流通小売業界への依存
当社グループの売上は国内流通小売業界に大きく依存しており、景気悪化や個人消費の低迷が生じた場合、取引先数の減少や販売促進費の抑制につながる可能性がある。対応策として食品メーカー等の新規取引先開拓を進め、特定業界依存からの転換を図っているが、構造的な依存度は依然として高い。
バローへの売上集中リスク
株式会社バローに対する売上高の割合が2割を超えており、特定取引先への依存度が高い状態にある。同社との取引関係に問題が生じた場合や販売促進政策の変更があった場合、当社グループの業績に直接的かつ重大な影響を及ぼす可能性がある。現状は安定的な取引関係を維持しているが、集中リスクへの構造的な対策は限定的である。
競争激化リスク
折込広告を主力とした販促物の企画・制作領域には多数の競合企業が参入しており、競争環境は厳しい。当社グループは企画・提案・デザイン・制作を一気通貫で提供することで差別化を図っているが、競争がさらに激化した場合には価格圧力や受注減少により業績に悪影響が生じる可能性がある。
代表取締役への依存
創業者である代表取締役・蛯谷貴氏が経営方針・営業戦略・新サービス開発等の経営全般において中心的役割を担っており、同氏への依存度が高い。経営体制の強化に努めているものの、同氏が業務執行不能となった場合には事業継続や意思決定に重大な支障が生じる可能性がある。
人材確保・育成リスク
事業拡大に伴い優秀な人材の確保・育成が不可欠であるが、必要な人材を適切な時期に確保できない場合や有能な人材が流出した場合、業務運営や事業展開に支障が生じる可能性がある。人材市場の競争激化を背景に、採用・定着の難易度は高まっている。
情報漏洩・セキュリティリスク
当社グループは取引先のPOSデータ等の重要情報を取り扱っており、不正侵入や故意・過失による情報漏洩が発生した場合、損害賠償請求や社会的信用の低下により業績に悪影響が生じる可能性がある。情報セキュリティ規程の整備、教育研修の実施、プライバシーマーク取得等の対策を講じているが、サイバー脅威の高度化に伴うリスクは継続的に存在する。
法的規制・表示規制リスク
折込広告等の販促物は景品表示法・不正競争防止法・医薬品医療機器等法・著作権法・商標法等の規制対象となる。当社グループは商品供給者ではないため直接規制対象ではないが、販促物の企画・制作に携わることから不当表示が生じた場合には社会的信用や事業展開に影響を及ぼす可能性がある。
固定資産の減損リスク
当社グループは有形固定資産等の固定資産を保有しており、経営環境の変化等によりこれらの資産価値が下落した場合、減損処理の実施により業績に悪影響が生じる可能性がある。減損の発生は一時的に損益を大きく悪化させるため、財務上の注意が必要なリスクである。
投資有価証券の減損リスク
当社グループは経営・営業戦略上の必要性から投資有価証券を保有しており、発行企業の業績悪化や財政状態の悪化により時価または実質価値が著しく下落した場合、財政状態および経営成績に悪影響が生じる可能性がある。
上場維持基準への抵触リスク
2024年3月31日時点で東京証券取引所スタンダード市場の流通株式時価総額基準を充たさない状況となり、改善計画を策定・実施した結果、2025年3月31日時点では株主数・流通株式数・流通株式時価総額・流通株式比率の全基準に適合した。しかし、今後の業績変動や株価動向によっては再び上場維持基準に抵触する可能性があり、引き続きコンプライアンス・ガバナンス強化と企業価値向上への取り組みが求められる。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

