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売れるネット広告社グループ株式会社

9235東証グロースサービス業

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売れるネット広告社グループ株式会社9235

事業内容

売れるネット広告社グループ株式会社は、2010年創業・2023年10月東証グロース上場のダイレクトマーケティング特化型持株会社。2025年1月に持株会社体制へ移行し、連結子会社7社を擁する。

主力の「D2C向けデジタルマーケティング支援事業」では、2,600回超のA/Bテスト知見を搭載したクラウドサービス「売れるD2Cつくーる」と成果報酬型広告プラットフォームを健康食品・化粧品D2C事業者に提供。「D2C事業」では自社化粧品ブランドを展開し、「グローバル情報通信事業」ではBtoB特化の世界150カ国対応モバイル通信機器レンタルを手掛ける。

インターネット広告市場(2024年:3兆6,517百万円規模、前年比107.8%)と国内EC市場の成長を追い風に事業拡大を図る。

ビジネスモデル

マーケティング支援事業では「売れるD2Cつくーる」の月額149,800円のSaaS課金を基盤とし、同クライアント限定で成果報酬型・運用型広告を提供することで広告費用も収益化する。コンサルティング(月額50万円)やLP制作(98万円以上)も付加収益源。

グローバル情報通信事業はBtoB法人向けモバイル機器レンタルによる安定収益を確保。D2C事業は自社商品の直販モデル。

企業の強み

「売れるD2Cつくーる」は創業以来蓄積した2,600回超のA/Bテスト結果のうち、5社中4社以上で広告費用対効果が改善された機能のみを搭載。専門知識不要で10項目入力するだけでLPからフォローメール・LINE・SMSまでワンストップ構築が可能な差別化されたクラウドサービスとして機能する。

2024年8月に子会社化した株式会社JCNTが運営するグローバル情報通信事業は、2025年7月期通期で売上高688百万円・セグメント利益76百万円を計上し、グループ唯一の黒字セグメント。世界150カ国対応のBtoB特化モデルで修学旅行・海外ビジネス渡航需要を安定的に取り込んでいる。

2024年2月に運用型広告のグルプス・D2C製造のオルリンクス製薬を子会社化、同月に越境EC社・M&A社を新設、2024年8月にJCNTを子会社化、2025年10月にSOBAプロジェクトを株式交付により94.2%取得と、上場後2年間で連結子会社7社体制を構築。売上高は2024年7月期757百万円から2025年7月期1,568百万円へ約2.1倍に拡大した。

エンヴァリスの着眼点

2026年7月期第3四半期累計の営業損失は△171百万円と前年同期(△182百万円)から10百万円改善したが、依然として赤字が続く。通期業績予想は売上高1,880百万円・営業利益14百万円と黒字転換を見込むが、第4四半期単独で約185百万円の売上高と約186百万円の営業利益改善が必要な計算となり、達成ハードルは高い。

業績予想に変更はないとしているが、投資家は第4四半期の進捗を慎重に見極める必要がある。

コマース事業の2026年7月期第3四半期累計売上高は85百万円と前年同期比43.4%に急減し、セグメント損失も△45百万円(前年同期△19百万円)と悪化した。SNSプラットフォームのアルゴリズム変更による広告効率低下が主因であり、特定プラットフォームへの依存度の高さが構造的リスクとして顕在化している。

TikTok Shopへの販売チャネル多様化で一定の手応えが見え始めているが、回復の速度と規模は不透明。

当第3四半期累計で連結範囲に4社を新規追加し、のれん残高は368百万円(前期末343百万円)に拡大。全社費用(セグメント利益調整額)は△149百万円と営業損失の大部分を占めており、M&Aに伴うグループ管理コストの増大が収益改善の重荷となっている。

後発事象として取得したアドウェイズ中国・香港子会社の取得価額は実質2円と低廉だが、のれん金額は未確定であり、今後の減損リスクも含めた財務影響の見極めが必要。自己資本比率は29.9%(前期末35.5%)に低下しており、財務基盤の変化にも注意が必要。

成長戦略

中国・グローバル市場展開とデジタルアセット事業拡大によるグループシナジー最大化

不正注文問題対策強化によりマーケティング支援サービスは回復基調。運用型広告は順調に拡大継続。前年同期比92.5%の売上高水準から完全回復を目指す。

2026年5月1日付でアドウェイズの中国子会社(愛徳威広告(上海)有限公司)及び香港子会社(ADWAYS ASIA HOLDINGS LIMITED)を取得。中国SNS・EC・ライブコマース領域での事業基盤・顧客ネットワークを獲得し、「売れるノウハウ」とのシナジーを創出する。

SNSアルゴリズム変更で急減したコマース事業の売上回復に向け、TikTok Shopをはじめとする動画・ライブコマース領域を中心に販売チャネルを多様化。新規顧客層からの反応が得られ始めている段階。

SOBAプロジェクト(特許技術「SOBAフレームワーク」を活用した教育・会議・Web3ソリューション)とビットコイン・セイヴァー(暗号資産リカバリー事業)を連結化し、新セグメントとして第3四半期累計売上高125百万円を計上。順調に進展中。

2026年5月18日にアドウェイズを割当先とする第三者割当増資を実施。普通株式397,000株を1株526円で発行し、差引手取概算額約206百万円を調達。資金は子会社の運転資金に充当する。

最終更新: 2026年7月17日