事業内容
株式会社ノバレーゼは、挙式・披露宴の企画立案・運営、婚礼衣裳のレンタル・販売、婚礼飲食の提供を核とするブライダル事業(売上構成比92.9%)と、宴会・一般飲食に特化したレストラン特化型事業(同7.1%)を展開する。ブライダル事業では「モノリス」「アマンダン」「再生会場」「フレアージュ」「キラナリゾート」の5ブランドを展開し、1会場1バンケットの完全貸し切り型「ゲストハウス・ウエディング」を主力とする。
主要ターゲットは20代後半〜30代前半。国内ゲストハウス36店舗・ドレスショップ25店舗を展開し、親会社は株式会社ティーケーピー(議決権59.6%保有)。
2026年4月には株式会社エスクリとの経営統合により国内最大級のブライダルグループ誕生を予定している。
ビジネスモデル
婚礼プロデュース・衣裳・飲食の3部門を自社完結させることで高付加価値サービスを提供し、施行組数と施行単価の両面から売上を積み上げる。設備投資には定期借地権等を活用して初期コストを抑制しつつ、年間3店舗程度の新規出店で多店舗化によるスケールメリットを追求する。
平日の婚礼施設をレストラン・宴会営業に活用することで稼働率を高め、収益性を補完する構造を持つ。
企業の強み
2025年12月期の婚礼プロデュース部門の受注残組数は3,344組(前年同期比9.6%増)、婚礼衣裳部門の受注残組数は2,816組(同15.3%増)と大幅に増加。受注率の改善が寄与しており、将来の施行売上を裏付ける先行指標として機能している。
2025年12月期のブライダル事業セグメント利益は3,801百万円(前年同期比46.5%増)。売上収益20,464百万円に対するセグメント利益率は約18.6%に達し、施行組数4,668組(前年比4.6%増)と施行単価上昇の相乗効果が収益性を押し上げた。
都市型「モノリス」、リゾート型「アマンダン」、歴史的建造物再生、M&A活用の「フレアージュ」、滞在型「キラナリゾート」の5ブランドを展開。定期借地権等を活用した初期投資抑制策と組み合わせ、人口25万人以上の地方中核都市を中心に年間3店舗程度の継続出店を実現している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去業績は2023期売上18,265百万円・営業利益1,540百万円、2024期19,300百万円・1,338百万円、2025期22,040百万円・2,248百万円と売上・利益ともに回復基調。2026年12月期第1四半期は売上収益4,738百万円(前年同期比13.9%増)、営業損失35百万円(前年同期155百万円の損失から改善)。
施行数・施行単価の増加とレストラン特化型事業の既存店好調が寄与。一方、新規出店に伴う消耗品費増加と合併関連費用が販管費を押し上げた。
通期予想は売上収益42,789百万円・営業利益3,000百万円で、エスクリ統合後の合算ベースでの大幅増収増益を見込む。外部要因として婚礼需要の緩やかな回復とインバウンド需要の拡大が追い風となっている。
成長戦略
エスクリ統合・地方新規出店・海外リゾート婚の三軸で縮小市場を乗り越える
2026年4月1日付でエスクリを吸収合併し、株式会社オンザページとして新体制を発足。都市型・地方型の式場ネットワーク統合、衣裳・飲食・建築の内製化拡大、広告・仕入・管理部門の統合によるスケールメリット享受を推進。通期売上収益42,789百万円・営業利益3,000百万円を目標とする。
2026年3月「HOMAM 旧マッケンジー邸」(静岡)開業済み。2026年4月「アマンダンピーク」(富山)開業。2027年1月名古屋、2027年5月軽井沢、2027年9月仙台(旧知事公館)と継続的な出店計画を推進。付加価値の高い立地・施設設計で施行単価の向上を図る。
ハワイ(ハレクラニ・ザ・カハラ)での婚礼業務受託を開始。沖縄「サザンチャペル キラナリゾート沖縄」は好調推移。2026年2月に宮古島「ホテル シギラミラージュ」と提携。フォトウエディングとのセットプランも提供し、国内外リゾート婚の需要を取り込む。
「みたき」ブランドのフランチャイズ展開をホロニックと締結し、建材費・家賃高騰・人手不足環境下でのリスク低減型出店を推進。2027年大阪市(JR大阪駅西口直結)への新規レストラン出店も計画。インバウンド・法人宴会需要を取り込み、現状の赤字セグメントの黒字化を目指す。
最終更新: 2026年7月17日

