリッド・M&Aブランド再生・積極出店・海外展開の4軸で規模拡大
既存の壱角家店舗に油そば総本店の看板・商品を追加する複合型業態。看板変更のみの少額投資で出店可能で、低原価・夏季需要補完効果を持つ油そばを家系ラーメンの補完商品として位置付け、既存店舗の収益力強化を図る。
前事業年度取得の萬馬軒(味噌ラーメン)は店舗改装・オペレーション改善により売上堅調、多店舗展開基盤整備中。2026年3月から運営開始の高田屋(そば居酒屋)はブランド再構築・生産性向上施策を推進し中長期成長基盤を構築中。
2027年2月期の通期出店計画21店舗(タイ合弁会社分除く)に対し、第1四半期末時点で既に15店舗の賃貸借契約を締結。前年同期比で早いペースで出店が進んでおり、第1四半期に直営7店舗・FC10店舗の計17店舗を出店した。
タイに設立した合弁会社を通じて「山下本気うどん」の海外展開を推進。今秋の1号店出店に向けた体制整備と、2店舗目以降の物件精査を実施中。海外市場への初進出として中長期的な成長オプションを形成する。
最終更新: 2026年7月17日

