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株式会社ユニカフェ

2597東証スタンダード食料品

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株式会社ユニカフェ2597

事業内容

株式会社ユニカフェは1972年設立のコーヒー焙煎加工専業企業。UCCジャパン株式会社を親会社とし、子会社の株式会社アートコーヒーとともにコーヒー関連事業の単一セグメントで事業を展開する。

神奈川総合工場(神奈川県愛川町)を主要生産拠点とし、コーヒー飲料メーカー向け工業用コーヒー、外食・宿泊向け業務用コーヒー、スーパーマーケット等を通じた家庭用コーヒーの製造・販売を行う。エキス加工販売やコーヒー関連食品の仕入販売も手掛け、幅広い顧客層に対応する。

東京証券取引所スタンダード市場上場。

ビジネスモデル

コーヒー生豆を全量輸入で調達し、神奈川総合工場で焙煎・粉砕・加工を行い、工業用(飲料メーカー向け)・業務用(外食・宿泊向け)・家庭用(小売向け)の三チャネルで販売する。提案型営業により高付加価値製品の採用を促進し、価格改定によるコスト転嫁と生産性向上の両輪で収益を確保する。

イオントップバリュ向けが売上高の17.7%を占める主要顧客となっている。

企業の強み

2001年に厚木・飯山・酒井・伊勢原の4工場を神奈川総合工場に集約。FSSC22000、ISO9001、ISO14001等の複数認証を取得し、品質・環境・安全衛生の管理体制を整備。2025年12月期の設備投資総額は366百万円で、機械及び装置の取得を継続的に実施している。

コーヒー飲料メーカー向け工業用、外食・宿泊向け業務用、スーパーマーケット等向け家庭用の三チャネルを保有。2025年12月期はイオントップバリュ向け売上高が1,678百万円から2,834百万円へ前期比69.0%増と大幅拡大し、売上高全体の17.7%を占めるに至った。

神奈川総合工場内のR&Dセンターにて、コーヒー風味の数値化研究、各加工プロセスの基礎研究、独自焙煎技術の研究開発を実施。2025年12月期の研究開発費は164百万円。営業・製造・開発の三部門連携により、市場ニーズへの迅速な製品化体制を構築している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の売上高4,378百万円(前年同期比26.6%増)、営業利益258百万円(同32.4%増)、親会社株主帰属四半期純利益213百万円(同58.5%増)と全指標で大幅増を達成。通期予想(売上高15,500百万円、営業利益650百万円、当期純利益520百万円)に対する第1四半期の進捗率は売上高28.2%、営業利益39.7%、純利益41.0%と高水準であり、通期計画の達成確度は高い。

外部要因として、主要生産国の豊作見込みによりコーヒー相場は下落基調で推移しているものの、円安傾向の長期化と中東情勢の緊迫化により、コーヒー生豆調達価格は依然として高値水準が続いている。2026年12月期第1四半期の売上原価率は81.5%と前年同期(79.1%)から2.4ポイント悪化しており、価格改定によるコスト転嫁が進む一方で原価率の改善には限界がある。

イオントップバリュ向け売上が前期比69.0%増と急拡大しており、特定顧客への依存度が一段と高まっている。大口顧客との取引は安定的な売上基盤を提供する一方、価格交渉力の低下や取引条件の変更リスクを内包する。

通期業績予想に変更はなく(2026年2月13日公表値を維持)、現時点での業績下振れリスクは限定的だが、顧客集中リスクは中長期的な課題として注視が必要である。

成長戦略

「中期経営計画2027」のもと「価値経営」を推進し、収益基盤強化と高付加価値化を両立

コーヒー生豆調達価格の高止まりと円安に対応するため、製品価格の改定を実施。2026年12月期第1四半期において売上高が前年同期比26.6%増と大幅増収を達成しており、価格転嫁が売上拡大に寄与していることが確認される。

工業用・業務用・家庭用の全カテゴリーにおいて、独自焙煎技術とコーヒー風味数値化技術を活用した提案型営業を展開。イオントップバリュ向け売上高が前期比69.0%増と大幅拡大しており、大口顧客への採用拡大が進んでいる。

神奈川総合工場への生産集約を維持しつつ、継続的な設備投資(2026年12月期第1四半期減価償却費116百万円)により生産性向上を図る。固定資産の効率的活用により、原価率上昇圧力に対抗する製造コスト管理を推進している。

2026年12月期第1四半期末の自己資本比率は48.9%(前期末比3.1ポイント増)に改善。純資産7,178百万円、負債合計7,488百万円と財務健全性が向上しており、長期借入金も787百万円から700百万円に圧縮されている。

最終更新: 2026年7月17日