株式会社クオルテック9165
信頼性評価事業
クオルテック最大の主力セグメント。パワー半導体・車載向け信頼性評価試験を中核とする独立系検査事業。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2026年6月期第3四半期累計) | 2,889百万円 | 2,700百万円(2025年6月期第3四半期累計) | ↑ |
| セグメント営業利益(2026年6月期第3四半期累計) | 963百万円 | 847百万円(2025年6月期第3四半期累計) | ↑ |
| 売上高前年同期比成長率(2026年6月期第3四半期累計) | +7.0% | — | ↑ |
| セグメント営業利益前年同期比成長率(2026年6月期第3四半期累計) | +13.7% | — | ↑ |
| 売上高(2025年6月期通期) | 3,554百万円 | — | ↑ |
| セグメント営業利益(2025年6月期通期) | 1,061百万円 | — | ↑ |
| セグメント資産増加額(2026年6月期第3四半期累計、前期末比) | +143百万円 | +370百万円(2025年6月期第3四半期累計、前期末比) | ↑ |
| 減価償却費(2026年6月期第3四半期累計) | 341百万円 | 235百万円(2025年6月期第3四半期累計) | ↑ |
事業詳細
電子部品・パワー半導体等を対象とした環境試験(振動・塩水噴霧等)、電気試験、パワーサイクル試験、分析・故障解析、断面研磨、試験装置の設計・製造・販売を行う。主要顧客は自動車・半導体業界(デンソーが最大顧客)。ISO/IEC17025認定を取得した独立系第三者検査機関として、顧客の技術課題をトータルで解決する「Total Quality Solution」を提供。固定比率の高いコスト構造を持ち、売上高増が営業利益増に直結する収益特性を有する。
直近の概況
分析・解析の高単価案件と環境試験が好調で、売上高・営業利益ともに二桁成長を達成。
2026年6月期第3四半期累計(2025年7月〜2026年3月)において、信頼性評価事業の売上高は2,889百万円(前年同期比7.0%増)、セグメント営業利益は963百万円(同13.7%増)となった。主要顧客からの高単価案件や振動・塩水等の環境試験案件受注が好調に推移し業績を牽引。パワーサイクル試験・断面研磨も引き続き堅調な受注推移。一方、売上原価は設備投資・人的投資の継続によりコストが増加。設備能力増強に向けた分析・試験設備等の取得に伴い、信頼性評価事業のセグメント資産は前期末比143百万円増加した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- パワー半導体需要の拡大:自動車電動化(EV・HV・PHV)およびエネルギー産業での使用拡大に伴い、パワーサイクル試験・故障解析の需要が継続的に増加
- 試験メニューの拡大:顧客要望に対応した試験ラインナップの拡充により、既存顧客からの受注単価・件数が増加
- パワエレテクノセンター(堺市西区)の稼働:2024年11月開設の新拠点により設備能力が増強され、受注対応力が向上
- 独立系第三者検査機関としての需要増:企業の検査データ不正問題を背景に、中立な第三者による信頼性評価試験の重要性が高まっている
- 半導体業界への拡販:従来の自動車業界中心から半導体業界への顧客基盤拡充が進み、特定顧客依存度の低減と新規受注獲得が進展
リスク
- 特定顧客・特定業界への売上集中:デンソーが最大顧客(2025年6月期売上高の14.8%)であり、自動車業界への依存度が高い
- 設備投資負担の増大:パワエレテクノセンター開設等に伴う設備投資の継続により減価償却費が増加(2026年6月期第3四半期累計で341百万円、前年同期比45%増)し、利益を圧迫するリスク
- 固定費比率の高いコスト構造:売上高増が営業利益増に直結する一方、受注減少時には利益が急速に悪化するオペレーティングレバレッジリスク
- 技術者の採用・育成難:採用市場の競争激化により優秀な技術者の確保が困難化しており、サービス品質・対応力の維持に影響するリスク
- 地政学的リスク・自動車業界の構造変化:中国経済の先行き懸念、ウクライナ・中東の地政学的リスク、米国関税政策等が主要顧客の設備投資・開発計画に影響するリスク
最終更新: 2025年9月25日

