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明海グループ株式会社

9115東証スタンダード海運業

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明海グループ株式会社9115

外航海運業

船舶貸渡業を柱とする明海グループの中核セグメント

期間今期前期増減率
売上高50,489百万円57,556百万円
セグメント利益(営業利益)3,789百万円10,629百万円
セグメント資産246,086百万円259,085百万円
減価償却費15,634百万円16,016百万円
有形固定資産及び無形固定資産の増加額5,593百万円4,018百万円
セグメント利益率7.5%18.5%

事業詳細

タンカー・自動車専用船・バルカー等の不定期船を保有する船舶オーナー会社を国内外に擁し、貸船料収入を主収益源とする船舶貸渡業を柱に、船舶運航管理業務を加えた海運事業を展開。2026年3月期の売上高は50,489百万円で連結全体の約82%を占める中核セグメント。当期は連結子会社1社(SOLEIL TRANSPORT S.A.)の連結範囲除外および売却船舶の稼働減により売上高・利益ともに大幅減少となったが、連結子会社保有船舶4隻の売却により特別利益10,197百万円を計上した。

直近の概況

船舶売却・連結除外で売上・利益大幅減、特別利益10,197百万円を計上

2026年3月期は、連結子会社SOLEIL TRANSPORT S.A.の連結範囲除外(2025年1月15日付で株式一部譲渡、持分法適用へ移行)および売却船舶の稼働減により、売上高は50,489百万円(前期比12.3%減)、セグメント利益は3,789百万円(前期比64.3%減)と大幅に悪化した。一方、連結子会社保有船舶4隻の売却により特別利益に船舶売却益10,197百万円を計上。次期(2027年3月期)は取得予定船舶2隻の稼働増を見込む一方、円高想定(1US$=145円)による傭船料収入の減少を想定し、外航海運業売上高49,800百万円(当期比1.4%減)、外航海運業利益6,180百万円(当期比63.1%増)を予想している。また後発事象として、在オランダ連結子会社においてバルカー1隻を売却し、2027年3月期に船舶売却益約800百万円を特別利益に計上予定。

主要プロダクト

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船舶貸渡業(タンカー)

大型タンカーおよび石油製品船を保有し、石油メジャーや海運会社へ貸渡す事業。紅海・スエズ運河周辺の緊張継続によるトンマイル伸長を背景に2025年前半はスポット運賃が上昇したが、OPECプラスの減産維持や中国経済減速観測が需要を抑制し変動の大きい推移となった。

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船舶貸渡業(LPG/LNG船)

LPG船傭船市況は堅調に推移した一方、LNG船傭船市況は船腹過剰で低迷が続いたが、2026年のホルムズ海峡情勢悪化により米国積みへのシフトが進み市況が急上昇した。

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船舶貸渡業(自動車専用船)

世界的に堅調な自動車生産と旺盛な輸送需要に支えられ高水準を維持。EVシフトの進展や地域別需給の変化が徐々に影響を見せているものの、市況全体としては底堅い動きとなった。中東情勢の影響から2026年度にかけて自動車市場の伸びが鈍化するとの見方もあり、今後の需給バランスには不透明感が残る。

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船舶貸渡業(バルカー)

中国向け鉄鉱石・石炭輸送の減速懸念が重しとなったが、インド・東南アジア向け需要が下支え。特にギニア発のボーキサイト輸送が堅調でアフリカ航路の活況が大型船市況を押し上げた。中小型船ではブラジル・アルゼンチン発の穀物輸送が収穫期に向けて活発化し安定した推移となった。

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船舶管理業

グループ保有船舶を中心に船舶の安全運航管理、技術管理、乗組員管理等を提供する事業。安全運航体制の確保を経営の根幹に位置づけ、中長期傭船契約を主体とした安定的な収益基盤を支える。

成長ドライバー

  • 次期取得予定船舶2隻の稼働増による稼働船腹の回復
  • 2026年ホルムズ海峡情勢悪化を背景としたLNG船市況の急上昇
  • ギニア発ボーキサイト輸送堅調によるアフリカ航路大型バルカー市況の押し上げ
  • 中長期傭船契約を主体とした安定的な収益基盤の維持
  • 入渠費用の減少および売船による船費削減による利益率改善(次期予想)
  • 自動車船傭船市況の底堅い推移継続

リスク

  • 傭船市況の大幅変動リスク(地政学リスク、中国経済減速、米国通商政策)
  • LNG船の船腹供給過剰による市況低迷の再燃リスク
  • 船舶売却後の稼働船腹減少による売上高の構造的減少
  • 為替変動リスク(円高転換時の傭船料収入への影響、次期は1US$=145円を前提)
  • コンテナ船市況の軟化傾向(紅海航路再開による供給余力増加)
  • 米国関税政策に伴う自動車船荷動きの鈍化リスク
  • 入渠隻数増加に伴う船費(修繕費等)の増加
  • 持分法投資利益の減少(SOLEIL TRANSPORT S.A.の連結除外に伴う持分法移行後の収益貢献低下)

最終更新: 2026年6月24日