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株式会社サーラコーポレーション

2734東証プライム小売業

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株式会社サーラコーポレーション2734

事業内容

株式会社サーラコーポレーションは1909年創業、2002年に持株会社として設立された東海地方を中心とする総合サービスグループ。子会社48社・関連会社14社で構成され、都市ガス・LPガス・電力を軸とするエネルギー&ソリューションズ事業(売上高120,870百万円)を中核に、土木・建築・設備工事のエンジニアリング&メンテナンス事業(35,264百万円)、注文住宅・リフォームのハウジング事業(44,853百万円)、輸入自動車販売のカーライフサポート事業(17,955百万円)、動物用医薬品のアニマルヘルスケア事業(23,416百万円)、不動産・ホテルのプロパティ事業(7,347百万円)を展開。

2025年11月期の連結売上高は251,533百万円。東京証券取引所プライム市場・名古屋証券取引所プレミア市場に上場。

ビジネスモデル

エネルギー&ソリューションズ事業が売上高の約48%を占める収益基盤を形成し、都市ガス・LPガス・電力の安定供給から得るストック型収益が全体を下支えする。これに加え、エンジニアリング&メンテナンス事業(受注残高23,544百万円)やハウジング事業(受注残高10,476百万円)が工事・建設フローを担い、プロパティ事業が不動産賃貸・ホテル運営で安定収益を補完する。

グループファイナンスによる調達コスト低減とグループ内資金の有効活用も収益構造を支える。

企業の強み

2025年11月期のエネルギー&ソリューションズ事業の営業利益は4,287百万円(前期比44.6%増)。都市ガス販売量の増加、バイオマス発電所の順調な稼働、販売費及び一般管理費の低減が重なり、売上高120,870百万円に対して高い利益成長を実現した。

エンジニアリング&メンテナンス事業は売上高35,264百万円に対し営業利益3,454百万円(営業利益率約9.8%)を達成。受注高は前期比124.5%増の37,124百万円、受注残高は23,544百万円(前期比112.1%)と将来売上の可視性が高い。

2024年12月に株式会社安江工務店を連結子会社化し、ハウジング事業の売上高は前期比25.9%増の44,853百万円に拡大。ハウジング事業の受注高は前期比161.9%増の30,407百万円、受注残高は前期比170.5%増の10,476百万円と急拡大した。

エンヴァリスの着眼点

2026年11月期中間期の営業利益7,455百万円は通期予想7,800百万円の95.6%に相当し、下期の営業利益は実質345百万円の計画となる。前期通期営業利益7,381百万円との比較でも通期予想の上積みは限定的であり、下期に向けた季節性(エネルギー需要の夏場低下)や工事案件の進捗状況が通期達成の鍵を握る。

一方、経常利益は為替予約に係るデリバティブ評価益793百万円が中間期に計上されており、下期の経常利益水準は営業利益以上に不確実性を伴う点に留意が必要。

2026年11月期中間期の営業活動によるキャッシュ・フローは531百万円(前年同期6,507百万円)と大幅に減少した。棚卸資産の増加額2,678百万円、その他の減少2,500百万円、法人税等の支払額1,989百万円が主因。

一方、投資活動によるキャッシュ・フローは△8,579百万円(前年同期△7,499百万円)と投資は拡大しており、不足分を長期借入れ8,450百万円・短期借入金純増3,938百万円で補填した。有利子負債(短期借入金8,125百万円+1年内返済予定長期借入金9,875百万円+長期借入金50,090百万円)の増加傾向は財務レバレッジの観点から継続的なモニタリングが必要。

アニマルヘルスケア事業は2026年11月期中間期に売上高12,512百万円(前年同期比1.1%増)ながら営業損失190百万円(前年同期は営業損失83百万円)と損失が拡大した。畜産・ペット両部門での価格競争激化による利益率低下が要因であり、構造的な収益改善策が見えにくい状況。

カーライフサポート事業も営業損失316百万円(前年同期は営業損失693百万円)と損失縮小は進むものの黒字化には至っていない。この2セグメントの合計営業損失506百万円が全社収益の重石となっており、第6次中期経営計画における抜本的な収益改善策の具体化が投資家の注目点となる。

成長戦略

第6次中計で「暮らし・ビジネスのSALA」確立とDX推進により2030年営業利益12,000百万円を目指す

安江工務店とのシナジー創出プロジェクトを推進中。既存リフォーム事業を再編し株式会社サーラリフォームを新設することを決定。ハウジング事業は中間期に黒字転換(営業利益123百万円)を果たし、ストック住宅ビジネスモデルの成長基盤が整いつつある。

当社内に専門部署を新設し、エネルギー&ソリューションズ事業とエンジニアリング&メンテナンス事業の連携によるトータルソリューション提案プロジェクトを開始。カーボンニュートラル化・生産性向上ニーズを持つ法人顧客への提案強化を図る。

サーラエナジー株式会社が2026年6月に新基幹システムの稼働を開始。デジタル技術活用による業務プロセスの抜本的改革と顧客一人ひとりに合わせた付加価値サービスの展開を目指す。無形固定資産(その他)は前期末5,815百万円から6,107百万円へ増加しシステム投資が進捗。

2026年3月に主要金融機関8社を売出人とする5,930千株の株式売出しを実施し株主層の多様化を図った。2,000千株・3,000百万円を上限とする自己株式取得を決定し取得進行中(中間期末自己株式2,063百万円)。年間配当予想を32円から34円へ増配(中間16円は実施済み)。

最終更新: 2026年7月17日