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光フードサービス株式会社

138A東証グロース小売業

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光フードサービス株式会社138A

事業内容

光フードサービス株式会社は、2008年に名古屋市で創業した立呑み飲食チェーン運営会社。「焼きとん大黒」「立呑み魚椿」「横浜家系ラーメン金山家」等の複数ブランドを展開し、2025年11月末時点で直営43店舗・業務委託9店舗・FC16店舗の計68店舗を運営する。

名古屋市を中心に関東・広島にも進出。主要ターゲットは30代〜50代の単身サラリーマンで、「365日いつでも気軽に立ち寄れる」地域コミュニティの場を提供することをコンセプトとする。

2024年2月に東京証券取引所グロース市場および名古屋証券取引所ネクスト市場に上場。

ビジネスモデル

主収益源は直営店売上(2025年11月期:2,727百万円、全体の95.3%)で、FC加盟金・ロイヤリティ・業務委託収入が補完する。10坪前後の小箱店舗により家賃等固定費を抑制し、損益分岐点を低く設定。

セントラルキッチンで食材を一括仕入・加工することで品質管理と原価効率を両立。立呑みスタイルによる高回転・低単価モデルで日常的な来店頻度を高め、LTV(顧客生涯価値)の最大化を図る。

企業の強み

4坪からの出店が可能な小箱モデルにより、他社が参入困難な物件も活用できる。固定費・損益分岐点が低く単店黒字化が容易なため、出店判断のスピードが速い。2016年11月期14店舗から2025年11月末68店舗へと約10年で約5倍に拡大した実績がこれを裏付ける。

年間60回以上来店する常連客数は前事業年度532人から当事業年度658人へと23.7%増加。既存店売上高前年対比も100.5%と維持されており、リピート来店を軸とした収益基盤の安定性が確認できる。

名古屋市西区および愛知県津島市の2拠点にセントラルキッチンを保有し、食材の仕入・加工を集中管理。2025年11月期のセントラルキッチン生産実績は製造原価ベースで210百万円(前年比105.8%増)。衛生管理マニュアルと内部監査による品質統制体制を整備している。

エンヴァリスの着眼点

2026年11月期中間期は売上高1,632百万円(前年同期比+14.6%)、営業利益180百万円(同+36.4%)、中間純利益137百万円(同+55.0%)と大幅な増益を達成した。一方、通期予想は売上高3,200百万円・営業利益242百万円・当期純利益127百万円であり、中間期の営業利益180百万円が既に通期予想242百万円の74%に達している。

下期に利益が圧縮される構造となっており、通期達成に向けた下期の費用動向を注視する必要がある。

外食産業全体で人件費の断続的上昇と採用コスト増加が続いており、当社も販売費及び一般管理費が前年同期の915百万円から1,012百万円へ増加している。市場環境として原材料・エネルギー価格の高止まりも継続しており、売上原価も377百万円から440百万円へ拡大した。

下期においてもこれらコスト圧力が継続する場合、通期営業利益予想242百万円の達成には売上高の一段の伸長が不可欠となる。

当中間期は新規FC1店舗出店に対し直営2店舗を退店しており、店舗数は前期末比で純減となった。ビジョン600店舗に向けた出店加速とは逆行する動きであり、出店ペースの実効性を継続的に確認する必要がある。

また、代表取締役への経営依存度が高い点は後継体制の不透明さとともに、機関投資家評価における構造的な留意事項として残存している。

成長戦略

新規出店継続・既存店QSC向上・FC拡大でビジョン600店舗を目指す

FC加盟店の拡大により自己資本を温存しながら店舗網を拡大する戦略。2026年11月期中間期にFC1店舗を新規出店し、FC店舗数は17店舗となった。直営2店舗退店により総店舗数は67店舗と純減しており、出店ペースの加速が課題。

各店舗考案の独自イベントや限定メニューの提供を継続し、顧客満足度とリピート率を高める施策。2026年5月の音楽フェス「FREEDOM NAGOYA 2026」への出店によりブランド認知拡大と人材採用強化を同時に実現した。

各種媒体におけるIR活動への積極的参加を通じ、機関投資家・アナリスト向けの情報発信を強化。東証・名証への上場を活かした認知度向上と採用ブランディングの向上を図る。決算説明会は機関投資家・アナリスト向けに継続開催。

最終更新: 2026年7月17日