日清オイリオグループ株式会社 logo

日清オイリオグループ株式会社

2602東証プライム食料品

日清オイリオグループ株式会社 logo
日清オイリオグループ株式会社2602

油脂・油糧事業

国内油脂・ミール製品の製造販売を担うグループ中核事業

期間今期前期増減率
売上高311,544百万円312,623百万円
営業利益6,706百万円8,068百万円
セグメント資産265,959百万円233,606百万円
減価償却費5,805百万円5,491百万円
有形固定資産及び無形固定資産の増加額22,835百万円7,302百万円
営業利益率2.2%2.6%

事業詳細

大豆・菜種等を原料とする食用油(ホームユース・業務用・加工用)および加工油脂、ミール製品の製造販売を行う。販売チャネルは外食・中食・製菓製パン・量販店等に広がり、日清商事㈱等の連結子会社を通じた販売も行う。製油パートナーズジャパン㈱が搾油受託を担い、日清物流㈱が港湾荷役・製品物流を担当。国内最大規模の食用油メーカーとして高い市場シェアを有する。

直近の概況

コスト上昇と価格改定難航・ホームユース数量減少が重なり減収減益

2026年3月期の油脂・油糧は売上高311,544百万円(前期比99.7%)、営業利益6,706百万円(前期比83.1%)と減収減益。製造費・物流費・包装資材費の上昇に加え油脂コストが上昇する中、価格改定が想定より難航。ホームユース製品を中心に販売数量が前期比で減少し利益単価も低下した。一方、国内加工油脂はチョコレート用油脂需要増加と価格改定により増収増益。大豆価格は円高・相場下落で前期を下回ったが、菜種価格は相場上昇により前期を上回った。

主要プロダクト

product
ホームユース食用油

量販店向けの汎用油から機能性・付加価値型製品まで幅広く展開。物価上昇を背景とした生活防衛意識の高まりにより販売数量は前期比で減少。価格改定を実施したが減収となった。

product
業務用・加工用食用油

コスト上昇を背景とした価格改定を優先しつつ、マーケティング・機能型製品の積極提案により業務用全体の販売数量は前期並みを維持。加工用も販売数量は前期並みを維持し、価格改定交渉により増収となった。

product
加工油脂(国内)

ソリューション提案活動による採用増加やカカオバター高騰を背景としたチョコレート用油脂需要増加の継続により販売数量は増加。チョコレート用油脂やショートニング等の価格改定により増収増益となった。

product
大豆ミール・菜種ミール

大豆ミールは搾油量増加を受けて販売数量は増加したが、シカゴ大豆粕定期の下落と円高ドル安により販売単価が大きく低下し減収。菜種ミールは搾油量減少により販売数量・単価ともに低下し減収となった。

成長ドライバー

  • 国内加工油脂でのカカオバター高騰を起点としたチョコレート用油脂需要の継続的増加と価格改定による増収増益
  • 業務用・加工用油脂におけるマーケティング・機能型製品の積極提案による販売数量維持と価格改定による増収
  • 機能性・付加価値型製品(機能フライ油、炊飯油、こめ油等)の継続的な浸透・拡販による収益構造の変革
  • 製油パートナーズジャパン㈱を通じた搾油機能統合による生産コスト効率化
  • スマートファクトリー化(AIやIoT活用)による生産性向上と次世代型搾油工場の構築

リスク

  • 大豆・菜種・パーム油等の主要原料相場の変動リスク(米国通商政策・地政学リスク起因)
  • 物価上昇を背景とした消費者の生活防衛意識・節約志向の長期化によるホームユース販売数量の構造的減少
  • 物流費・エネルギーコスト・包装資材費の上昇継続と価格改定難航による利益単価の低下
  • 円高ドル安進行によるミール販売単価の低下および輸入原料コストへの影響
  • 国内人口減少に伴う中長期的な油脂消費量の構造的減少

最終更新: 2026年6月16日