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リガク・ホールディングス株式会社

268A東証プライム精密機器

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リガク・ホールディングス株式会社268A

事業内容

リガク・ホールディングス株式会社は、1951年創業のX線分析・計測機器専門メーカーを中核とするグループ持株会社。X線回折(XRD)、蛍光X線分析(XRF)、X線イメージング等のX線技術を応用した分析・計測機器を、90カ国超の世界市場で展開する。

顧客層は大学・研究機関等のアカデミア/ガバメントから、半導体・電子部品・医薬品・素材等の産業分野まで幅広く、国内外1万超の製品ユーザーを有する。事業は多目的分析機器、半導体プロセス・コントロール機器、部品・サービスの3カテゴリーで構成され、当社及び国内外連結子会社18社で運営される。

ビジネスモデル

X線発生装置・光学素子・検出器・解析ソフトウェア等の要素部品を自社設計・内製することで製品の高性能化と開発サイクル短縮を実現。機器販売後は消耗品・交換部品供給、ハードウェア/ソフトウェアアップグレード、予防保守契約等のアフターサービスを提供し、インストールベースの増加に伴うリカーリング収益を積み上げる。

半導体産業向けには24×7対応のCCS(包括的顧客サポート)を提供し、高い顧客定着率を維持する。

企業の強み

Yole Group調査(2024年)によると、半導体X線計測機器のグローバル市場において38%のシェアを有するマーケット・リーダー。半導体設備投資額グローバル上位10社全社と取引関係を持ち、メモリ・ロジック・パワーデバイス等でバランスのとれた分散ポートフォリオを構築している。

X線発生装置・光学素子・検出器・解析ソフトウェア等の要素技術を自社で研究開発・内製し、製品の高性能化と開発サイクル短縮を実現。研究開発費は7,355百万円(研究開発費比率7.8%)を投じ、世界各国の著名研究機関とも緊密なパートナーシップを構築している。

X線回折機器(XRD)において国内市場シェア76%(第1位)、グローバル市場シェア26%(第2位)を獲得(2024年)。国内外1万超の製品ユーザーを擁し、多目的分析機器事業を通じてアカデミア・産業分野の幅広いエンドマーケットに強固な顧客基盤を構築している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期1Qは売上収益17,933百万円(前年同期比13.0%減)、営業利益630百万円(同77.8%減)と大幅な減益となった。ただし、多目的分析機器事業でのトランプ政策影響継続が主因であり、半導体プロセス・コントロール機器事業は想定を上回る実績を達成。

通期予想(売上収益101,000百万円、営業利益19,400百万円)は修正なしで維持されており、2Q以降のメモリ・ロジック向け需要拡大と案件前倒しによる急回復シナリオの実現可否が投資判断の核心となる。

2026年3月末時点で非流動借入金49,176百万円、のれん51,861百万円が貸借対照表に残存する。外部要因として金利上昇局面では支払利息の増加(1Q実績298百万円)が利益を圧迫するリスクがある。

財務制限条項(コベナンツ)への抵触リスクも引き続き監視が必要。自己資本比率は47.9%と前期末比0.2ポイント改善したものの、有利子負債の絶対水準は高く、業績回復の遅延が財務健全性に与える影響を注視すべきである。

多目的分析機器事業は前年第2四半期以降の米国トランプ政策影響が継続し、1Qで前年同期比27.7%の大幅減収となった。外部要因として中東情勢の緊迫化による原油高・成長下振れリスクも加わり、地政学リスクの長期化が通期予想達成の最大の不確実性となっている。

一方、半導体・電子部品向けおよびMaterial Informatics向け需要の高まりが下支え要因として機能しており、需要構造の変化が事業回復の速度を左右する。

成長戦略

「Lab to Fab戦略」3本柱で多目的分析機器・半導体計測・新市場創出を推進

メモリ・ロジック向け需要拡大と案件前倒しにより2Q以降の成長加速を見込む。新製品案件も順調に進捗しており、グローバルシェア38%を背景に半導体市場の拡大を取り込む。1Qは想定を上回る実績を達成。

トランプ政策影響による米国需要低迷からの回復を図りつつ、半導体・電子部品向けおよびMaterial Informatics・自動化材料探索向けの新需要を開拓。欧州・日本・アジア地域での需要回復も並行して推進する。

2025年5月竣工の山梨工場増設により2022年比で生産能力が倍増。2Q以降の需要拡大に向けた棚卸資産の積み増し(1Q末23,785百万円)が進捗しており、需要取り込み体制が整備済み。

インストールベースの拡大に伴いサービス収益・部品販売を積み上げるストック型成長を推進。EUV用多層膜ミラーの低需要が続く中、サービス及びその他分析機器・部品販売が伸長し1Qは前年同期比13.2%増収を達成。

最終更新: 2026年7月17日