DM三井製糖株式会社2109
砂糖事業
グループ売上高の約84%を占める中核事業。精製糖・砂糖関連商品の製造販売を国内外で展開。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 152,201百万円 | 151,295百万円 | ↑ |
| 営業利益 | 11,440百万円 | 11,747百万円 | ↓ |
| セグメント資産 | 106,344百万円 | 101,421百万円 | ↑ |
| 減価償却費 | 4,419百万円 | 4,493百万円 | ↓ |
| 有形・無形固定資産増加額 | 4,264百万円 | 4,502百万円 | ↓ |
| 減損損失 | 6,320百万円 | 4,275百万円 | ↓ |
事業詳細
原料糖・精製糖・砂糖関連商品の製造販売を行うDM三井製糖グループの主力セグメント。国内では家庭用・業務用向けに展開し、三井物産㈱が主要顧客。海外ではシンガポール(SIS'88 Pte Ltd)を拠点にUAE・ベトナムの新生産拠点を活用し東南アジア・中東向け精製糖・加工糖を製造販売するほか、中国・タイにも持分法適用関連会社を有する。国内砂糖消費量の長期的減少を背景に、海外事業拡大とサプライチェーン最適化を推進している。
直近の概況
売上高は微増も、販売単価下落・コスト増により営業利益は前期比2.6%減。海外では新拠点が本格稼働。
2026年3月期の砂糖事業は売上高152,201百万円(前期比0.6%増)、営業利益11,440百万円(前期比2.6%減)。国内では11月の出荷価格引き下げによる販売単価下落、新基幹システム構築コスト・エネルギー関連費用の高止まりが利益を圧迫。一方、和田製糖㈱からの生産受託が本格稼働。海外ではUAE・ベトナムの新生産拠点稼働により販売量が回復した。また、SIS'88 Pte Ltdおよびその傘下に関するのれん・無形固定資産について回収可能性を見直し、6,320百万円の減損損失を計上(砂糖事業セグメントに全額帰属)。九州地区グループ生産拠点は2026年9月末に生産終了予定。
主要プロダクト
成長ドライバー
- UAE・ベトナム新生産拠点の本格稼働による東南アジア・中東市場での販売量回復と事業拡大
- 和田製糖㈱との業務提携に基づく生産受託の本格稼働によるグループ収益への貢献
- 九州地区生産拠点再編完遂(2026年9月末予定)による国内砂糖生産体制の効率化・コスト削減
- AI活用による生産・販売・物流改革の推進(新中期経営計画2030に基づく取り組み)
- 中糧糖業遼寧有限公司(中国)・Kaset Phol Sugar Ltd.(タイ)等の持分法関連会社を通じた海外市場取り込み
- 大阪・関西万博開催に伴う特需や秋以降の調味料需要の好調(2026年3月期実績)
リスク
- 国内砂糖消費量の長期的減少傾向(人口減少・甘味需要の多様化)
- 海外粗糖相場の変動リスク(2026年3月期は13セント台後半まで下落する局面あり)
- エネルギー価格高騰に起因する海上運賃・包装資材・物流費の高止まり
- 海外子会社(SIS'88 Pte Ltd傘下)における事業計画未達リスクおよびのれん・無形資産の追加減損リスク
- 出荷価格引き下げによる販売単価下落が利益を圧迫するリスク
- タイ・中国等の海外関連会社における干ばつ・為替変動等による損益悪化リスク
- TPP等の経済連携協定の進展による輸入糖との競争激化リスク
- 新基幹システム構築に係るコンサルティング費用・製造費用等の増加リスク
最終更新: 2026年6月19日

