食の安全性リスク
原材料や製造工程のトラブルによる製品の安全性低下・食品事故の発生リスクがあり、製品回収や販売停止に至る可能性がある。対応策として毎月11日を「食品安全の日」と定めた定期点検、全工場でのAIB国際検査統合基準に基づく管理、FSSC22000またはJFS-Bに基づく食品安全衛生管理システムを導入している。食品メーカーとして最も根幹に関わるリスクであり、ブランド毀損や業績への直接的影響が大きい。
原材料・エネルギー価格高騰
異常気象・自然災害・世界的な需給変化・為替変動・原産国の政情不安・原油価格上昇・パンデミック等の複合要因により、原材料・エネルギー価格の上昇や調達不全によるコスト増加リスクが存在する。調達先・産地の分散化や代替原材料の検討、生産ラインの効率化推進により対応しているが、外部環境に依存する部分が大きく、収益圧迫要因となり得る。
サイバー攻撃・情報漏洩リスク
不正アクセスやコンピュータウイルス感染によるシステム障害・情報改ざんに加え、ランサムウェア等の高度なサイバー攻撃により個人情報や機密情報が大量漏洩する可能性がある。攻撃に伴うシステム障害により業務停止やサービス提供遅延が発生するリスクもあり、情報セキュリティ関連規程の整備・啓発、監視・検知体制の強化、バックアップの隔離保管・復旧訓練、外部専門家および親会社情報システム部門との連携により対応している。
不二家ブランド毀損リスク
SNS等を通じた当社グループ製品・サービスへの予期せぬ風評被害の発生・拡散により、ブランド価値が急速に低下するリスクがある。過去に食品安全問題で大きなブランド毀損を経験した同社にとって、レピュテーションリスクは特に重要度が高い。インターネット上の関係情報の監視体制を整備し、虚偽・事実と異なる情報に対して法令に則り迅速かつ適正に対応する方針を掲げている。
法的規制・人権対応リスク
法的規制の変更・強化により事業活動が制限されるリスクに加え、人権問題への対応遅れによる法務リスクおよびレピュテーションリスクの拡大が懸念される。適時的確な情報収集と役員・従業員へのコンプライアンス教育を通じた法令等の啓発・意識向上により対応しており、人権尊重に関する詳細はサステナビリティ関連事項に記載されている。
異常気象・自然災害・パンデミック
過度な気温上昇による購買動向の変化や、大規模地震・水害等の自然災害・パンデミックによるサプライチェーンの停滞リスクがある。有事の際は危機管理マニュアルに従い対策本部を設置して全社的に対応する体制を整備しており、防災訓練の実施・ハザードマップの整備・安否確認システムおよび衛星電話の活用により事業継続性を確保する方針である。
人材確保・労働力不足リスク
雇用情勢の変化による人材確保難と、少子高齢化に伴う労働人口の減少による労働力不足が事業運営に影響を及ぼすリスクがある。雇用延長を対応策として掲げており、詳細な人的資本施策はサステナビリティ関連事項に記載されている。製造・店舗運営を主力とする同社にとって、現場労働力の確保は事業継続の根幹に関わる課題である。
海外事業展開リスク
海外進出先における政治・社会情勢の変化、テロ活動・暴動行為、自然災害、パンデミック、為替変動等の不測の事態が発生するリスクがある。当社からの基幹人材派遣と海外事業部による現地情勢把握、災害・テロ発生時の安否確認システム導入および現地子会社との情報収集体制整備により対応しているが、地政学的リスクの高まりを背景に影響が拡大する可能性がある。
フランチャイズ店減少リスク
フランチャイズ契約者の高齢化・後継者難および商圏変化による経営難を背景に、不二家フランチャイズ店舗数が減少するリスクがある。他の不二家店舗経営者による引継ぎや直営店化、後継者候補の調査、営業対策・店舗移転の提案により対応しているが、店舗網の縮小は売上高および地域ブランド浸透度に直接影響する。
知的財産権リスク
当社が保有・使用する知的財産権が無効とされるまたは権利範囲が制限されるリスク、ブランド・商標等の模倣品や類似商品による不正使用でブランド価値が低下するリスク、および海外事業における知的財産権保護が十分に受けられないリスクが存在する。知的財産権の出願・登録・更新の適切な管理、新商品開発時の事前調査・専門家確認、模倣品監視体制の整備および社内教育の実施により対応している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月21日

