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株式会社ワールドホールディングス

2429東証プライムサービス業

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事業内容

株式会社ワールドホールディングスは、1993年に北九州市で製造業向け業務請負を起源として設立された純粋持株会社。現在はプロダクツHR事業(ものづくり領域の人材ビジネス)、サービスHR事業(ロジスティクス・ツーリズム・接客販売領域)、不動産事業(マンションデベロップメント・リノベーション・賃貸管理等)、情報通信事業(北部九州を地盤とするモバイルショップ運営・法人ソリューション)、農業公園事業(直営・指定管理による公園施設運営)の5セグメントを展開。

主要顧客は世界的大手製造メーカー、大手Eコマース事業者(アマゾンジャパン合同会社が売上高の12.0%を占める)、百貨店・量販店・ホテル等の幅広い業種に及ぶ。東京証券取引所プライム市場上場。

ビジネスモデル

売上高284,350百万円の約75%を人材教育事業(プロダクツHR事業121,232百万円+サービスHR事業90,552百万円)が占め、製造・物流・サービス領域への人材供給から安定的なフロー収益を得る。不動産事業(57,128百万円)はマンション開発・販売によるフロー収益に加え、開発物件の戦略的賃貸継続・賃貸管理によるストック収益の積み増しを図る。

情報通信・農業公園事業は規模は小さいながら地域密着型の安定収益源として機能する。

企業の強み

半導体・電気電子・自動車・医薬・バイオ等の多分野をカバーし、研究開発から製造・リペアまで川上から川下を一貫支援。2025年4月に全国11か所目の研修施設「熊本テクニカルセンター」を開設し、AI・データセンター向け半導体人材育成を加速。

プロダクツHR事業の売上高は121,232百万円、セグメント利益は前期比33.4%増の4,414百万円を達成。

アマゾンジャパン合同会社向け売上高が34,063百万円(全体の12.0%)に達し、大手Eコマース事業者の物流倉庫一括請負で高いシェアを持つ。ヤマトホールディングスとの戦略的業務提携(2023年7月)を通じてヤマト・スタッフ・サプライ株式会社をグループイン。

2025年9月には福岡県久山町に自社運営倉庫を新規開設し、物流倉庫一括請負の横展開を加速。

人材教育・不動産・情報通信・農業公園の4事業領域を展開し、特定セグメントへの依存を回避。2025年12月期は全5セグメントで増収を達成し、連結売上高284,350百万円(前期比17.4%増)、営業利益10,820百万円(前期比25.9%増)、当期純利益6,620百万円(前期比32.9%増)と全利益指標で計画を上回る着地となった。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の営業利益は1,884百万円と前年同期比24.6%減となったが、これは期初計画通り不動産物件の引渡しが下期に集中するためであり、計画比では62.4%増と大幅に上回った。不動産事業の売上高は7,679百万円(前年同期比38.7%減)と大きく落ち込んだが、セグメント利益は540百万円(計画比2.7%増)と利益面では概ね計画通り。

通期業績予想(売上高300,326百万円、営業利益12,500百万円)に変更はなく、下期の不動産引渡し集中による業績回復が焦点となる。

2026年12月期第1四半期末の短期借入金は56,690百万円と前期末比9,044百万円増加し、負債合計は135,956百万円(前期末比3,607百万円増)に膨らんだ。自己資本比率は25.6%(前期末26.6%)に低下し、純資産合計も52,192百万円(前期末比1,150百万円減)となった。

外部要因として金利上昇局面が続く中、支払利息は前年同期の171百万円から263百万円へ増加。不動産在庫(販売用不動産22,420百万円+仕掛販売用不動産48,473百万円)の積み上がりと金利負担の増大は財務面での継続的な注視点である。

プロダクツHR事業(売上高32,497百万円、前年同期比15.5%増)とサービスHR事業(売上高22,585百万円、前年同期比17.6%増)はともに増収増益と好調。一方、情報通信事業は販売商品の在庫不足により売上高2,465百万円(前年同期比2.5%減)と減収減益が続いており、モバイルショップ・法人向けソリューション双方で苦戦。

農業公園事業は売上高1,192百万円(前年同期比8.0%増)と増収も、セグメント損失79百万円と赤字継続。外部要因として米国関税政策や地政学リスクが製造業の投資判断に影響する可能性があり、プロダクツHR事業の需要動向を引き続き注視する必要がある。

成長戦略

コ・ソーシング深化と不動産ストック収益拡大、M&Aで2026年度売上高300,326百万円・営業利益12,500百万円を目指す

顧客の業務に深く踏み込む「コ・ソーシング」を深化させ、2026年1月にブリヂストンプラントエンジニアリング㈱から新商品開発・試験業務支援の請負事業を事業譲受。大手製造メーカーとの協業深化により、単純派遣から高付加価値請負へのシフトを加速し利益率改善を図る。

2026年2月に佐世保実業高等学校と産学連携協定を締結し、九州地域の半導体人材育成体制を支援。AI・データセンター向け半導体分野の旺盛な人材需要を取り込むための人材供給基盤を自社で構築し、下期以降の事業成長を支える人材基盤の強化を図る。

「レジデンシャル高円寺」「レジデンシャル品川荏原町」「レジデンシャル中野鷺宮」等の主要マンション物件が堅調な成約状況で推移。緻密なマーケティングに基づく販売価格設定によりデベロッパー関連・リノベーション関連の利益率が向上しており、下期引渡し集中により通期計画の達成を目指す。

芦ヶ池農業公園(愛知県田原市)、徳山動物園(山口県周南市)、日岡山公園(兵庫県加古川市)の指定管理者に新たに選定されるとともに、千葉市動物公園総合案内・入園ゲート受付業務を受託。地方自治体管理公園施設の民間委託化加速を背景に、指定管理案件の積み上げによる収益基盤の多様化を推進。

最終更新: 2026年7月17日