事業内容
株式会社ショーエイコーポレーションは1968年に製袋業として創業し、現在は営業促進支援事業と商品販売事業の2事業を展開する総合支援メーカーである。営業促進支援事業では販促品・資材の企画開発からOEM製造・アセンブリ・発送代行まで一貫支援を提供し、商品販売事業では100円ショップ・ドラッグストア向けに消臭袋・鮮度保持袋等の機能性ポリエチレン製品や付加価値雑貨を企画・調達・提供する。
連結子会社にSHOEI PLASTIC(THAILAND)CO.,LTD.および株式会社ファインケメティックス(2026年4月1日付で吸収合併済)を擁し、化粧品・医薬部外品のOEM受託製造も手掛ける。東京証券取引所スタンダード市場上場。
ビジネスモデル
営業促進支援事業では顧客の販促活動を企画から配送まで一括受託することでリピート受注を積み上げ、自社工場の稼働率向上が原価率改善に直結する構造を持つ。商品販売事業では100円ショップ大手(キャンドゥ・セリア・大創産業)向けに機能性商品を継続供給し、サプライヤー多角化と高付加価値商品へのシフトで収益ミックスを改善する。
両事業のシナジーを活かした複合販売の拡充が収益多様化の鍵となっている。
企業の強み
大阪センター・大阪第2センター・神奈川センター等の自社拠点を保有し、ピロー包装・アセンブリ・充填・発送代行を内製化。2026年3月期に営業促進支援事業の原価率が前期比3.1ポイント改善し75.2%となり、工場稼働率向上が利益率に直結することが実績として確認されている。
キャンドゥ・セリア・大創産業の3社合計で2026年3月期売上高の37.7%(7,178百万円)を占める。消臭袋・鮮度保持袋等の機能性ポリエチレン製品はリピート需要が安定しており、長年の取引実績に基づく顧客基盤が競合参入障壁となっている。
2011年に化粧品製造業・医薬部外品製造業許可を取得し、2017年に製造販売業許可も追加取得。完全子会社ファインケメティックスの吸収合併(2026年4月1日効力発生)により、化粧品OEM・充填機能を本体に統合し、経営資源の集中と事業体制強化を図っている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022年3月期19,269百万円をピークに2025年3月期19,031百万円まで漸減傾向が続いたが、2026年3月期は19,047百万円と下げ止まりを確認。利益面では2023年3月期に当期純利益が△1,617百万円と大幅赤字を計上した後、2024年3月期に回復。
2026年3月期は営業利益1,331百万円・当期純利益853百万円と過去5期で最高水準を達成した。売上原価が前期14,873百万円から14,369百万円へ504百万円削減される一方、販管費も63百万円圧縮されており、高付加価値商品へのシフトと自社工場稼働率向上が利益構造を根本的に改善した。
外部要因として原材料価格高騰・為替変動が引き続き事業環境を厳しくしているが、仕入調達ルートの多角化で一定程度吸収している。
成長戦略
高付加価値複合営業の深化・グループ再編・開発体制強化で収益体質を確立
高付加価値商品のリピート拡大と新規市場開拓を継続しつつ、営業促進支援事業と商品販売事業の枠を超えた商品開発を推進。エンドユーザーへの複合販売強化により受注単価・利益率の向上を図る。2026年3月期に営業促進支援事業のセグメント利益が前期比146.9%増と成果が顕在化。
完全子会社である株式会社ファインケメティックス(医薬部外品・化粧品受託製造・製造販売・輸出入)を2026年4月1日付で吸収合併。経営資源の集中と効率化を図り、化粧品・医薬部外品領域の製造能力を内製化することで複合提案力を強化する。
中国調達拠点(上海照栄社商貿有限公司)を含むサプライヤー多角化により、原材料価格高騰・輸入仕入価格上昇への耐性を強化。低利益率商品の販売縮小と収益性の高い商品へのシフトを継続し、売上総利益率の改善を維持する。2026年3月期に売上原価を前期比504百万円削減し成果を確認。
両事業セグメントの枠を超えた商品開発を推進するため、開発部門の整備・強化と研究開発人材の採用・指導体制の整備を継続。無形固定資産の取得支出が前期25百万円から159百万円へ急増しており、システム・開発基盤への投資が加速している。
タイ製造拠点・中国調達拠点・国内工場・吸収合併後のファインケメティックス機能を統合し、グループ全体の連携を強化。顧客の多様なニーズに対応できる総合支援体制を構築し、企業価値向上を目指す。
最終更新: 2026年7月19日

