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株式会社アドウェイズ

2489東証スタンダードサービス業

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株式会社アドウェイズ2489

事業内容

株式会社アドウェイズは、連結子会社34社・持分法適用関連会社13社を含む計50社で構成されるインターネット広告グループ。主力事業は、自社開発の全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」やアフィリエイト広告サービス「Smart-C」「JANet」等を運営するアドプラットフォーム事業と、アプリ・ウェブの包括的マーケティング支援を行うエージェンシー事業の2本柱。

国内に加え、中国・香港・台湾・韓国・米国・シンガポール・タイ等アジアを中心とした海外展開も行う。広告事業以外にも士業向けポータルサイト・インフルエンサーマーケティング・サウナ事業等の新規事業を展開し、収益源の多様化を図っている。

主要顧客はスマートフォンアプリ開発会社・ウェブサービス事業者・マンガ・ゲーム領域の広告主等。

ビジネスモデル

アドプラットフォーム事業では、自社開発の「UNICORN」「AppDriver」「Smart-C」「JANet」等を通じて広告主とメディアをシステムで接続し、広告配信・運用の対価として収益を得る。セグメント利益率24.0%と高収益構造を持つ。

エージェンシー事業では、自社プラットフォームに限らず広告商品・付随サービスの代理販売を行い、マンガ・ゲーム領域等の専門ノウハウを活かして収益を獲得する(利益率11.9%)。博報堂DYグループとの資本業務提携を通じた協業案件も収益基盤を補完する。

企業の強み

全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」は主要広告代理店との取引深耕によりブランド広告需要が大幅拡大。2025年12月期のアドプラットフォーム事業売上高は4,674百万円(前期比13.1%増)、セグメント利益は1,121百万円(前期比43.3%増)、利益率24.0%を達成した。

2019年に株式会社博報堂DYメディアパートナーズと資本業務提携、2021年に博報堂DYホールディングスとも資本提携を締結。大手広告グループとの協力体制によりエージェンシー事業での協業案件拡大や大手広告主へのアクセスが可能となっている。

2025年12月期末の現金及び現金同等物は9,924百万円。総資産22,295百万円に対し流動資産が18,113百万円を占め、財務的な安定性は高い。無借金に近い財務構造(固定負債265百万円)により、投資余力と事業継続性を確保している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の営業利益537百万円は、通期予想600百万円の89.5%に相当する。外部要因として、金融関連企業(クレジットカード等)の広告需要拡大という市場環境が追い風となっているが、この需要が通期を通じて持続するかどうかが焦点。

エージェンシー事業の大型案件は単発性が高く、第2四半期以降の反動減リスクも考慮が必要であり、通期予想の据え置きが保守的か否かを見極める必要がある。

2026年5月1日付で中国子会社2社(エージェンシー事業セグメント)を譲渡。同影響は通期業績予想(売上高11,400百万円、前期比6.7%減)に織り込み済みとされているが、海外売上高の縮小が通期売上高の減少要因となる見通し。

一方、不採算・低収益事業の切り離しにより利益率改善が期待される。譲渡対価の詳細や連結除外後の損益影響の開示が待たれる。

2026年12月期第1四半期の経常利益601百万円のうち、持分法による投資利益が85百万円を占め、営業外収益が経常利益を押し上げる構造は継続している。一方、投資有価証券評価損50百万円・和解金6百万円等の特別損失55百万円が発生し、税金等調整前純利益は545百万円にとどまった。

投資ポートフォリオの評価損リスクや訴訟・和解リスクは引き続き利益の下振れ要因として注視が必要。

成長戦略

国内広告プラットフォーム強化・AI活用・中国撤退後の経営資源集中で収益性向上

クレジットカード等の金融関連企業の広告需要拡大を背景に、PC向けアフィリエイト広告「JANet」の売上拡大を継続。2026年12月期第1四半期においても需要増加が確認されており、アドプラットフォーム事業の収益基盤として機能している。

全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」は2026年12月期第1四半期において概ね計画通りの推移。前年同期に想定以上のブランド広告需要があった反動で売上高は前年同期比減となったが、業績は堅調。引き続き大手広告主との取引深耕を図る。

2026年5月1日付で愛徳威広告(上海)有限公司およびADWAYS ASIA HOLDINGS LIMITEDを売れるネット広告社グループへ譲渡完了。エージェンシー事業の海外部分を整理し、収益性の高い国内・台湾事業へ経営資源を集中させることで利益率向上を図る。

マンガアプリ・ゲームアプリ領域の大型案件獲得と新規ゲームアプリリリースに伴う広告配信増加により、2026年12月期第1四半期のエージェンシー事業セグメント利益は前年同期比130.6%増と急拡大。引き続き新規クライアント開拓と既存クライアントの深耕を推進。

「その他」セグメントの外部売上高は2026年12月期第1四半期に377百万円(前年同期比16.7%増)と堅調。士業向けポータルサイト運営会社では事業拡大のため増員を実施しており、短期的には販管費増加によりセグメント利益は前年同期比13.1%減となったが、中長期的な収益源多様化を目指す。

最終更新: 2026年7月17日