株式会社ドーン2303
情報サービス事業(全社)
公共向けGov-techクラウドSaaSを中核とする単一セグメント企業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(通期) | 1,734百万円 | 1,646百万円 | ↑ |
| 営業利益(通期) | 655百万円 | 574百万円 | ↑ |
| 経常利益(通期) | 672百万円 | 584百万円 | ↑ |
| 当期純利益(通期) | 471百万円 | 418百万円 | ↑ |
| 売上高営業利益率 | 37.8% | 34.9% | ↑ |
| 自己資本比率 | 89.4% | 89.5% | — |
| クラウド利用料(通期) | 907百万円 | 825百万円 | ↑ |
| クラウド初期構築(通期) | 372百万円 | 311百万円 | ↑ |
| SI(初期・保守)(通期) | 305百万円 | 411百万円 | ↓ |
| 受注高(受託開発) | 670百万円 | 前期比131.9% | ↑ |
| 受注残高(受託開発) | 171百万円 | 前期比153.5% | ↑ |
| 1株当たり当期純利益 | 78.02円 | 68.33円 | ↑ |
| 営業CF | 653百万円 | 302百万円 | ↑ |
| 現金及び現金同等物期末残高 | 1,006百万円 | 733百万円 | ↑ |
事業詳細
警察・消防・自治体防災・社会インフラ保全を主要顧客とし、地理情報技術を基盤とした各種クラウドサービス(SaaS)を提供。NET119緊急通報システム・Live119映像通報システム等のストック型収益が売上の過半を占め、SI受託開発・ライセンス販売を補完的に展開。全事業が情報サービス事業の単一セグメントとして運営される。主要顧客は官公庁・地方自治体・電力事業者等で、国内市場のみに展開。
直近の概況
通期売上高・全利益項目が過去最高水準を更新、クラウド利用料が初めて900百万円超に到達
2026年5月期通期は売上高1,734百万円(前期比5.3%増)、営業利益655百万円(同14.1%増)、当期純利益471百万円(同12.6%増)を達成。クラウド利用料は907百万円(同10.0%増)と安定成長を継続。クラウド初期構築はDigi Police追加機能・民間向けアプリ案件が寄与し372百万円(同19.7%増)。一方、SI(初期・保守)は前期大型案件の反動で305百万円(同25.9%減)。受託開発の受注高は前期比131.9%増と大幅増加し、次期への積み上がりが確認される。2026年6月1日付で1株→2株の株式分割を実施。2027年5月期は売上高1,800百万円(前期比3.8%増)、営業利益670百万円(同2.3%増)を予想。
主要プロダクト
成長ドライバー
- ストック型収益(クラウド利用料)の継続的積み上がり:通期で前期比10.0%増の907百万円、四半期ごとに着実に増加
- Gov-tech市場の深耕:NET119・Live119等の全国普及継続、新規顧客獲得による契約数の積み上がり
- クラウド初期構築の拡大:通期で前期比19.7%増の372百万円、Digi Police追加機能・民間向けアプリ案件が牽引
- 新サービス展開:消防アプリ「RED」(2026年1月提供開始)・防犯アプリ「Digi Police」への国際電話ブロック機能追加(2025年12月)
- 受託開発受注高の大幅増加:前期比131.9%増の670百万円、受注残高も前期比153.5%増の171百万円と次期業績への先行指標が好調
- 株式会社tiwakiとの資本業務提携によるエッジAI技術活用・防犯事業シナジー創出(実証実験段階)
- 第2次中期経営計画における「AIを活用したクラウドサービスの展開」とM&A・事業提携戦略
- デジタル庁の後押しによる行政クラウドソリューション需要の拡大
リスク
- 官公庁向け事業の特性上、業績への反映に時間を要し、受注・売上計上が特定四半期に偏重する季節変動リスク
- 大型SI初期開発案件の反動減リスク:当期もSI(初期・保守)が前期比25.9%減と大幅減少、フロー型収益の不安定性
- IT人材の獲得競争激化による採用難・人件費上昇リスク:増員数が足踏み傾向、次期は採用活動費・人件費増加を費用増要因として織り込み
- 官公庁向け一般競争入札による価格競争・受注不確実性
- tiwakiとの資本業務提携シナジーの業績反映に時間を要するリスク:官公庁特性上、実証実験から収益化まで長期化の可能性
- 中東情勢の緊迫化・米国政策動向・資源エネルギー価格高騰等グローバル経済の不安定要因による景気下振れリスク
- 主要顧客集中リスクの緩和:前期に売上高の14.0%を占めた株式会社STNetが当期は10%未満に低下し、顧客分散が進む一方で特定顧客依存度の変動リスク
最終更新: 2025年8月25日

