黒田精工株式会社7726
駆動システム
精密ボールねじ等の直動部品を製造・販売するグローバル事業セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2026年3月期) | 6,481百万円 | 6,372百万円 | ↑ |
| 営業損失(2026年3月期) | △187百万円 | △125百万円 | ↓ |
| 受注高(2026年3月期) | 7,765百万円 | 6,340百万円 | ↑ |
事業詳細
精密研削ボールねじ、転造ボールねじ、ボールねじアクチュエータ、XYステージ、ガイド、ギア等を主力製品とする。国内製造(黒田精工本体)に加え、ドイツ子会社Jenaer Gewindetechnik GmbH、米国KURODA JENA TEC,INC.、韓国黒田精工、中国平湖黒田精工有限公司が製造・販売・組立を担う多拠点グローバル体制。主要顧客は半導体・液晶関連装置メーカーであり、同市場の需要サイクルに業績が大きく左右される構造を持つ。
直近の概況
受注は急回復も欧米子会社の損益悪化でセグメント赤字が拡大
2026年3月期において、半導体・液晶関連装置市場向け商品の受注が昨年末以来急回復し、受注高は7,765百万円(前期比1,425百万円、22.5%増)と大幅増加。売上高は黒田精工単体が増収となったものの、欧米子会社の減収影響から6,481百万円(前期比108百万円、1.7%増)に留まった。損益面では、黒田精工単体は増収・経費削減で増益となったが、欧米子会社(特にドイツ子会社)の損益悪化が響き、営業損失は187百万円(前期営業損失125百万円)と赤字が拡大した。ドイツ子会社関連の固定資産減損損失208百万円および構造改革費用241百万円が連結特別損失に計上されている。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 半導体・液晶関連装置市場の受注急回復:昨年末以来受注が急回復しており、2026年3月期受注高は7,765百万円(前期比22.5%増)と大幅増加。売上への本格寄与が期待される
- 黒田精工単体の増収・増益:国内事業は増収および経費削減により増益を達成しており、欧米子会社問題が解消されれば収益改善余地が大きい
- 直動システム商品の拡販:中期経営計画において直動システム商品の拡販と自動化製造ライン拡充を重点施策として推進
- 半導体以外の市場開拓:半導体市況の谷でも利益を出せる顧客基盤整備を戦略的課題として取り組み中
リスク
- 欧米子会社(特にドイツ子会社Jenaer Gewindetechnik GmbH)の業績低迷継続:2026年3月期も損益悪化が継続し、減損損失208百万円・構造改革費用241百万円を計上。構造改革の効果発現が不透明
- 半導体・液晶市場の需要サイクル依存:主要顧客市場の需要変動がセグメント業績に直結し、回復ペースが予想を下回るリスク
- 品種構成差(プロダクトミックス)の悪化:利益率の高い研削ボールねじの売上比率低下がセグメント収益を構造的に圧迫
- 中国経済の減速:中国子会社(平湖黒田精工有限公司)の売上減少リスク、および中国のレアアース輸出規制による関連事業への波及リスク
- 為替変動リスク:ドイツ・米国・韓国・中国の多拠点グローバル体制により、為替変動が業績に影響
最終更新: 2026年6月25日

