特定販売先への依存リスク
上位5社の販売先が売上高の42.8%(2025年12月期実績)を占めており、パートナー企業の販売方針変更や業績不振、天災等による顧客開拓の遅延・中止が発生した場合、業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。対応策として、新機能開発によるサービス価値向上と販売パートナーとのリレーション強化を通じ、販売先の増加・分散化を図っている。
人材確保・育成リスク
優秀な人材の確保・育成・定着は業容拡大の重要課題であり、必要な人材を採用できない場合、育成した役職員が社外流出した場合、事業展開および経営成績に影響を及ぼす可能性がある。特に技術革新への対応には高度な専門人材が不可欠であり、採用競争の激化が懸念される。ストック・オプション等のインセンティブ付与、人材育成プログラムの強化、福利厚生制度の拡充等により優秀な人材の確保・流出防止に努めている。
M&Aに伴うのれん減損リスク
非連続な成長を目的としたM&A・資本業務提携を積極推進する方針のもと、デューデリジェンスを尽くした場合でも、対象企業の予期せぬ債務露見、主要人材・顧客の流出、市場環境の激変等により当初期待したシナジー効果が得られない可能性がある。特に、のれんについては対象企業の業績が計画を下回った場合に減損損失が計上され、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。案件発掘からPMIまでを一貫して推進する専門体制を整備し、多角的な検討プロセスでリスクとリターンを厳格に評価している。
システム障害・通信トラブルリスク
自然災害、コンピュータウイルス、第三者による不正行為、人為的ミス等によりサーバ・システムが正常稼働できなくなった場合、または蓄積データが消失した場合、サービスが停止し事業展開および経営成績に影響を及ぼす可能性がある。外部クラウドサービスを活用しているが、障害発生リスクを完全には排除できない。セキュリティ対策強化、脆弱性管理、外部専門家による検証、システムの冗長化等により安定稼働の維持に努めている。
競合激化による競争リスク
音声認識ソリューション市場における参入障壁は著しく高いとは言えず、資金力・ブランド力を有する大手企業を含む競合他社の参入拡大が予想される。価格競争の激化や市場シェアの低下、あるいは全く新しい技術を活用した競合サービスの台頭により、当社サービスの相対的優位性が低下し業績に悪影響を与える可能性がある。競合動向の継続的なキャッチアップとサービス品質向上により競争優位性の維持に努めている。
技術革新への対応リスク
インターネットをはじめとするサービス分野では新技術・新デバイスを活用したシステムが継続的に登場しており、技術的優位性を維持するためには開発体制の強化・維持が不可欠である。何らかの要因により開発体制の強化・維持が困難になった場合、技術的優位性を発揮できなくなり業績に影響を与える可能性がある。生成AIをはじめとするコア技術の選定・研究開発推進、ナレッジ共有化等により迅速な技術革新への対応に努めている。
情報セキュリティ対策不備リスク
当社は顧客が保有する多くの情報資産を管理するプロダクトを提供しており、不正アクセス、データ盗難・紛失等により情報資産の漏洩・改竄が発生した場合、多額の損害賠償請求やISMS認証の取消処分・罰金等が課される可能性がある。2020年1月にISMS認証を取得しているが、予測を超えるサイバー攻撃等のリスクは完全には排除できない。秘密保持契約の締結、情報セキュリティ基本規程の整備、コンプライアンス・リスク管理委員会の定期開催等により適切な情報管理を実施している。
特定サーバ(AWS)依存リスク
当社サービスはAWS(Amazon Web Services)をデータセンターとして利用しており、2025年12月期実績におけるAWSへのサーバ費用は53,153千円であり、事業拡大に伴い今後も増加が見込まれる。AWSに障害が生じ代替手段の構築ができずサービスが長時間中断した場合、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性がある。AWS以外のクラウドサービスの活用も検討しつつ、最適なインフラ環境をケースバイケースで選定する方針としている。
新株予約権行使による株式希薄化
役員・従業員へのインセンティブとして付与した新株予約権が行使された場合、1株当たりの株式価値が希薄化し将来の株価に影響を及ぼす可能性がある。当事業年度末現在の潜在株式数は286,000株(発行済株式総数4,097,400株の7.0%)であり、今後もストック・オプション制度を活用する方針のため、さらなる希薄化が生じる可能性がある。役員・従業員の業績向上意欲を高め株主と利害を共有することで企業価値向上への貢献につなげる方針としている。
音声認識市場の成長遅延リスク
当社はコールセンター、スマートライフ、プラント・インフラ保守、ものづくり・ロボティクス、自動走行・モビリティサービス等の分野を対象に音声認識市場での事業展開を計画しているが、市場創造が計画通りに進まず長い時間を要する可能性がある。市場の成長が想定を下回った場合、当社の事業および業績に影響を与える可能性がある。複数分野へのアプローチを継続しつつ、注力分野の優先順位を柔軟に変えながらバランスを重視したポートフォリオ構築によりリスク分散を図っている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月22日

