株式会社PRISM BioLab206A
創薬事業(全社単一セグメント)
PepMetics技術を核とした細胞内PPI阻害薬の研究開発・導出事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2026年9月期中間期累計) | 253百万円 | 218百万円(2025年9月期中間期) | ↑ |
| 営業損失(2026年9月期中間期累計) | △584百万円 | △460百万円(2025年9月期中間期) | ↓ |
| 経常損失(2026年9月期中間期累計) | △560百万円 | △432百万円(2025年9月期中間期) | ↓ |
| 中間純損失(2026年9月期中間期累計) | △603百万円 | △474百万円(2025年9月期中間期) | ↓ |
| 研究開発費(2026年9月期中間期累計) | 456百万円 | 294百万円(2025年9月期中間期) | ↓ |
| 販売費及び一般管理費(2026年9月期中間期累計) | 666百万円 | 512百万円(2025年9月期中間期) | ↓ |
| 総資産(2026年3月末) | 2,586百万円 | 3,085百万円(2025年9月末) | ↓ |
| 自己資本比率(2026年3月末) | 81.8% | 87.6%(2025年9月末) | ↓ |
| 現金及び預金(2026年3月末) | 2,454百万円 | 2,915百万円(2025年9月末) | ↓ |
| 1株当たり中間純損失 | △16.34円 | △13.06円(2025年9月期中間期) | ↓ |
事業詳細
独自のペプチド模倣技術「PepMetics技術」を活用し、これまで創薬困難とされてきたタンパク質間相互作用(PPI)標的に対する低分子化合物を創出する創薬事業。自社開発事業(創薬標的選定から臨床候補化合物創出・導出)と共同開発事業(製薬会社の標的に対するヒット/リード化合物探索)の二軸で展開。収益はアップフロント・共同研究収入・マイルストン・ロイヤリティで構成される。2026年9月期中間期(2025年10月〜2026年3月)の売上高は253百万円(前年同期比15.8%増)。
直近の概況
売上高は前年同期比15.8%増の253百万円も、研究開発費急増で損失が拡大
2026年9月期中間期(2025年10月〜2026年3月)の売上高は253百万円(前年同期比15.8%増)。小野薬品との提携における初回マイルストン達成・共同研究費受領が寄与。一方、研究開発費は456百万円(前年同期比55.0%増)と急増し、販売費及び一般管理費合計は666百万円(同30.2%増)となった結果、営業損失は584百万円(前年同期460百万円)に拡大。中間純損失は603百万円。投資活動では定期預金1,500百万円を預入したため現金及び現金同等物の中間期末残高は954百万円となったが、現金及び預金(定期預金含む)は2,454百万円を保有。自社開発では中間期に4つの新規プログラムを開始し、2026年1月・4月にそれぞれヒット化合物の創出に成功し「リード化合物探索」段階へ進階。SERVIERとの共同研究は2025年10月に発展的解消。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 小野薬品との創薬提携における初回マイルストン達成および共同研究費受領(一時金・共同研究費の総額は前期売上高の80%相当規模)
- 年間10本のライブラリースクリーニング計画に基づくHTSの本格稼働と新規ヒット化合物創出(中間期に2本成功し「リード化合物探索」段階へ進階)
- E7386の第II相(用量最適化パート)進行およびエーザイによる2026年度中トップラインデータ取得・2031年3月承認取得目標の設定
- 自社選定標的のヒット化合物を基にした新規パートナーへの導出事業の開始(当事業年度より)および新規共同開発プログラム1〜2本開始目標
- PepMetics技術の適用範囲拡大(細胞内PPI標的に加え、リン酸化酵素・膜タンパク質など多様な標的への展開)による新規提携機会の創出
- PRI-724のMASH起因非代償性肝硬変を対象とした第II相臨床試験(患者登録完了、2027年12月終了予定)の進捗による将来的なマイルストン獲得機会
リスク
- 収益の大部分がマイルストン・一時金等の不定期収入に依存しており、受領時期・金額の予測が困難で業績が年度ごとに大きく変動するリスク(通期業績予想の開示不能)
- SERVIERとの共同研究解消に見られるように、パートナー企業の戦略変更によりプログラムが中止されるリスク
- 研究開発費の急増(前年同期比55.0%増)により損失が拡大しており、手許資金(2026年3月末現金及び預金2,454百万円)の継続的な減少リスク
- E7386・PRI-724の臨床試験が導出先主導であり、開発スケジュールや承認取得の可否が当社のコントロール外となるリスク
- 創薬プログラムの成功確率が本質的に低く、複数プログラムが中止となる可能性があるパイプラインリスク(中間期に「ヒット化合物探索」段階の1プログラムが認定条件未達で中止)
- 継続的な営業損失・営業キャッシュ・フローのマイナス計上により継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象が存在(ただし当社は重要な不確実性はないと認識)
最終更新: 2025年12月24日

