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アクシスコンサルティング株式会社

9344東証グロースサービス業

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アクシスコンサルティング株式会社9344

事業内容

アクシスコンサルティング株式会社は2002年設立、2023年3月に東京証券取引所グロース市場に上場したハイエンド人材領域の専門企業。コンサルタントなど高度専門人材を対象に、正社員採用サービスAXIS Agent(人材紹介)、フリーコンサルサービスAXIS Solutions(スキルシェア)、スポットコンサルサービスAXIS Advisors(デジタルプラットフォーム)の3サービスを展開する。

主要顧客はPwCコンサルティング合同会社(売上高の25.2%)やアビームコンサルティング株式会社(同10.0%)をはじめとする大手コンサルティングファームおよび事業会社。創業約20年のコンサルティングファーム向けマネージャー以上採用支援の実績を祖業とし、事業会社向けおよびスキルシェアへとサービス領域を拡大している。

ビジネスモデル

人材紹介(AXIS Agent)では求職者の入社決定に応じた成功報酬型手数料を収益源とし、マネージャー以上の高単価案件に注力することで平均売上単価を高水準に維持する。スキルシェア(AXIS Solutions)では企業とフリーコンサルタントの間に立ち業務委託契約を締結、稼働人数に連動したマージン収益を得る継続課金型の構造を持つ。

2025年6月期の売上構成は人材紹介2,768百万円・スキルシェア2,502百万円とほぼ拮抗しており、両サービスの相互送客による複利的成長を志向している。

企業の強み

2002年の創業以来、コンサルティングファーム向けマネージャー以上の採用支援に特化し、約20年の実績を蓄積。PwCコンサルティング合同会社への売上高が1,330百万円(全体の25.2%)に達するなど、大手ファームとの深い取引関係を構築。

コンサルティングファームのパートナーや事業会社経営者との定期的な情報交換会を通じネットワークを継続強化している。

フリーコンサルサービスAXIS Solutionsの年間稼働人数は2024年6月期867人から2025年6月期1,568人へ80.8%増加。売上高は前年同期比66.3%増の2,502百万円となり、6四半期連続で過去最高の四半期売上高を更新。

体制強化と顧客フォロー体制の整備が奏功し、継続的な稼働人数拡大を実現している。

2025年6月期末の流動比率は453.6%と極めて高水準を維持。現金及び現金同等物の期末残高は2,999百万円、純資産合計は3,325百万円。長期借入金400百万円を調達しつつも自己資本比率は高く、M&Aや新規サービス開発に向けた機動的な投資余力を確保している。

エンヴァリスの着眼点

2026年6月期通期連結業績予想は売上高8,000百万円・営業利益460百万円。第3四半期累計の売上高5,459百万円は通期予想の68.2%と概ね順調だが、営業利益138百万円は通期予想の30.0%にとどまる。

人件費・採用費の先行投資継続が利益圧迫要因であり、第4四半期(1四半期)で残り322百万円の営業利益を確保できるか、投資フェーズからの利益回収の実現性が評価の焦点となる。

参考比較(個別ベース)では売上高が3,782百万円から5,459百万円へ44.3%増と高成長を示す一方、四半期純利益は250百万円から84百万円へ66.5%減少した。前年同期に計上した一過性利益の反動が主因とされており、経常利益ベースでは14.1%増と増益基調にある。

投資家は純利益の大幅減少を過度に悲観せず、経常利益ベースの実力値で評価することが適切と考えられる。

サン・システムプランニングはみなし取得日2026年1月1日から連結対象となり、のれん238百万円(8年均等償却)が発生。取得関連費用35百万円も計上済みで、統合シナジーの発現時期と規模が中期業績の鍵を握る。

また、AXIS Agentでは高単価案件の影響による平均売上単価の上昇を「今後は一定程度の正常化を見込む」と会社自身が言及しており、単価正常化が人材紹介売上の成長鈍化につながるリスクに留意が必要。

成長戦略

人材紹介・スキルシェアの有機成長とM&Aによる事業領域拡大の複合戦略

フリーコンサルタントの稼働人数拡大と事業会社向け認知施策の強化により、9四半期連続過去最高更新を継続。2026年6月期第3四半期累計で稼働人数1,745人(前年同期比+55.7%)、売上高2,608百万円(同+46.5%)を達成し、成長軌道が確立されている。

コンサルファーム向けマネージャー以上・パートナークラスの高単価案件を継続確保しつつ、認知施策効果による事業会社向け入社決定人数の増加(前年同期比+25.8%)を実現。ただし高単価案件の正常化を会社自身が見込んでおり、単価水準の維持が今後の課題。

2026年2月3日に株式会社サン・システムプランニング(システム設計・開発・インフラ構築)を456百万円で完全子会社化。同社の技術力・顧客基盤と当社のハイエンド人材調達力・営業力を組み合わせ、既存事業の付加価値向上と収益機会拡大を図る。のれん238百万円(8年均等償却)が発生。

第2四半期までの人件費・採用費の先行投資効果が第3四半期において着実に顕在化し、売上高の大幅伸長につながった。通期連結業績予想は売上高8,000百万円・営業利益460百万円で、第4四半期での利益回収加速が計画されている。

最終更新: 2026年7月17日