事業内容
株式会社ユニカフェは1972年設立のコーヒー焙煎加工専業企業。UCCジャパン株式会社を親会社とし、子会社の株式会社アートコーヒーとともにコーヒー関連事業の単一セグメントで事業を展開する。
神奈川総合工場(神奈川県愛川町)を主要生産拠点とし、コーヒー飲料メーカー向け工業用コーヒー、外食・宿泊向け業務用コーヒー、スーパーマーケット等を通じた家庭用コーヒーの製造・販売を行う。エキス加工販売やコーヒー関連食品の仕入販売も手掛け、幅広い顧客層に対応する。
東京証券取引所スタンダード市場上場。
ビジネスモデル
コーヒー生豆を全量輸入で調達し、神奈川総合工場で焙煎・粉砕・加工を行い、工業用(飲料メーカー向け)・業務用(外食・宿泊向け)・家庭用(小売向け)の三チャネルで販売する。提案型営業により高付加価値製品の採用を促進し、価格改定によるコスト転嫁と生産性向上の両輪で収益を確保する。
イオントップバリュ向けが売上高の17.7%を占める主要顧客となっている。
企業の強み
2001年に厚木・飯山・酒井・伊勢原の4工場を神奈川総合工場に集約。FSSC22000、ISO9001、ISO14001等の複数認証を取得し、品質・環境・安全衛生の管理体制を整備。2025年12月期の設備投資総額は366百万円で、機械及び装置の取得を継続的に実施している。
コーヒー飲料メーカー向け工業用、外食・宿泊向け業務用、スーパーマーケット等向け家庭用の三チャネルを保有。2025年12月期はイオントップバリュ向け売上高が1,678百万円から2,834百万円へ前期比69.0%増と大幅拡大し、売上高全体の17.7%を占めるに至った。
神奈川総合工場内のR&Dセンターにて、コーヒー風味の数値化研究、各加工プロセスの基礎研究、独自焙煎技術の研究開発を実施。2025年12月期の研究開発費は164百万円。営業・製造・開発の三部門連携により、市場ニーズへの迅速な製品化体制を構築している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022期10,714百万円の底から2025期16,056百万円まで回復し、2026年12月期通期予想は15,500百万円(前期比3.5%増)と増収基調を維持。営業利益は2022期の赤字(△67百万円)から2025期710百万円まで改善し、2026年通期予想は650百万円(同8.5%増)。
2026年12月期第1四半期は売上高4,378百万円(前年同期比26.6%増)、営業利益258百万円(同32.4%増)と加速度的な成長を示した。外部要因として円安・コーヒー生豆高値が原価率を押し上げているが、価格改定効果と販売数量増加が上回り増益を実現している。
自己資本比率は48.9%(前期末45.8%)に改善し、財務健全性も向上している。
成長戦略
「中期経営計画2027」のもと「価値経営」を推進し、収益基盤強化と高付加価値化を両立
コーヒー生豆調達価格の高止まりと円安に対応するため、製品価格の改定を実施。2026年12月期第1四半期において売上高が前年同期比26.6%増と大幅増収を達成しており、価格転嫁が売上拡大に寄与していることが確認される。
工業用・業務用・家庭用の全カテゴリーにおいて、独自焙煎技術とコーヒー風味数値化技術を活用した提案型営業を展開。イオントップバリュ向け売上高が前期比69.0%増と大幅拡大しており、大口顧客への採用拡大が進んでいる。
神奈川総合工場への生産集約を維持しつつ、継続的な設備投資(2026年12月期第1四半期減価償却費116百万円)により生産性向上を図る。固定資産の効率的活用により、原価率上昇圧力に対抗する製造コスト管理を推進している。
2026年12月期第1四半期末の自己資本比率は48.9%(前期末比3.1ポイント増)に改善。純資産7,178百万円、負債合計7,488百万円と財務健全性が向上しており、長期借入金も787百万円から700百万円に圧縮されている。
最終更新: 2026年7月17日

