住宅着工戸数の減少リスク
新築住宅市場向け製品が売上の大半を占めるため、少子高齢化の進行に伴う住宅着工戸数の減少傾向が業績に直接的な影響を及ぼす。中東情勢に起因するエネルギー・資材価格の高騰やサプライチェーン分断により、住宅着工の抑制と住宅価格上昇が重なり、新設住宅着工戸数は低水準で推移する可能性がある。対応策として、特注対応力を活かした多様な製品提案と非住宅分野への事業領域拡充を推進し、特定市場への依存度低減を図っている。
特定販売先への依存リスク
売上高の相当部分を一部の特定顧客に依存しており、顧客の業績動向や経営方針の変更等により突発的な契約終了や調達方針の転換が生じた場合、売上及び利益に重大な影響を及ぼす可能性がある。また、顧客からの価格引下げ要請に応じざるを得ない局面では利益率の低下を招くリスクもある。新規顧客開拓を継続的に推進し、特定顧客への過度な依存体質からの脱却に取り組んでいる。
海外調達資材の価格・為替変動リスク
資材調達において海外依存度が高く、国際的な需給バランスの変動、原産国の政策変更、為替相場の変動が業績及び財務状況に影響を与える。主にベトナムを中心とした東南アジア地域での独自調達体制の確立と国内外有力サプライヤーとの協働体制により安定供給を確保しているが、外的要因によるリスクは排除できない。為替変動の影響軽減策として国産材・地域材の活用拡大にも取り組んでいる。
法的規制変更リスク
建築基準法、JAS法、製造物責任法、住宅品質確保促進法など多岐にわたる法令の改正や新規制の導入が事業運営に重大な影響を及ぼす可能性がある。特に建築基準法の大幅改正は製品仕様や資材調達体制の見直しを迫られるリスクがあり、環境関連法令の規制強化による新たな設備投資や対応費用の発生も懸念される。現時点では重大な改正は確認されていないが、法改正の動向を注視しつつ必要な措置を講じる方針としている。
製造物責任リスク
木材は有機物であり、気温・湿度等の環境条件によって経年変化や不具合が発生し、製品欠陥に至る場合がある。特に柱・梁等の構造体部材に欠陥が認められた場合、是正費用の発生に加え、住宅メーカーや工務店からの信頼喪失を招き、業績及び信用に重大な影響を及ぼすおそれがある。品質管理システムに基づく徹底した管理体制を構築・運用しており、現時点では重大な品質クレームは発生していない。
人材確保・育成リスク
主要生産拠点が岐阜県東部に集中しているため、地域的な雇用環境によっては必要人材の確保が困難となる場合や、有能な人材の流出が生じた場合に事業運営に支障をきたし業績に影響を及ぼす可能性がある。新卒・中途採用の積極的推進と継続的な人材育成に取り組んでおり、現在は離職率が低水準で推移し人員の安定的な確保が図られている。労働時間削減やワーク・ライフ・バランスの推進、多様な人材の登用・育成を通じて組織活性化にも努めている。
自然災害・事業継続リスク
主力工場が岐阜県東部に集中しており、河川氾濫・土砂災害等の自然災害リスクが比較的高く、東海・東南海地震の影響も懸念される。大規模地震により工場等が滅失・焼失した場合、操業停止による逸失利益を含め事業運営及び業績に重大な影響を及ぼすおそれがあり、地震保険については補償内容の限界から未加入となっている。BCPの策定、安否確認システムの導入、衛星電話の配備、非常食の備蓄等の平時からの備えを講じている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

