研究開発投資の回収リスク
デジタル化・ペーパーレス化の進展により主力のファイル市場が縮小傾向にある中、当社グループは多様化するワークスタイル・ライフスタイルに対応した新商品開発へ積極的な投資を行っているが、これらすべての開発投資が市場に受け入れられるとは限らない。投資回収が見込めない場合、業績に悪影響を及ぼす可能性がある。対応として、新市場創出を目指した商品開発・安全商品・環境配慮商品の開発に注力し、「キングファイル」「テプラ」に続く第3の柱の構築を模索している。
知的財産権の侵害リスク
第三者から知的財産権侵害を主張する訴訟が提起されるリスク、および第三者による当社グループ商品の形態模倣等のリスクが存在し、いずれも業績に影響を与えるおそれがある。商品化に際して第三者の知的財産権の有無を事前調査するとともに、訴訟提起時は社外の弁護士・弁理士と連携して対応している。また、自社知的財産権の侵害疑いがある商品を発見した場合は、警告文送付等により販売停止・製造中止を求める対応を行っている。
製造物責任リスク
品質管理基準に基づく管理体制を整備・運用しているものの、予期せぬ製品欠陥が生じ顧客に損害が発生した場合、顧客信頼の喪失につながる可能性がある。製造物責任保険に加入しているが、保険で賠償額を全額カバーできない可能性もあり、業績への影響が生じうる。対応として、品質管理基準を適宜アップデートし、管理体制の整備・構築と運用の遵守・徹底を図っている。
原材料価格変動リスク
当社グループの製品は合成樹脂・紙・鋼板・半導体等を主な原材料として使用しており、原油価格の市況変動や世界的な需給バランスの乱れにより価格が大きく変動する場合がある。原材料価格の急激な高騰や安定調達の困難化は、業績に直接影響を与える可能性がある。対応として、複数社購買・仕入先との連携・代替品対応・生産効率化による原価低減等の施策を実施している。
海外情勢・カントリーリスク
当社グループは主に海外で生産を行い、アジアを中心に世界各国で営業活動を展開しているため、経済・政治情勢の変動、戦争・テロ・感染症拡大による操業停止や輸送障害が、部品調達・製造・販売に支障をきたす可能性がある。また、各国税務当局との見解相違による追加税負担が生じるリスクも存在する。対応として、調達先の国・地域の分散化、安全在庫の確保、カントリーリスクの事前調査、および外部専門家を活用した移転価格文書の整備等を実施している。
為替変動リスク
当社グループは主に海外で生産を行い、製品・原材料等の輸出入において一部外貨建取引を行っているほか、外貨建債権債務を保有しているため、大幅な為替変動が生じた場合に業績へ影響を与える可能性がある。急激な円安は採用数の抑制にも波及しうるとされている。対応として、為替予約取引等のヘッジ手段を活用している。
棚卸資産の評価損リスク
需要予測に基づく生産計画・在庫管理を行っているものの、市場環境の変化や販売見込みとの乖離により販売実績が予測を大きく下回る場合がある。商品の陳腐化等による価値の大幅な減少や収益性低下により正味売却価額が取得原価を下回った場合、棚卸資産の評価損を計上することとなり業績に影響を与える。対応として、外部環境・営業情報の適宜収集による需要予測精度の向上と、在庫水準の随時監視・生産調整を実施している。
M&Aに伴う投資リスク
当社グループはM&Aを事業拡大の手段と位置づけ積極的に検討しているが、事前調査で把握できなかった偶発債務・未認識債務が存在した場合や、市場環境の変化等により事業展開が計画通りに進まなかった場合、対象企業の投資価値の減損処理が必要となり業績に影響を与える可能性がある。対応として、詳細な事前調査の徹底、経営統合後の事業展開・損益計画の討議・検証、および部門横断の委員会設置による円滑な経営統合推進を実施している。
情報セキュリティリスク
外部からのサイバー攻撃・不正アクセス、ソフトウェア・情報機器の欠陥、内部からの不正な情報持ち出しにより、情報の流出・改ざん等が発生するおそれがあり、事業活動の支障および業績への影響が生じる可能性がある。対応として、アンチウイルスソフトの導入・社員教育・啓蒙活動を実施するとともに、外部ストレージの利用ルールを定め内部不正対策を講じている。
人材確保リスク
有能な人材の確保をめぐる競争が激化する中、労働人口の減少により必要な人材の獲得・確保ができない可能性がある。また、急激な円安や突発的な景気変動により採用数を抑制せざるを得ない状況が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。対応として、教育機会の提供・適正な評価と報酬・テレワーク等の柔軟な勤務体系の整備・DE&Iの推進、およびエンゲージメントサーベイによる組織課題の可視化と改善に取り組んでいる。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月29日

