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株式会社アルメディオ

7859東証スタンダードその他製品

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株式会社アルメディオ7859

事業内容

株式会社アルメディオは、中国連結子会社2社(阿爾賽(蘇州)無機材料有限公司・阿爾美(蘇州)科技有限公司)を中核とする断熱材事業と、ナノサイズ繊維状炭素(CNF)の研究開発・製造・販売を行うナノマテリアル事業の2セグメントで構成される。断熱材事業では電子部品用副資材・耐火材料・関連製品を開発・製造・販売し、主要顧客は太陽光発電パネルメーカー・半導体関連企業・鉄鋼メーカー等の産業用途向け企業群。

ナノマテリアル事業は塗料・電池・半導体・放熱材等の複数業種への導電用CNF採用拡大を目指す育成段階にある。テストメディア事業を起源とし、機能性材料メーカーへの転換を進めている。

ビジネスモデル

断熱材事業では中国連結子会社が電子部品用副資材・耐火材料を製造し、国内外の産業顧客へ直接販売するとともに、当社が輸入販売を担う。ナノマテリアル事業では国内拠点でCNFを製造・研究開発し、有償サンプル販売から本格採用へのステップアップを図る。

収益の大部分は断熱材事業が担い、ナノマテリアル事業は現在投資・育成フェーズにある。

企業の強み

阿爾賽(蘇州)無機材料有限公司はハイテク企業認定を取得しており、半導体用アルミナ粒子・SiO・MLCC焼成用セラミックラック・プラズマZrO2コートNiメッシュ等の新製品を自社開発・量産化している。2026年3月期に設備投資490,383千円を断熱材事業に投下し、生産能力・品質向上を継続的に推進している。

ナノマテリアル事業において当期2件のCNF特許を取得。導電用CNF(高分散)は半導体・電池・塗料等の複数業種で顧客評価が拡大しており、半導体用途では採用に向けた進行段階にある。欧州REACH規則登録・ISO9001認証追加登録も完了し、海外展開に向けた基盤を整備している。

2026年3月期末の自己資本比率は93.6%と極めて高水準であり、純資産残高は7,904百万円を維持。現金及び現金同等物の期末残高は3,280百万円を確保しており、インタレスト・カバレッジ・レシオは72.6倍。事業環境が悪化した局面でも財務的な安定性を保っている。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期は売上高2,372百万円(前期比59.1%減)、営業損失826百万円、当期純損失470百万円と、2025年3月期に続き大幅な赤字を計上した。太陽光発電向け特需剥落後の需要回復が見通せない中、正常化後の収益水準がどこに落ち着くかが投資判断の核心となる。

外部要因として中国の太陽光・半導体市場の需給動向が業績回復の鍵を握る。

2026年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは501百万円(訂正後)と前期比42.2%減となり、投資活動では744百万円の流出が生じた。現金残高は3,280百万円と依然として厚みがあるものの、業績低迷が長期化した場合の財務余力の消耗ペースは投資家が継続的にモニタリングすべきリスクである。

ナノマテリアル事業は塗料・電池・半導体・放熱材等の複数業種でCNFの評価が進んでいるものの、2025年3月期の売上高は71百万円・損失142百万円にとどまる。採用決定案件も出始めているが、グループ全体の業績を牽引するには相当の時間を要するとみられ、断熱材事業の回復なき状況での先行投資継続は収益圧迫要因として機能している。

成長戦略

断熱材の販路多様化とナノマテリアル育成で機能性材料メーカーへの転換を目指す

太陽光発電向け依存から脱却し、半導体製造装置向けヒーターモジュール等の高付加価値用途への販路を拡大する。需要の安定性と高マージンが期待される分野であり、断熱材事業の収益基盤の多様化に直結する。

中国子会社の製造・販売機能を阿爾美(蘇州)科技有限公司に集約し、固定費削減と収益性改善を図る。業績低迷局面における構造改革として位置づけられており、コスト競争力の強化が期待される。

塗料・電池・半導体・放熱材等の複数業種でCNFの評価が進んでおり、SiOのセラミック添加剤としての採用決定も確認されている。高分散導電用CNF・CNF入りPEEKコンパウンド等の新規商材開発も並行して推進中。

断熱材事業の枠を超えた機能性材料メーカーへの転換を目指し、高純度SiO・アルミナ粒子等の新規商材の生産体制を確立・拡大する。中国子会社のハイテク企業認定を活かした先端製品の研究開発を推進する。

最終更新: 2026年7月19日