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アイティメディア株式会社

2148東証プライムサービス業

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アイティメディア株式会社2148

BtoBメディア事業

IT・産業テクノロジー領域の専門メディアを軸にリードジェン・デジタルイベントで収益を多元化するBtoB特化セグメント

期間今期前期増減率
売上収益(通期)6,619百万円6,630百万円
営業利益(通期)1,207百万円1,704百万円
営業利益率(通期)18.2%25.7%
リードジェン収益2,925百万円2,959百万円
デジタルイベント収益1,632百万円1,722百万円
予約型広告&ブランドソリューション収益2,061百万円1,948百万円
子会社売上(発注ナビ+ピイ.ピイ.コミュニケーションズ)802百万円599百万円
リードジェン会員数139万人136万人
発注ナビ加盟社数(期末)8,408社
顧客数(メディア)1,033社1,036社
顧客単価(メディア)563万円582万円

事業詳細

企業のIT導入・購買意思決定者や技術者を読者とするTechTargetジャパン、キーマンズネット、@IT、MONOist等の専門メディアを運営。広告モデルに加え、会員データを活用したリードジェネレーションおよびデジタルイベントへと収益モデルを多元化。子会社・発注ナビ株式会社(情報システム開発会社検索・比較サービス)および2025年10月に完全子会社化した株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズ(リサーチ・コンサルティング)も本セグメントに含まれる。

直近の概況

SaaS顧客のマーケティング鈍化でリードジェン・イベントが減収、コスト増で営業利益は前期比29.1%減

2026年3月期のBtoBメディア事業は売上収益6,619百万円(前期比0.2%減)、営業利益1,207百万円(同29.1%減、営業利益率18.2%)。国内SaaS領域顧客のマーケティング活動鈍化を背景にリードジェン収益(2,925百万円、同1.2%減)およびデジタルイベント収益(1,632百万円、同5.2%減)が減収。一方、ピイ.ピイ.コミュニケーションズ連結寄与等により予約型広告&ブランドソリューション収益(2,061百万円、同5.8%増)は増収。CMS・データ基盤強化投資、発注ナビへの広告宣伝費投入、M&Aアドバイザリー費用計上等によりコストが増加し、利益率は7.5ポイント低下した。後発事象として2026年4月1日付でマジセミ株式会社(取得対価2,050百万円)を完全子会社化し、デジタルイベント事業の大幅強化を図る。

主要プロダクト

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リードジェネレーション(リードジェン)サービス

139万人のリードジェン会員基盤を活用し、IT製品・サービスの購買検討者情報を顧客企業に提供。顧客向けデータ管理基盤「Campaign Central」の稼働開始により、AIが解析したインテントデータの無償提供など提案力を強化している。2026年3月期の収益は2,925百万円(前期比1.2%減)。

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デジタルイベント

DX・AI・セキュリティ等テクノロジー領域を中心に主催型ウェビナー・バーチャル展示会を開催。国内SaaS領域顧客のマーケティング活動鈍化を背景に2026年3月期収益は1,632百万円(前期比5.2%減)。後発事象として2026年4月にマジセミ株式会社(年間1,000回超ウェビナー開催)を完全子会社化し、事業を大幅強化する方針。

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予約型広告&ブランドソリューション

従来の「予約型広告収益」から名称変更。タイアップ型広告や受託制作、リサーチ等のブランドソリューション関連売上が増加しており、ピイ.ピイ.コミュニケーションズの連結寄与も加わり2026年3月期収益は2,061百万円(前期比5.8%増)。

platform
発注ナビ

発注ナビ株式会社が運営する情報システム開発会社検索・比較サービス。2026年3月期末時点の加盟社数は8,408社に拡大。広告宣伝費を積極投入し成長加速を図っており、子会社売上(発注ナビ+ピイ.ピイ.コミュニケーションズ連結調整後)は802百万円(前期比33.8%増)と当期目標を達成。

platform
TechLIVE by ITmedia

当期新設した動画プラットフォーム。専門メディアとしての編集力・取材力とデジタルイベント事業で培った動画制作ノウハウを活用し、テクノロジー情報を動画で発信。新たな収益源・読者接点として育成中。

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リサーチ・コンサルティング(ピイ.ピイ.コミュニケーションズ)

2025年10月に完全子会社化した株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズが提供。国内大手企業を顧客とし、テクノロジー領域の海外展示会レポート販売やマーケティングコンサルティングを展開。取得対価83百万円、のれん計上額は17百万円(確定値)。

成長ドライバー

  • リードジェン会員数の継続拡大(139万人、前期比2.3%増)と顧客向けデータ管理基盤「Campaign Central」稼働によるAIインテントデータ活用・提案力強化
  • マジセミ株式会社の完全子会社化(2026年4月、取得対価2,050百万円)による年間1,000回超ウェビナー基盤の獲得とデジタルイベント事業の大幅強化
  • 株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズ子会社化によるリサーチ・アドバイザリー領域への進出と収益モデルの多元化
  • 発注ナビの加盟社数拡大(期末8,408社)と広告宣伝費投入による成長加速
  • AI領域専門メディア「ITmedia AI+」の月間300万PV突破(2025年7月)およびAI検索サービス「Perplexity」との提携など新たなトラフィック獲得施策の開拓
  • 中期投資枠50百万円~80百万円を設定したM&A積極化による事業領域拡大と2029年度EPS140円の中期目標達成

リスク

  • 国内SaaS領域顧客のマーケティング活動鈍化によるリードジェン・デジタルイベント収益への継続的な減収圧力
  • AI検索(生成AI)の普及を背景とした検索エンジン経由のBtoBメディアトラフィック減少リスク
  • CMS・データ基盤強化投資、発注ナビへの広告宣伝費投入、M&Aアドバイザリー費用等の先行投資によるコスト増加と利益率低下(営業利益率18.2%、前期比7.5ポイント低下)
  • マジセミ株式会社取得(取得対価2,050百万円)に伴うのれん計上・PMI統合コストリスクおよびシナジー実現の不確実性
  • 顧客数(1,033社)・顧客単価(563万円)の双方が前期を下回っており、既存メディア売上の回復に時間を要するリスク

最終更新: 2026年6月24日