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京葉瓦斯株式会社

9539東証スタンダード電気・ガス業

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京葉瓦斯株式会社9539

事業内容

京葉瓦斯株式会社は1927年創業、1962年東証上場の老舗都市ガス会社。市川市・松戸市・鎌ケ谷市・浦安市・船橋市・柏市を主な供給区域とし、連結子会社の京和ガスが流山市をカバーする。

都市ガスお客さま件数(取付ガスメーター数)は1,074,418件(2025年末)。エネルギー(都市ガス・電力小売)を主軸に、ライフサービス(ガス機器販売・リフォーム)、リアルエステート(市川工場跡地開発)の3事業領域を展開。

子会社8社・関連会社5社を含むグループで事業を運営し、米国では再生可能エネルギー関連事業にも着手している。

ビジネスモデル

総延長7,244kmの導管網を通じて都市ガスを直接販売するインフラ型ビジネスが収益の根幹。売上高117,665百万円のうちエネルギーセグメントが109,085百万円(約93%)を占める。

ガス販売単価は原料費調整制度で原料コストを転嫁する仕組みを持ち、電力小売・ガス機器販売・不動産賃貸を組み合わせることで既存顧客基盤からの収益最大化を図る。

企業の強み

2025年末時点の都市ガスお客さま件数は1,074,418件で前期比1.2%増加。1928年のガス供給開始以来、千葉県北西部の主要都市に根ざした導管網(本支管総延長7,244km)を保有し、地域独占的な供給基盤を形成。顧客件数は継続的に増加しており、安定した販売量を支えている。

LNG等ガス原料価格の変動は原料費調整制度によりガス販売単価に反映される仕組みを持つ。2025年度はガス原料価格下落局面でスライドタイムラグが増益要因として働き、エネルギーセグメント利益は前期比70.5%増の5,842百万円を達成。中長期的なコスト回収機能が業績の安定性を支えている。

旧市川工場跡地を活用したリーフシティ市川開発プロジェクトにより、リアルエステートセグメントの売上高は前期比21.8%増の2,172百万円に拡大。セグメント資産は20,544百万円を有し、賃貸住宅の竣工・稼働進展により将来的な賃貸収入の積み上がりが見込まれる成長資産となっている。

エンヴァリスの着眼点

2026年Q1の営業利益+46.1%増(3,679百万円)は、原料価格下落によるスライドタイムラグ効果が主因であり、構造的な収益改善とは区別して評価する必要がある。一方、通期業績予想は前回発表比で営業利益▲600百万円(2,900百万円)、経常利益▲600百万円(3,600百万円)に下方修正されており、通期では前期実績(営業利益3,839百万円)を下回る減益見通し。

今後のガス原料価格動向が通期着地の鍵を握る。

2026年Q1末の自己資本比率は57.5%(前期末56.8%)と高水準を維持。投資有価証券が42,620百万円(前期末34,199百万円)に増加し、その他有価証券評価差額金の拡大が純資産を押し上げた。

一方、通期純利益予想2,900百万円に対し自己資本108,392百万円のROEは約2.7%にとどまる見込みで、目標4.5%への到達には収益力の一段の向上が必要。

2026年Q1のライフサービスセグメント売上高は2,652百万円(前年同期1,827百万円、+45.2%増)、セグメント利益は483百万円(同227百万円、+112.8%増)と急拡大。ガス機器販売の増加が主因とみられるが、持続性の検証が必要。

リアルエステートも売上高554百万円・利益259百万円と着実に貢献しており、エネルギー依存からの収益多様化が進展しているかが中期的な評価ポイント。

成長戦略

エネルギー安定供給を基盤に、不動産開発・電力小売・脱炭素投資で3領域成長を追求

市川工場跡地の賃貸住宅竣工・稼働進展により不動産賃貸収入を拡大。2026年Q1のリアルエステートセグメント売上高554百万円・利益259百万円と着実に貢献。中期経営計画2025-2027の重点領域として開発投資を継続推進。

都市ガス顧客基盤を活用したクロスセルにより、リフォーム・くらしサポートサービス・ガス機器販売を強化。2026年Q1のライフサービスセグメント売上高は2,652百万円(前年同期比+45.2%増)、セグメント利益483百万円(同+112.8%増)と大幅拡大。

ガス顧客基盤を活用した電力小売のクロスセルによりお客さま件数を拡大。エネルギーセグメントの成長ドライバーの一つとして位置づけ。卸電力市場リスクとの両面管理が課題。

脱炭素化進展による事業環境変化に対応するため、低炭素・脱炭素型エネルギーサービスへの投資を推進。中期経営計画2025-2027において方向性を明示。具体的な投資額・施策の詳細は短信には記載なし。

最終更新: 2026年7月17日