事業内容
グリーンモンスター株式会社は「おかねに対する意識と行動を変える。」をミッションに掲げ、投資未経験者向けの体験型投資学習スマートフォンアプリ(FXなび・株たす・トウシカ)の開発・運営を主軸とする。連結子会社として、投資スクール「投資の学校プレミアム」を運営する株式会社ファイナンシャルインテリジェンス(2024年8月子会社化)と、法人・個人向けファイナンシャルプランニングサービスを提供する株式会社FPコンサルティングを擁し、計4社で構成される。
ターゲットは約7割を占める投資未経験の潜在層であり、新NISA制度の普及・政府の資産所得倍増プランを追い風に事業拡大を図っている。2024年3月に東京証券取引所グロース市場に上場。
ビジネスモデル
体験型投資学習事業では、ユーザーに無料でアプリを提供し、アプリ経由で証券会社・FX会社の口座開設が成立した際にASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を介して成功報酬を受領する。主要取引先は株式会社ロンバードで、2025年6月期売上高の62.6%を占める。
資産形成支援事業では、投資スクールの有料講座・セミナー対価、法人・組合向け顧問契約・セミナー対価、個人向けFPサービス対価が収益源となる。ユーザー・証券会社・当社の三者に利益をもたらす構造を特徴とする。
企業の強み
2014年のNISA開始以来、体験型投資学習アプリを先行開発し、FXなび・株たす・トウシカの3主要アプリを展開。2024年1月開始の新NISA制度定着を受け、アプリのインストール数・口座開設数は堅調に推移。
証券口座数(個人)は2024年末時点で37,432,262口座と増加基調にあり、市場拡大の恩恵を直接受ける構造にある。
2022年12月に株式会社FPコンサルティングを子会社化、2024年8月に累計15万人超のメルマガ受講者を持つ投資スクール「投資の学校プレミアム」運営の株式会社ファイナンシャルインテリジェンスを子会社化。さらに後発事象として投資スクール「Finance Free College」の事業譲受(取得対価300百万円、2026年2月27日予定)を決議し、収益源の多様化を進めている。
2025年6月期末の現金及び現金同等物残高は1,185百万円。加えて4金融機関との間で合計1,300百万円の当座貸越枠を設定しており、M&Aや事業投資に対応できる資金調達体制を整備。純資産1,430百万円に対し有利子負債は限定的で、財務健全性は維持されている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
第3四半期累計(2025年7月〜2026年3月)の売上高は1,450百万円(前年同期比+3.0%)と微増を維持したが、売上原価・販管費の双方が膨張し営業損失113百万円(前年同期は営業利益71百万円)に転落。EBITDAも△70百万円(前年同期+105百万円)と大幅悪化。
さらに減損損失30百万円・子会社株式売却損17百万円の特別損失が加わり、親会社株主帰属の四半期純損失は125百万円(前年同期は純利益43百万円)に拡大した。財政面では事業譲受によりのれんが506百万円(前期末227百万円)に急増し、短期借入金300百万円の新規調達で負債合計は761百万円(前期末391百万円)へ倍増。
自己資本比率は78.5%から62.9%へ低下した。外部要因として株式市場のボラティリティ上昇・地政学リスク高まりが投資家心理を悪化させ、FXなびの数量抑制方針とも相まって体験型投資学習事業の収益回復を制約している。
成長戦略
FX依存脱却・資産形成支援M&A・ブロックチェーン新規事業で2031年6月期EBITDA15億円を目指す
「株たす」キャンペーン企画が当第3四半期(2026年1月〜3月)に過去最高売上を更新し、FXなびへの依存度低減が進行中。「FXなび」は質重視の方針で数量を抑制しており、株式系サービスへの収益シフトを推進している。
FPコンサルティング・ファイナンシャルインテリジェンスの増収継続に加え、2026年2月に投資スクール「Finance Free College」の事業を譲受し株式会社Financial Free Collegeを新設。教育・相談サービスによる対価収益の積み上げを継続している。
2026年1月にバリデータノード運営を中核とするBI事業への参入を公表。体制構築を推進中であり、後発事象として香港子会社Be My Monster Ltd.(資本金500万香港ドル、2026年6月設立予定)の設立を決議。費用発生時期・規模は現時点で未定。
株式会社ODKソリューションズとの協業を開始し、大学新入生を対象とした体験型金融教育プログラムを実施。若年層への早期アプローチにより将来の顧客基盤形成と認知拡大を図る。
最終更新: 2026年7月17日

