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株式会社マーベラス

7844東証プライム情報通信業

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株式会社マーベラス7844

事業内容

株式会社マーベラスは1997年設立の東証プライム上場の総合エンターテイメント企業。「デジタルコンテンツ事業」「アミューズメント事業」「音楽映像事業」の3セグメントを展開し、当社・連結子会社6社で構成される。

デジタルコンテンツ事業では「ルーンファクトリー」「牧場物語」等の自社IPを軸に家庭用・スマホ・PCゲームを企画開発販売するほか、開発受託も手掛ける。アミューズメント事業では業務用機器の企画・開発・販売を行い、ポケモンIPとのアライアンスを核に国内外で展開。

音楽映像事業ではアニメ・舞台興行を軸にマルチユース展開を推進する。主要顧客はゲームユーザー、アミューズメント施設運営会社、アニメ・舞台ファン層と多岐にわたる。

ビジネスモデル

自社開発IPおよびポケモン等の強力な外部IPを活用し、家庭用ゲームソフト販売・スマホゲーム課金・業務用アミューズメント機器販売・アニメパッケージ・舞台興行・二次利用配信等の多面的な収益源を持つ。「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略のもと、一つのコンテンツを複数の事業領域・デバイスで展開することで収益を最大化する構造を採る。

アミューズメント事業が高利益率(セグメント利益率24.9%)の安定収益柱として機能する。

企業の強み

「ルーンファクトリー」シリーズ最新作『龍の国 ルーンファクトリー』はNintendo Switch 2本体同時発売タイトルに選定され好調なセールスを記録。「牧場物語」シリーズ最新作も全世界で発売し好調。

長年にわたり育成された自社IPは、新ハード発売時の同時発売タイトル選定という形で競争優位を発揮している。

『ポケモンフレンダ』は歴代ポケモンキッズアミューズメントマシン最速となる約1年7ヶ月で累計プレイ回数2億回を突破。海外では『ポケモンメザスタ』の展開地域拡大により海外収益が国内を上回る水準に成長。

アミューズメント事業のセグメント利益率は24.9%と高水準を維持し、グループ全体の収益を支える安定柱となっている。

2026年3月期末の自己資本比率は78.1%、現金及び現金同等物は17,488百万円(前期末比9,608百万円増)。無借金経営に近い財務構造を維持しており、営業キャッシュ・フローは11,344百万円と大幅に改善。戦略的投資機会への対応余力を十分に確保しており、コンテンツ投資の機動性を支えている。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期のデジタルコンテンツ事業はセグメント損失58百万円(前期利益937百万円)に転落した。『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』の販売不振と『ブラウザ三国志 天』のゲーム資産一括償却が主因であり、一過性要因の側面はある。

しかし2027年3月期は新作基幹タイトル数が減少する見通しであり、開発・運営体制の再構築による採算性改善が実現するかどうかが、同事業の構造的収益力を見極める上での最重要観察点となる。

2027年3月期会社予想は売上高30,000百万円(前期比21.0%減)・営業利益3,000百万円(同33.4%増)と、大幅減収下での増益を見込む。デジタルコンテンツ事業の採算性改善とアミューズメント・音楽映像事業の安定収益が前提となるが、新作タイトル数減少による売上減少幅が予想を超えた場合、利益目標の達成が困難になるリスクがある。

外部要因として国内家庭用ゲーム市場はNintendo Switch 2効果で活況が続いており、追い風は継続する見込みである。

アミューズメント事業では海外『ポケモンメザスタ』の収益が国内を上回る水準まで成長し、グローバル展開の成果が顕在化した。一方で北米展開タイトルの稼動不振により棚卸資産・固定資産の評価損・減損損失298百万円を計上しており、地域別の収益格差が拡大している。

海外展開の成否はIP契約条件・現地市場環境・競合動向等の外部要因にも左右されるため、北米事業の収益化見通しと追加減損リスクの有無を継続的に注視する必要がある。

成長戦略

IP価値最大化とグローバル展開加速で「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を深化

『龍の国 ルーンファクトリー』をNintendo Switch 2本体同時発売タイトルとして投入し好調なセールスを記録。2027年3月期もコンシューマゲーム新作2作品を予定しており、新ハード普及期の販売機会を継続的に取り込む戦略。

『ポケモンメザスタ』の海外展開地域を順次拡大し、2026年3月期に海外収益が国内を上回る水準まで成長。2027年3月期も積極的なプロモーションによる国内活性化と海外市場のさらなる開拓、新規プライズマシン投入を計画。

不振タイトルの一括償却等を経て、2027年3月期に向けて開発・運営体制を再構築し採算性・収益性の向上を図る。新作基幹タイトル数は減少するが、国内外子会社からの複数タイトルリリースも計画。

劇場版プリキュア3作品連続興行収入10億円超、舞台公演の多数ヒットタイトル展開により前期赤字から利益910百万円へ大幅改善。2027年3月期も多数のアニメ・舞台作品展開を予定し安定的な収益確保を目指す。

最終更新: 2026年7月19日