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NSユナイテッド海運株式会社

9110東証プライム海運業

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NSユナイテッド海運株式会社9110

外航海運事業

連結売上高の約9割を占めるNSユナイテッド海運の中核セグメント

期間今期前期増減率
売上高197,062百万円(2026年3月期)216,152百万円(2025年3月期)
セグメント利益(営業利益)15,489百万円(2026年3月期)16,277百万円(2025年3月期)
セグメント資産259,785百万円(2026年3月期)252,805百万円(2025年3月期)
減価償却費14,398百万円(2026年3月期)15,995百万円(2025年3月期)
有形固定資産及び無形固定資産の増加額5,477百万円(2026年3月期)17,736百万円(2025年3月期)

事業詳細

撒積船(ケープ型・パナマックス型・ハンディ型・小型)による鉄鉱石・石炭・鉄鋼製品・非鉄鉱石等の輸送、タンカー(VLGC)によるLPG等の輸送、および船舶の貸渡しを行う。連結売上高に占める割合は約9割。長期・中長期輸送契約による安定収益確保と三国間配船の集荷を収益戦略の柱とする。子会社がNS UNITED BULK PTE.LTD.等の海外拠点として機能する。

直近の概況

円高・売上減少も老齢船売却益計上により連結純利益は前期比29.4%増

2026年3月期の外航海運事業売上高は197,062百万円(前期比8.9%減)、セグメント利益は15,489百万円(前期比4.8%減)となった。為替レートが前期比円高(12ヶ月平均150.33円/US$、前期152.83円)で推移したことが売上減少の主因。一方、当初より計画していた老齢船の売却を着実に実行し、固定資産売却益7,037百万円(前期2,539百万円)を計上したことで、連結親会社株主帰属純利益は24,095百万円(前期比29.4%増)となった。ケープ型市況は通期堅調、中小型市況も中盤以降回復基調、VLGC市況もおおむね堅調に推移した。

主要プロダクト

service
ドライバルク輸送(大型・ケープ型)

ブラジル・豪州の主要港からの鉄鉱石輸送、西アフリカからのボーキサイト輸送等を担う。2026年3月期は前期末の落ち込みから回復基調をたどり、12月には主要5航路平均用船料が一時日建て4万4千ドル台を記録するなど通期で堅調に推移した。

service
ドライバルク輸送(中小型・パナマックス/ハンディ型)

2026年3月期前半は中国経済の先行き不透明感を背景に一時低調に推移したが、南米からの穀物出荷増加等により船腹需給が引き締まり、中盤以降は回復基調となった。下期も石炭・穀物の荷動きが底堅く推移し、市況は総じて堅調に推移した。

service
LPG輸送(VLGC)

安定的なLPG輸送需要を背景に、一部に調整局面がみられたものの、2026年3月期通期ではおおむね堅調に推移した。

service
船舶貸渡(用船)

子会社47社が外航船舶貸渡業を担い、長期・中長期輸送契約による安定収益基盤を形成する。市場実勢価格に基づくセグメント間内部取引も行う。

成長ドライバー

  • 長期・中長期輸送契約による安定収益基盤(日本製鉄をはじめとする国内外顧客向け)
  • ケープ型撒積船における新造船供給抑制(船価高止まり・環境規制対応の慎重姿勢)による需給引き締まり
  • ギニア・シマンドゥ鉱山稼働に伴う鉄鉱石輸送需要の増加期待
  • VLGC市況の安定的なLPG輸送需要を背景とした堅調推移
  • 燃料油価格下落(2026年3月期平均481US$/MT、前期比△14.7%)によるコスト低減効果
  • 老齢船の計画的売却による資産入れ替えと売却益の計上

リスク

  • 為替リスク:円高進行による円換算収益の目減り(2026年3月期12ヶ月平均150.33円/US$)
  • ドライバルク市況変動リスク:中国経済の先行き不透明感・不動産市況低迷による荷動き鈍化
  • 米国通商政策リスク:関税措置を含む通商政策やそれに対する各国の対応が貨物輸送需要・トレードパターンに与える影響
  • 船腹供給過剰リスク:パナマックス型以下の中小型船を中心とした新造船竣工増加
  • 地政学的リスク:一部航路の通航制限等が輸送需要・トレードパターンに与える影響
  • 環境規制強化リスク:IMOのGFI規制等の中期対策導入やEU-ETS等の環境関連制度の適用拡大によるコスト増加・運航制約

最終更新: 2026年6月23日