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コナミグループ株式会社

9766東証プライム情報通信業

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事業内容

コナミグループ株式会社は1969年創業、連結子会社26社・持分法適用会社2社で構成される総合エンタテインメント企業。「『価値ある時間』をともに」をパーパスに掲げ、①モバイル・家庭用・カードゲームを展開するデジタルエンタテインメント事業、②アーケードゲームの企画・制作・販売を行うアーケードゲーム事業、③北米・豪州を主軸とするカジノ向けゲーミング機器・管理システム事業、④国内スポーツ施設運営・スクール事業の4セグメントを運営する。

主要顧客は国内外のゲームユーザー、カジノ施設オペレーター、スポーツクラブ会員と多岐にわたり、グローバルに事業を展開している。

ビジネスモデル

デジタルエンタテインメント事業では「eFootball™」「遊戯王」「プロ野球スピリッツ」等の自社IPをモバイル・家庭用・PCのマルチデバイスで展開し、課金収益を積み上げる。ゲーミング&システム事業ではカジノ機器の製品販売に加え、管理システム「SYNKROS®」のサブスクリプション型収益を積み上げる。

スポーツ事業では会員制スポーツクラブ運営と自治体受託の資産軽量型モデルを組み合わせ、安定収益を確保する。

企業の強み

「eFootball™」は2026年4月時点でシリーズ累計10億ダウンロードを突破し、家庭用・PC・モバイルのマルチデバイスで継続課金収益を創出。「遊戯王 マスターデュエル」は9,000万ダウンロード、「プロ野球スピリッツA」等も多数のユーザー基盤を持ち、IPの多様性と規模が競合優位の源泉となっている。

当連結会計年度のグループ全体研究開発費は62,610百万円(うちデジタルエンタテインメント事業53,082百万円)。「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER」は世界累計出荷200万本超、「Solstice™」新筐体はGlobal Gaming Expo「Best New Core Cabinet」受賞と、投資に裏付けられた開発力が実績として示されている。

米国ネバダ州をはじめ北米・豪州・アジア等の複数管轄でゲーミング機器製造・販売ライセンスを保有し、2000年の市場参入以来ライセンスの申請拒絶・停止・取消を一度も受けていない。カジノマネジメントシステム「SYNKROS®」は米国カリフォルニア州・ニューメキシコ州・クルーズ船等に導入実績を持ち、規制対応力と信頼性が参入障壁を形成している。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期の売上高493,677百万円(前期比17.1%増)、営業利益135,891百万円(同33.3%増)、親会社帰属当期利益100,013百万円(同33.9%増)と、増収率を大幅に上回る増益を達成。売上高営業利益率は27.5%(前期24.2%)へ改善。

デジタル事業が売上の75%・事業利益の95%超を占める構造は収益集中リスクを内包するが、複数の主力IPが同時好調を維持しており、単一タイトル依存ではない点は評価できる。2027年3月期予想(売上高505,000百万円、営業利益143,000百万円)は保守的な印象で、上振れ余地を検討する必要がある。

ゲーミング&システム事業の2026年3月期事業利益は3,650百万円と前期7,359百万円から大幅減少(50.4%減)。米国の関税措置と新筐体「Solstice™」発売前の買い控えが主因。

新筐体は「Global Gaming Expo」でBest New Core Cabinetを受賞し製品競争力は確認されており、次期以降の需要回復が期待される。ただし関税動向は外部要因として不確実性が残り、iGaming参入(Konami Online Interactive)等の新領域が収益貢献するまでの時間軸も不透明。

セグメント利益率の回復ペースを注視すべき。

スポーツ事業の2026年3月期事業利益は3,411百万円(前期2,231百万円から52.9%増)と改善傾向にあるが、事業利益率6.9%はグループ全体の27.5%と比較して依然低水準。「Pilates Mirror」が85店舗(当期32店舗新規開業)、「Personal 30」が東京都内に展開中と新業態の出店加速が続く。

市場環境として健康意識の高まりが追い風となっているが、諸物価上昇・エネルギーコスト高騰が経営環境に影響。受託事業・学校水泳受託の拡大は資産軽量型で収益性改善に寄与する可能性があり、中期的な利益率改善の進捗を確認したい。

成長戦略

主力IPのグローバル展開・新プラットフォーム対応・カジノ市場拡大・スポーツ新業態の4軸で持続成長

「eFootball™」(累計10億DL超)、「遊戯王マスターデュエル」(9,000万DL)等の主力IPを継続強化。Nintendo Switch™ 2向け「eFootball™ Kick-Off!」予約受付開始、「eBaseball™: PRO SPIRIT」のグローバル配信開始等、新プラットフォーム・新市場への展開を加速。

FIFAe World Cup 2026™(110以上のFIFA加盟国・地域参戦)等のeスポーツ大会でグローバルファン層を拡大。

約6年ぶりの新筐体「Solstice™」シリーズを本格展開し、買い控え需要の回復を取り込む。新ブランド「Konami Online Interactive」によるiGaming市場参入で人気コンテンツのデジタル展開を加速。

SYNKROS®の複数カジノ施設への導入決定済み。VLT・HHR・クラスⅡ等スペシャリティマーケットへの事業領域拡大も推進。

米国関税の影響は外部要因として不確実性が残る。

「Pilates Mirror」(85店舗、北海道・千葉県初出店予定)、「Personal 30」(4号店オープン予定)等の新業態を継続拡大。自治体スポーツ施設の指定管理受託(茨城・東京・静岡・兵庫・広島・福岡で4月より運営開始)と学校水泳授業受託の対象校拡大により、資産軽量型の安定収益基盤を構築。

健康意識の高まりという市場環境を追い風に、事業利益率の中期的改善を目指す。

「鬼滅の刃 日輪バトルスラッシュ」(大人気アニメ初のアーケードゲーム)の稼働開始により集客増加を狙う。「BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 5-」等のeスポーツ展開でブランド認知を向上。

北米向けリデンプションゲームの継続投入で海外売上を拡大。オンラインくじ「コナミ プレミアムくじ ONLINE」で多様なIPコンテンツを展開。

最終更新: 2026年7月19日