サプライチェーンリスク
小麦粉等の主原料・包材・エネルギーの調達において、国際情勢の変化、為替変動、気候変動、地政学リスク、物流業界の人手不足等により調達遅延・不足や価格高騰が発生する可能性がある。対策として集中購買体制の継続と複線化、戦略的在庫設定、国産原料比率の引き上げ、生産工程の冗長化(代替工場・代替ライン)、物流拠点分散化および配送平準化を推進している。
人手不足リスク
少子高齢化に伴う労働人口の減少と雇用環境の流動化により、計画を下回る採用状況や予期せぬ人材流出が生じた場合、生産・販売体制に支障を来たし業績に影響を及ぼす可能性がある。賃金改定・職場環境改善・多様な人材採用によるエンゲージメント向上に加え、省人化投資と業務効率化により生産性向上と人員不足への対応を図っている。
食の安全性リスク
食中毒、異物混入、アレルギー誤表示等の品質事故が発生した場合、大規模な商品回収や製造物責任賠償による多額の費用負担および信用低下による売上減少を通じて業績・財政状態に重大な影響を及ぼす可能性がある。ISO9001およびFSSC22000の運用に基づく教育・未然防止策の実施と、有事における迅速対応体制の整備により事故の大規模化・二次クレーム発生防止に取り組んでいる。
需要・消費者嗜好変化リスク
国内の人口減少・少子高齢化・物価高騰、グルテンフリー等の食に関するニーズ・嗜好の変化により、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性がある。開発キーワード「7K」(健康・簡便・高品質・買い置き・経済性・国産・環境)を掲げ、家庭用・業務用・海外の各チャネルで社会環境・消費者ニーズの変化に対応した商品開発と販路拡大を推進している。
情報セキュリティ・サイバーリスク
不正アクセスやランサムウェア等により個人情報・機密情報の漏洩または受発注業務の停止が発生した場合、信用失墜に伴う売上減少や損害賠償等の費用増加を通じて業績に影響を及ぼす可能性がある。ISO27001の運用に基づく不正アクセス防止・監視強化・対応力向上に加え、システムバックアップ体制の整備とインシデント対応マニュアルの策定・有事対応訓練を実施している。
環境負荷・規制強化リスク
カーボンプライシング等の環境規制がさらに強化された場合、費用負担の増加を通じて経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性がある。ISO14001の運用に基づき、需要予測向上・商品賞味期間延長による廃棄削減、省エネルギー設備の導入、モーダルシフト等の輸送効率化によりCO2排出量の削減を推進している。
自然災害・感染症リスク
地震・火災・台風・労災・感染症等の発生により複数の生産拠点の操業が停止した場合、業績に影響を及ぼす可能性があり、特に感染症流行時には外食市場の縮小により業務用事業部門の収益に影響を与えるおそれがある。BCPに基づく代替工場の設定、設備点検の継続、従業員の健康・衛生管理の徹底、および市場環境変化に対応した販売施策の推進により影響の低減を図っている。
固定資産の減損リスク
土地・建物・機械装置等の所有資産について、外部環境の急激な変化や時価の下落等により投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失を計上し財政状態および経営成績に影響を与える可能性がある。資産取得時に事業計画に基づく収益性・投資回収可能性を慎重に検討するとともに、取得後も各拠点の稼働状況・収益性を継続的に確認し、需要動向に応じた生産体制の最適化と資産効率の向上に努めている。
法的規制リスク
食品衛生法・食品表示法・景品表示法・製造物責任法等の各種法規制の逸脱や、第三者の知的財産権侵害による訴訟が発生した場合、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性がある。全社的な法規制遵守のための情報収集・定期確認を実施するとともに、商標管理については執行役員会への定期報告と専門家の指導のもとで侵害リスクの適切な確認を行っている。
競合・市場競争リスク
業界・消費者ニーズの変化への対応不足や、競合他社による価格引き下げ・大型新商品投入・広告販促強化により競争優位性が損なわれた場合、市場シェアの減少や収益性の低下を通じて業績および財政状態に影響を及ぼす可能性がある。顧客との関係強化・提案力向上による営業力強化、付加価値商品の開発推進、開発力・技術力の向上および生産性向上によるコスト競争力強化により対応している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

