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イオン九州株式会社

2653東証スタンダード小売業

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イオン九州株式会社2653

SM・DS、GMS(スーパーマーケット・ディスカウントストア・総合スーパー)

九州を基盤とする唯一の報告セグメントで、連結売上高の大半を占める中核事業

期間今期前期増減率
連結営業収益(第1四半期累計)135,893百万円131,902百万円
連結営業利益(第1四半期累計)655百万円554百万円
連結経常利益(第1四半期累計)489百万円579百万円
親会社株主に帰属する四半期純利益(第1四半期累計)478百万円514百万円
連結売上高(商品売上、第1四半期累計)129,195百万円125,382百万円
食品既存店売上高前年同期比100.8%
衣料品既存店売上高前年同期比105.5%
住居余暇商品既存店売上高前年同期比103.7%
iAEON会員数(2026年5月末)139万人超127万人超(2026年2月末)
合計店舗数(2026年5月末)380店舗(トキハインダストリー23店舗含む)348店舗(2026年2月末、非連結子会社除く)
1株当たり四半期純利益13円99銭15円09銭
自己資本比率26.5%29.2%(2026年2月期末)
通期連結営業収益予想600,000百万円(前期比+9.7%)547,145百万円
通期連結営業利益予想10,800百万円(前期比+0.5%)10,748百万円

事業詳細

衣料品、食品、住居余暇商品等を九州全域で販売するSM・DS・GMS業態。イオングループの九州中核企業として、マックスバリュ・ザ・ビッグ・イオン等の多業態を展開。食品が売上の約79%を占め、節約志向対応の生活応援施策と都市型小型SM「マックスバリュエクスプレス」の高速出店を成長軸とする。2027年2月期第1四半期末(2026年5月末)時点の合計店舗数はトキハインダストリー23店舗を含む380店舗。

直近の概況

増収増益も経常・純利益は前年割れ、トキハインダストリー子会社化で規模拡大

2027年2月期第1四半期(2026年3月~5月)は、営業収益135,893百万円(前年同期比+3.0%)、営業利益655百万円(同+18.3%)と増収増益を達成。一方、支払利息が126百万円から187百万円へ増加し差入保証金回収益(前年同期180百万円)が消滅したことで経常利益は489百万円(同△15.5%)に減少。2026年3月1日にジョイフルサン(9店舗)を吸収合併、同3月10日にトキハインダストリー(大分県23店舗)を取得原価3,000百万円で完全子会社化。トキハインダストリーは当四半期末をみなし取得日とし損益計算書への影響は第2四半期以降。のれん2,924百万円(暫定値、20年均等償却)が計上され総資産は225,851百万円(前期末比+19,419百万円)に拡大。自己資本比率は29.2%から26.5%へ低下。

主要プロダクト

product
マックスバリュエクスプレス

「近くて便利な、コンパクトスーパーマーケット」をコンセプトに福岡市内への高速出店を推進。当第1四半期に2店舗を新設し、2026年5月末時点で計25店舗。当四半期売上高は前年同期比127.1%と好調。より小型の店舗モデル構築と近隣店舗とのチーム運営によるオペレーション効率改善に注力。

product
ウエルシアプラス(イオンウエルシア九州)

子会社イオンウエルシア九州株式会社が運営。当第1四半期に「ウエルシアプラス久留米中央店」を出店し、2026年5月末時点で計17店舗。医薬品・化粧品合同カウンターや新たな食品レイアウトを導入。開店から2年目以降の医薬品・化粧品売上が大きく伸長。当四半期売上高は前年同期比126.7%。

platform
iAEON/AEON Pay

当社店舗をお気に入り登録した2026年5月末時点の会員数は前期末比12万人増の139万人超。アプリ内「ガッチャクーポン」利用件数は前年同期比126.3%(同クーポン利用による売上は前年同期比129.1%)、スマホ決済「AEON Pay」決済額は前年同期比140.8%とデジタル顧客基盤が着実に拡大。

service
イオン九州ネットスーパー/オンライン

ECサイト「イオン九州オンライン」はiAEON顧客IDとの統合による利便性向上やペットフード品揃え拡充により売上前年同期比112.6%。ネットスーパーは当四半期より全33店舗で新システムへ移行。システム移行に伴う一時的な運用調整影響はあったが、今後はiAEON連携による新規会員獲得や生鮮・総菜の掲載商品拡大を図る。

service
スマートNICO

オフィス向けキャッシュレス無人店舗として大学や九州各地の企業事業所への導入を推進。2026年5月末時点の展開施設数は前年同期末比10か所増の計50か所。売上高は前年同期比127.9%と伸長。

成長ドライバー

  • 食品売上の堅調推移:「ガチトク」新規価格戦略・トップバリュ約3,500品目「価格凍結宣言」・「しあわせプラス(応援価格)」等の生活応援施策強化により食品既存店売上高前年同期比100.8%(前年の米・野菜相場高騰の反動影響を吸収)
  • マックスバリュエクスプレスの高速出店:当第1四半期に2店舗新設し2026年5月末時点で計25店舗、当四半期売上高前年同期比127.1%と好調。より小型の店舗モデル構築を推進
  • ウエルシアプラスの急成長:当第1四半期に1店舗出店し2026年5月末時点で計17店舗、当四半期売上高前年同期比126.7%
  • iAEONアプリ会員拡大と販促強化:2026年5月末会員数139万人超(前期末比+12万人)、AEON Pay決済額前年同期比140.8%、ガッチャクーポン利用件数前年同期比126.3%
  • DX投資による生産性向上:セルフレジ導入284店舗・電子棚札導入255店舗(GMS非食品売場への横展開開始)、食品レジ適正配置による効率改善
  • リテールメディア事業の拡大:デジタルサイネージ260店舗・店内サイネージ137店舗を活用した広告収入が前年同期比144.3%と大幅伸長
  • M&Aによる規模拡大と大分県ドミナント形成:トキハインダストリー(大分県23店舗)の完全子会社化により第2四半期以降の連結損益に貢献予定
  • 衣料・住居余暇商品の伸長:イオン「COOL de ACTION 2026」猛暑・紫外線対策商品の合同展開、人気ゲーム機販売好調等により衣料品既存店前年同期比105.5%・住居余暇103.7%
  • インバウンド需要の取り込み:台湾・韓国からの旅行客向け施策強化により免税売上高前年同期比109.4%

リスク

  • 物価高騰長期化による消費者の節約志向強化と売上総利益率の低下圧力(当第1四半期の売上総利益率は前年同期比0.2ポイント低下)
  • 人件費・物流費・光熱費等のコスト上昇継続(4年連続大幅賃上げ実施、販管費前年同期比101.9%)
  • 財務レバレッジの上昇:トキハインダストリー取得・新規出店・活性化投資に伴う借入金増加(長期借入金36,782百万円→43,952百万円)、自己資本比率29.2%→26.5%へ低下、支払利息126百万円→187百万円へ増加
  • M&A統合コスト・先行投資負担:トキハインダストリー取得原価3,000百万円・アドバイザリー費用66百万円、のれん2,924百万円(暫定値)の20年償却負担が第2四半期以降に発生
  • トキハインダストリーの損益貢献の不確実性:第2四半期より連結損益計算書に反映予定だが、統合・活性化投資コストが先行する可能性
  • 業種業態を越えた競争激化:SM業界のM&Aによる寡占化進行、「食」をめぐる異業種との競争激化
  • 中東情勢・為替変動等の地政学リスク:原材料・エネルギー価格や物流コストの高騰、インバウンド需要への影響(中国からの渡航影響継続)
  • ネットスーパー新システム移行に伴う一時的な運用調整リスク:全33店舗での新システム移行完了後の安定稼働が課題

最終更新: 2026年5月19日