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ビジネスコーチ株式会社

9562東証グロースサービス業

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ビジネスコーチ株式会社9562

事業内容

ビジネスコーチ株式会社は2005年設立、2022年東証グロース市場上場。コーチングを核に、エグゼクティブコーチング・ビジネスリーダーコーチング・1on1研修・組織アセスメントなど人事・組織課題をワンストップで支援する人材開発事業を主力とする。

主要顧客はプライム上場企業を中心とした法人(2025年9月期:312社)。2025年1月に持株会社体制へ移行し、コーポレートコーチ・エグゼクティブコーチ・B-Connectの3子会社を設立。

同年9月にDX事業子会社KDテクノロジーズを譲渡し、人材開発事業への選択と集中を完了。2025年11月には日本経済新聞社との資本業務提携を締結した。

ビジネスモデル

法人顧客に対し、1対1型(エグゼクティブ・ビジネスリーダーコーチング)と1対n型(ビジネスコーチングプログラム・マイクロラーニング)を組み合わせて提供。1対1型は役職別単価×セッション数、1対n型はプログラム単価×実施回数で課金。

クラウドコーチングシステムをサービスに内包し、顧客の行動変容を可視化することで継続利用を促進。KPI指標として「1社当たり売上高」を重視し、2025年9月期は5百万円(前年同期比26.6%増)を達成。

259名のパートナーコーチ体制がサービス提供キャパシティを支える。

企業の強み

2025年9月期の1対1型サービス売上高は636百万円(前年同期比49.9%増)。法人顧客1社当たり平均売上高は5百万円(前年同期比26.6%増)に拡大。プライム上場企業を中心に集合型研修から1対1型研修へのシフトが加速しており、高単価サービスへの需要が構造的に拡大している。

2025年9月期末時点で259名のパートナーコーチと契約する体制を整備。エグゼクティブコーチングからビジネスパーソンコーチングまで多様な役職・課題に対応可能な人材プールを確保しており、受注拡大に対応できるサービス提供キャパシティを有する。

2025年11月、日本経済新聞社に対し第三者割当による新株式および第5回新株予約権を発行し資本業務提携を締結。同社のブランド力・情報発信力・顧客基盤と当社の実行支援力を組み合わせることで、新規大型案件獲得の加速と人的資本経営の社会的浸透を図る体制を構築した。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期は売上高740百万円(前年同期比23.3%減)、営業損失55百万円(前年同期は営業利益88百万円)と大幅な業績悪化。会社側は大型案件の開始時期が下期以降にスライドしたことを主因と説明しており、第4四半期に向けた受注活動は「極めて堅調」と強調している。

ただし、通期業績予想も売上高1,600百万円(前期比20.2%減)、営業利益20百万円(前期比87.8%減)へ下方修正済みであり、構造転換に伴う先行投資コストが収益を圧迫している実態は否定できない。下期の大型案件計上が計画通り実現するかが最大の焦点である。

2025年11月に日本経済新聞社から第三者割当増資の払込みを受け、資本金・資本剰余金がそれぞれ338,174千円増加。さらに新株予約権の行使により追加の資本増強も実施。

当中間期末の純資産は1,351百万円(前期末771百万円)、自己資本比率は91.5%(前期末76.9%)と財務健全性は大幅に向上した。一方、2026年4月1日付で1株につき3株の株式分割を実施しており、既存株主への希薄化影響と流動性向上のトレードオフについて投資家は注視する必要がある。

2026年2月より本格開始したコーチング伴走型人材紹介事業は、採用後の定着・活躍をコーチングで支援する独自モデルであり、既存顧客とのシナジーによる顧客LTV最大化を狙う新成長エンジンと位置付けられている。また日本経済新聞社と共同で「日経エグゼクティブコーチ資格取得プログラム」の開講準備も進めている。

ただし、いずれも立ち上げ初期段階であり、現時点での収益貢献は限定的とみられる。これらの新事業が既存の人材開発事業の売上減少を補完できる規模・時期に達するかは不透明であり、中期的な収益回復シナリオの実現可能性を慎重に見極める必要がある。

成長戦略

人材開発事業への集中×日経提携で大型案件を獲得し下期収益回復を目指す

日経新聞社の情報発信力・データ資産と当社のコーチング・組織開発専門性を融合し、企業の経営戦略と人材戦略の一体的支援を展開。商談パイプライン(提案金額総計)は過去最高水準で推移しており、月間受注見込みも過去最高水準に達している。第4四半期での収益回復に向けた確固たる基盤を構築中。

収益性の高い優良顧客へのリソース集中を推進し、1社当たり平均売上高を着実に向上させる戦略。顧客数は237社(前年同期比18社減)と減少しているが、単価は上昇傾向にある。大型案件の全社的・長期的コンサルティング展開(サクセッションプラン構築支援等)により、案件の大型化・長期化を図る。

2026年2月より本格開始した新成長エンジン。採用後の定着・活躍をコーチングで支援する独自モデルを展開し、既存顧客とのシナジーによる顧客LTV最大化を図る。

日本経済新聞社と共同で経営リテラシーを備えたエグゼクティブコーチを輩出する「日経エグゼクティブコーチ資格取得プログラム」の開講準備も進めている。

前連結会計年度末にKDテクノロジーズ株式会社の全株式を売却し連結除外。これにより経営資源を成長領域である人材開発事業に集中させる体制への移行を完了。当中間期より報告セグメントは「人材開発事業」の単一セグメントとなった。

最終更新: 2026年7月17日