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株式会社キャリアデザインセンター

2410東証プライムサービス業

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株式会社キャリアデザインセンター2410

事業内容

株式会社キャリアデザインセンターは1993年創業、「いい仕事。いい人生。」を企業理念に掲げ、キャリア志向の高い「エンジニア」「営業」「女性」を主要ターゲットとする人材サービス専業企業。『type』『女の転職type』等のWebメディアを核に、中途向けメディア情報事業・人材紹介事業、新卒向けメディア・紹介事業、ITエンジニア特化のIT派遣事業(有期・無期雇用)の5事業を展開。

求職者と求人企業の双方に多様なサービスを提供し、各事業間のメディアミックスによるシナジー効果を追求している。東京証券取引所プライム市場上場。

ビジネスモデル

収益は①メディア情報事業(Web求人広告・適職フェア等の掲載・出展料)、②人材紹介事業(成功報酬型)、③新卒メディア・紹介事業、④IT派遣事業(派遣料金)の4形態で構成。2025年9月期はIT派遣事業が売上高8,609百万円(全体の約46%)と最大事業に成長。

typeブランドの認知を活かし、求職者の登録獲得から複数サービスへの誘導を図るクロスセル構造が特徴。

企業の強み

2025年9月期のIT派遣事業売上高は8,609百万円(前年同期比15.8%増)、事業別経常利益は前年同期比64.1%増と急拡大。有期・無期雇用双方で稼働人数が順調に増加し、無期雇用では退職率抑制にも成功。全社売上高の約46%を占める主力事業に成長している。

2025年9月期は売上高18,646百万円・営業利益1,583百万円・当期純利益1,101百万円と全社過去最高を更新。営業キャッシュ・フローは2,031百万円(前年同期比1,172百万円の収入増)と大幅改善。期末現金及び現金同等物は3,835百万円に達し、無借金経営を維持している。

1993年創業以来30年超にわたり「type」ブランドを育成。中途・新卒・派遣にわたる5事業を単一ブランドで展開し、求職者・求人企業双方への相互送客が可能な構造を持つ。2004年の大阪証券取引所上場を経て2022年にプライム市場へ移行し、ブランド信頼性を高めている。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期は売上高9,320百万円(前年同期比3.0%増)、営業利益708百万円(同12.3%増)と利益面では業績予想を上回って推移。一方、売上高はメディア情報事業・人材紹介一般領域・新卒紹介事業が計画を下回り、全社でも予想をやや下回った。

通期予想(売上高20,000百万円、営業利益1,890百万円)の達成には後半6ヶ月で売上高10,679百万円・営業利益1,182百万円が必要であり、下期偏重の構造に注意が必要。

新卒紹介事業の中間期売上高は前年同期比43.0%減の63百万円、事業別経常利益は△52百万円(前年実績△2百万円)と赤字が大幅に拡大。学生の内定承諾時期の後ろ倒しという外部要因もあるが、登録数・面談数が増加しているにもかかわらず成約件数が伸び悩んでいる点は、マッチング効率や事業モデルの課題を示唆する。

下期での回復が見込まれるものの、構造的な収益性の低さには引き続き注視が必要。

中間期の利益超過進捗を受け、2026年9月期期末配当予想を100円から130円に増配修正(前期比30円増)。株主還元姿勢は評価できる。

一方、営業活動によるキャッシュ・フローは382百万円と前年同期(759百万円)から377百万円の大幅減少。未払消費税等の減少(△138百万円)や法人税等支払額の増加(△301百万円)が主因であり、一時的要因が大きいものの、フリーキャッシュフロー(営業CF382百万円-投資CF164百万円=218百万円)の水準は注視が必要。

成長戦略

中期経営計画最終年度(2026年9月期)の売上高200億円達成に向け各事業を強化

有期雇用派遣ではITエンジニア登録者獲得強化と新規顧客開拓、無期雇用派遣では中途採用強化と退職率抑制を推進。中間期売上高は前年同期比10.5%増と計画通り進捗しており、引き続き稼働人数増加を目指す。

販売価格の上昇、女性エンジニアの取り込み、関西エリアの拡販を継続推進。直販の取引件数は堅調も一部代理店で伸び鈍化。中間期売上高は前年同期比0.8%減と計画を下回って進捗しており、後半での挽回が課題。

専門職・管理職をターゲットとするミドル領域で新規案件開拓と高度スキル保有登録者の獲得に注力。中間期は成約件数が堅調に推移し、事業別経常利益は前年同期比38.2%増と計画を上回って進捗。

2027年度卒業予定学生の登録数・面談数は増加しているが、内定承諾時期の後ろ倒しにより成約件数の伸びが鈍化。中間期売上高は前年同期比43.0%減、事業別経常利益は△52百万円と大幅な赤字。下期での回復が急務。

最終更新: 2026年7月17日