事業内容
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスは、ザ コカ・コーラ カンパニーおよび日本コカ・コーラ株式会社とのボトラー契約に基づき、南東北・関東・甲信越・中部・近畿・中国・四国・九州の1都2府35県を販売地域として、コカ・コーラ、い・ろ・は・す、綾鷹、ジョージア、アクエリアス等の飲料を製造・販売する日本最大規模のコカ・コーラボトラーである。事業はベンディング(自動販売機)、OTC(手売り)、フードサービスの3セグメントで構成され、2025年12月期の売上収益は893,805百万円、販売数量は501百万ケースに達する。
子会社11社・関連会社1社・共同支配企業1社を含むグループ体制で事業を展開している。
ビジネスモデル
コカ・コーラブランドの原液を仕入れ、自社工場で製品を製造したうえで、自動販売機(ベンディング)・スーパーやコンビニ等の手売りチャネル(OTC)・飲食店向け(フードサービス)の3チャネルを通じて販売する。価格改定によるケース当たり納価の改善と、変革を通じたコスト削減・製造効率向上の両輪で収益性を高める構造。
2025年12月期の事業利益は24,525百万円(前期比103.6%増)と大幅改善を達成した。
企業の強み
1都2府35県という広大な販売地域をカバーし、ベンディング事業売上収益399,880百万円・OTC事業売上収益417,949百万円と両チャネルで国内最大規模の販売網を保有。2025年12月期の販売数量501百万ケースは市場成長率を上回る水準を維持した。
2025年5月・10月の2回にわたる価格改定を実施し、ベンディングチャネルのケース当たり納価を前期比90円改善。全チャネルでケース当たり納価が改善し、事業利益は前期比103.6%増の24,525百万円と当初計画を23%上回る水準を達成した。
フードサービス事業は売上収益45,323百万円(前期比8.3%増)、セグメント利益率19.4%と3セグメント中最高の収益性を誇る。カスタマーごとの取り扱い製品拡大と新規取引獲得により9%の数量成長を実現し、セグメント利益は前期比27.5%増の8,775百万円となった。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上収益は2021期785,837百万円から2025期893,805百万円へ緩やかに拡大してきたが、営業利益は2025期に大規模減損(のれん・固定資産)により△72,385百万円・当期利益△50,763百万円と大幅赤字に転落した。2026年12月期第1四半期は売上収益196,521百万円(前年同期比3.6%増)、事業損失2,678百万円(前年同期6,498百万円の損失から改善)、営業損失240百万円(前年同期10,069百万円の損失から大幅改善)と収益性の回復が鮮明となっている。
価格改定・数量成長・コスト削減・耐用年数見直しによる減価償却費減少が複合的に寄与。通期予想は売上収益902,700百万円(前期比1.0%増)、事業利益35,000百万円(同42.7%増)、当期利益22,600百万円と黒字転換を見込む。
成長戦略
Vision 2030で2030年事業利益80,000百万円以上・ROIC10%以上を目指す構造改革
全チャネルで価格改定を実施し、ケース当たり納価を前年同期比で改善。2026年12月期第1四半期は販売数量4.0%増と価格改善を両立し、売上収益を前年同期比3.6%増の196,521百万円に拡大した。
販促費の費用対効果重視・業務プロセス標準化・自動化により販売費及び一般管理費の増加を0.8%増(90,125百万円)に抑制。売上総利益は前年同期比5.2%増の87,400百万円に拡大し、収益性改善に貢献している。
Vision 2030初年度として、製造用機械装置の耐用年数を従来の7年~20年から15年~20年へ変更。2026年12月期第1四半期の営業損失・税引前損失をそれぞれ465百万円減少させる効果を発現し、将来にわたって継続する構造的コスト改善となる。
資産効率向上を目的に有形固定資産の売却を推進し、2026年12月期第1四半期に売却収入9,200百万円・売却益4,808百万円を計上。同時に自己株式取得6,987百万円を実施し、資本効率と株主還元を両立させている。
レストラン・フードサービスチャネルにおいて新規取引獲得・取り扱い製品拡大を推進。2026年12月期第1四半期の売上収益は10,756百万円(前年同期比14.7%増)、セグメント利益率8.8%と高収益・高成長を維持している。
最終更新: 2026年7月17日

