日本甜菜製糖株式会社2108
砂糖事業
日本甜菜製糖の主力事業。連結売上高の約68%を占める基盤事業。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 46,694百万円 | 42,897百万円 | ↑ |
| 営業損失 | △2,557百万円 | △1,598百万円 | ↓ |
| 売上高前期比 | +8.9% | ― | ↑ |
事業詳細
ビート糖・精糖・糖蜜等の製造販売を行う当社グループの中核セグメント。ビート糖は北海道産てん菜を原料に自社製造し、精糖は関門製糖㈱に製造委託。原料てん菜の豊凶・海外粗糖相場・国内砂糖消費量の動向等、外部要因の影響を強く受ける構造であり、一定数量を超えるビート糖は原価率の高い原料糖として販売される。消費者の低甘味嗜好や代替甘味料の増加により国内砂糖消費量は減少傾向にある。
直近の概況
売上高は増加も、販売価格下落で営業損失が前期比拡大。
2026年3月期の砂糖事業売上高は46,694百万円(前期比8.9%増)。ビート糖生産量の回復により原料糖販売が増加し売上高は拡大したが、ニューヨーク市場粗糖先物相場が期初18.89セントから15.51セントへ下落し、国内市況も11月に8円下落(241円~243円/kg)したことで販売価格が低下。営業損失は2,557百万円と前期の1,598百万円から拡大した。ビート糖関連施設では減損損失357百万円を計上。
主要プロダクト
成長ドライバー
- ビート糖生産量の回復による原料糖販売数量の増加
- 第2次日甜グループ中期経営計画(2023年4月~2028年3月)に基づく省エネ・省人・省力化によるコスト低減施策の推進
- 適正価格での販売徹底によるマージン改善努力
- 好調なインバウンド需要等による砂糖需要のやや持ち直し
リスク
- 海外粗糖相場の下落による販売価格低下リスク(当期末15.51セント/ポンドまで下落)
- 原料てん菜の豊凶・糖分含量の変動リスク(気候変動・異常気象の影響大)
- 燃料費・補助材料費をはじめとする製造コストの高止まりによる収益圧迫
- 消費者の低甘味嗜好・代替甘味料(異性化糖・輸入加糖調製品・高甘味度人工甘味料)増加による国内砂糖消費量の減少傾向
- 政府によるてん菜・てん菜糖政策支援数量の漸減決定(2026年10月までに64万トン→55万トンへ縮減)
- 砂糖相場の下落基調継続によるビート糖関連施設への追加減損リスク(当期527百万円の減損損失を計上)
- 2026年産原料てん菜の作況・海外砂糖相場動向の不透明性
最終更新: 2026年6月24日

