事業内容
株式会社MIXIは1999年創業、2004年にSNS「mixi」を開始し、2013年に「モンスターストライク」でゲーム事業へ軸足を移した。現在はデジタルエンターテインメント(スマートデバイス向けゲーム)、スポーツ(公営競技ベッティング・プロスポーツチーム経営)、ライフスタイル(家族向けアプリ・SNS)、投資の4セグメントを展開する。
連結子会社32社・持分法適用関連会社4社を擁し、2026年3月期の連結売上高は171,369百万円。主要顧客はスマートフォンユーザー、スポーツファン、子育て世代と多岐にわたる。
ビジネスモデル
デジタルエンターテインメント事業ではユーザーからのアプリ内課金(有料サービス利用料)が主収益源。スポーツ事業では公営競技(競輪・競馬)のオンライン車券販売委託料とスポーツベッティング手数料、プロスポーツチームの興行収入を得る。
ライフスタイル事業ではサブスクリプション課金と広告収入を組み合わせる。投資事業ではVCファンドからの分配金・投資先株式売却益を収益源とする。
企業の強み
デジタルエンターテインメント事業のEBITDAマージンは2026年3月期に51.3%(セグメント利益43,050百万円)を維持。独自決済チャネル「モンストWebショップ」の拡大によりプラットフォーム手数料が低減し、売上高が前年比10.8%減少した局面でもセグメント利益の減少を2.8%に抑えるコスト効率化を実現した。
スポーツ事業の売上高は2026年3月期に65,848百万円(前年比63.8%増)、セグメント利益は5,088百万円(同154.5%増)と急成長。TIPSTAR・チャリ・ロト・ネットドリーマーズ・千葉ジェッツ・PointsBet Holdings Limitedと複数の収益源を持ち、公営競技ベッティングからプロスポーツ観戦まで垂直統合的なポートフォリオを構築している。
2026年3月期末の現金及び現金同等物は111,190百万円。主に自己資金で運転資金・設備資金を賄い、PointsBet子会社化(25,533百万円支出)や競輪場再整備(7,326百万円)等の大型投資を実施しながらも純資産189,466百万円を維持。
財務的な安定性が高く、追加的なM&Aや事業投資の余地を確保している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
当第1四半期の売上高は47,073百万円(前年同期比50.3%増)、営業利益は5,428百万円(同102.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,825百万円(同311.7%増)と大幅な増収増益を達成した。全セグメントが増収し、投資事業・ライフスタイル事業が黒字転換した点が寄与。
一方で通期の営業利益予想は19,500百万円(前期比△12.4%)と減益見通しが据え置かれており、Q1の勢いが通期を通じて持続するかは今後の四半期進捗を見極める必要がある。配当予想は年間155.00円(前期120.00円)へ上方修正された。
成長戦略
We-Timeエコノミーを軸にスポーツ・ライフスタイルで第二・第三の収益柱を構築
MAUは減少したがARPU向上により増収を実現。モンストWebショップ等の独自決済チャネル拡大とメディアミックス施策でセグメント利益率55.7%を維持・向上させる。
PointsBet連結寄与、チャリ・ロト、ネットドリーマーズ、FC東京、千葉ジェッツ等の拡大により売上高94.5%増を達成。今後は利益率改善が課題。
「みてね」「minimo」の注力商材伸長により当第1四半期はセグメント利益261百万円(前年同期は69百万円の損失)と黒字転換。収益基盤としての定着が今後の焦点。
保有株式売却・ファンド損益取込みで黒字転換。ビットバンク株式売却(2026年10月実行予定、特別利益12,231百万円見込み)により投資回収を進める。
最終更新: 2026年8月2日

