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株式会社シイエム・シイ

2185東証スタンダードサービス業

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株式会社シイエム・シイ2185

事業内容

株式会社シイエム・シイは、1962年創業の情報サービス企業。顧客企業の製品・業務情報を深く理解し、「必要な時に、必要とする情報を、最適な方法で」届けることを使命とする。

事業はManuals(情報体系化)、Knowledge(UX最大化)、その他(ソフトウェアライセンス)の3分類で構成。国内外に連結子会社9社を擁し、自動車・製造業を中心とした顧客企業のDX推進を支援する。

東京・名古屋証券取引所スタンダード市場・メイン市場に上場。

ビジネスモデル

顧客企業の製品・技術情報を「人にやさしく、機械にやさしい」構造化データに整備するManuals事業と、生成AIなど先端技術を活用してユーザー体験価値を高めるKnowledge事業を両輪とする。売上高の約60%をKnowledge事業が占め、国内市場向け売上高は10,520百万円(前期比+14.7%)と拡大。

資金調達は原則自己資金で賄い、無借金経営を維持している。

企業の強み

2025年9月期の営業利益率は14.8%、経常利益率は17.6%。純資産合計21,919百万円、現金及び現金同等物13,062百万円を保有し、負債合計5,218百万円に対して自己資本比率は約80.7%。設備投資・M&Aを原則自己資金で賄える財務体力を有する。

Knowledge事業売上高は10,987百万円(前期比+7.1%)と拡大し、売上構成比は52.5%から60.2%へ上昇。国内市場向け売上高も9,173百万円から10,520百万円へ+14.7%増加し、海外依存度低下と国内高付加価値化が同時進行している。

1977年よりトヨタ自動車のリペアマニュアル原稿作成業務を受託し、2025年9月期の同社向け販売高は4,883百万円(売上高比26.7%)。約50年にわたる深い製品・技術理解の蓄積が参入障壁となっている。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期の売上高10,235百万円は通期予想20,000百万円の51.2%、営業利益1,824百万円は通期予想3,000百万円の60.8%に達しており、通期予想(業績予想修正なし)の達成蓋然性は高い。一方、中間期の業績予想比でも売上高+2.4%・営業利益+30.4%と大幅に上回っており、下期の業績水準と通期予想の保守性について精査が必要。

Manuals事業の前年同期比+52.6%という急拡大は、製品モデルサイクルの影響を明示的に言及しており、一時的な需要集中の可能性がある。外部要因として中国をはじめとするグローバル市況悪化がKnowledge事業(前年同期比△2.2%)に影響しており、海外市場の景気動向が下期業績の変動要因となりうる。

経常利益・純利益には為替差益(188百万円)が大きく寄与しており、為替変動リスクにも留意が必要。

市場環境として、労働力人口の減少を背景に顧客企業の自律型AI活用・生産性向上投資が加速しており、情報体系化・活用支援需要の構造的拡大が見込まれる。同社は生成AIの事業活用や組織再編(QCD機能とイノベーション機能の二軸体制)を進めており、この市場環境を自社固有の顧客基盤・専門知識と組み合わせることで中長期的な成長余地がある。

ただし、「データプラットフォーム型」転換の収益貢献は定量的把握が困難な段階にある。

成長戦略

2030年を見据えた「情報活用基盤の拡大」とQCD・イノベーション二軸体制への転換

Manuals・Knowledge事業においてQCD(品質・コスト・納期)を徹底的に磨き上げる機能を組織的に整備。2026年9月期中間期で営業利益率17.8%(前年同期13.1%)を実現し、収益性改善効果が顕在化している。

生成AIの事業活用や現場検証を実践的に学ぶ機会を設け、時代の変化を捉えて自ら考え行動できる人財育成を推進。既存事業のQCD機能とイノベーション機能を軸とした組織体制へ再編済み。

「お客さまのうれしさをつくり続ける場」としてトンガルLABOをリニューアル。尖端デジタル技術の体験を通じた発見をもとに、顧客企業に寄り添いながらビジネスデザインの共創に取り組んでいる。

海外市場向け売上高は2026年9月期中間期で4,663百万円(前年同期比+34.0%)と急拡大し、売上構成比は45.6%に上昇。製品モデルサイクルを捉えたManuals事業の海外展開が牽引役となっている。

2026年9月期期末配当予想を普通配当28円+記念配当2円の計30円(中間27円と合わせ年間57円)に設定。前期年間52円から増配方針を維持しており、強固な財務基盤を背景とした株主還元姿勢を示している。

最終更新: 2026年7月17日