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株式会社守谷商会

1798東証スタンダード建設業

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事業内容

株式会社守谷商会は1916年創業、長野市に本拠を置く総合建設グループです。当社および連結子会社5社(機材サービス株式会社、未来ネットワーク株式会社、株式会社アスペック、丸善土木株式会社、守谷不動産株式会社)で構成され、建築工事請負(連結売上高の約84%)、土木工事請負(同約15%)、不動産の売買・賃貸・斡旋(同約1%)の3セグメントを運営します。

主要顧客は長野県内外の民間事業者および公共機関で、インバウンド需要を背景としたリゾート・観光関連投資案件が近年の民間受注を牽引しています。東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。

ビジネスモデル

建築・土木事業では工事完成基準または工事進行基準により完成工事高を計上し、受注時の目標粗利益率確保と施工中の原価・工程管理の徹底によって利益を創出します。不動産事業では自社開発物件の完成引渡し時に売上を計上します。

運転資金は営業キャッシュ・フローを優先充当し、不足時は金融機関の借入枠を活用する財務構造を採っています。

企業の強み

2026期の建築事業営業利益率は12.0%(前期8.9%から大幅改善)、完成工事高は42,865百万円(前期比10.3%増)を達成しました。前期からの豊富な繰越工事が売上基盤を支えており、受注前の施工体制確認・原価管理徹底・経費削減の組み合わせが高利益率の実現に寄与しています。

土木事業の2026期受注高は前期比19.3%増と大幅回復し、繰越高も前期比5.5%増と次期売上基盤が拡充しました。営業利益率は6.9%から10.2%へ改善しており、原価・工程管理の徹底と工事費の受注価格への転嫁進展が収益力強化に貢献しています。

1916年創業で2026年時点で創業110年を迎える歴史的信用力を有し、長野市を本拠に松本・東京・名古屋等に拠点を展開しています。子会社を通じた建設資材リース・ユニットハウス・土木専門会社との連携によりグループ総合力を発揮できる体制を構築しており、競合他社が短期間で模倣困難な地域密着型の事業基盤を持ちます。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期の連結営業利益は3,861百万円(前期比68.5%増)、親会社株主帰属当期純利益は2,743百万円(同66.2%増)と大幅増益を達成した。しかし2027年3月期の会社予想は売上高49,000百万円(前期比3.6%減)、営業利益2,550百万円(同34.0%減)と急反落を見込む。

建築受注高が前期比19.5%減の40,400百万円に落ち込んでおり、繰越高の減少が次期売上・利益の下押し要因となる見通し。中東情勢を起点とする原材料・エネルギー価格の高騰リスクも収益環境の不透明感を高めている。

不動産事業の売上高は前期3,560百万円から当期389百万円へ89.1%減少し、営業損失49百万円を計上した。一方で不動産事業支出金・投資不動産・販売用不動産の合計は期末に大幅増加しており、開発投資の先行投下フェーズにある。

投資活動によるキャッシュ・フローは1,769百万円の支出(前期363百万円)と拡大し、財務活動では長期借入1,200百万円を実施。不動産開発の回収時期と規模が今後の業績変動の重要な変数となる。

2026年4月1日付で1株→5株の株式分割を実施し、投資家層の拡大と流動性向上を図った。2026年3月期の年間配当は180円(普通配当150円+創業110周年記念配当30円)と前期100円から大幅増配。

配当性向は14.3%と低水準を維持しており、財務的な余裕は確認できる。ただし2027年3月期の配当予想は株式分割後で38円(分割前換算190円)と実質増配継続の方針を示す一方、1株当たり当期純利益予想は155.90円(分割後)と当期251.76円から大幅低下する見込みであり、業績の持続性を見極める必要がある。

成長戦略

原価管理徹底・不動産開発回収・DX推進による収益構造の質的向上

高止まりする建設資材価格・労務費の受注価格への転嫁を継続的に推進し、工事案件毎のリスク管理徹底と経費削減を組み合わせることで利益率の維持・向上を図る。2026年3月期に営業利益率7.6%を達成したが、2027年3月期予想では2,550百万円(率5.2%相当)と低下見込みであり、継続的な取り組みが求められる。

不動産事業支出金2,412百万円・投資不動産3,064百万円・販売用不動産1,104百万円と積み上がった開発投資残高の確実な回収・売上計上を推進する。長野県内のインバウンド需要拡大を背景とした観光関連不動産の開発案件を的確に選択し、守谷不動産株式会社との連携で収益化を図る。

建設現場のDX推進により施工生産性を高め、深刻化するサブコン・技能者不足への対応と工事費上昇圧力の緩和を図る。研究開発費34,987千円(個別)を投下し、技術革新による競争力強化を継続。人材確保・育成と組み合わせることで中長期的な受注・収益基盤の強化につなげる。

2026年4月1日付で1株→5株の株式分割を実施し、投資単位引き下げによる投資家層の拡大と株式流動性の向上を図った。2027年3月期配当予想は株式分割後38円(分割前換算190円)と実質増配方針を維持し、業績に連動した適正かつ安定的な利益配分を継続する方針。

最終更新: 2026年7月19日