シグマ光機株式会社 logo

シグマ光機株式会社

7713・東証スタンダード・精密機器

シグマ光機株式会社 logo
シグマ光機株式会社7713

事業内容

1977年創業のシグマ光機グループは、光学基本機器製品・自動応用製品・光学素子薄膜製品で構成される「要素部品事業」と、光学モジュール・光学ユニット・システム製品を提供する「システム製品事業」の2セグメントで展開。国内外の大学・官公庁等の研究開発分野(量子、時間計測・情報通信、材料、バイオ・ライフサイエンス、天文等)及び電子部品・半導体、FPD、次世代通信、医療・美容、航空・宇宙、防衛等の産業分野に光学製品を供給。

子会社6社・関連会社2社を通じ米国、欧州(フランス・ドイツ)、中国、東南アジアにグローバル生産・販売網を構築している。

ビジネスモデル

冊子・ウェブカタログにより多品種の光学要素部品規格品を全国に無店舗販売する一方、研究・産業分野の多様なニーズに応じた一品特注品から中量産OEM品までの受注生産にも対応。さらに要素部品を組み合わせたオリジナル光学システム製品の提供を進めることで、単価向上とワンストップ提案による差別化を図り、価格改定やグローバル生産体制強化による供給力向上で収益性を確保している。

企業の強み

当連結会計年度末の自己資本比率は87.8%、有利子負債残高58百万円に対し現金及び現金同等物は3,679百万円と、実質無借金に近いバランスシートを維持。持続的な人的投資・設備投資を自己資金中心で進められる財務的余裕を有している。

米国(OptoSigma Corporation)、欧州(フランス・ドイツ)、中国(上海西格瑪光机及び同総合国際貿易)、東南アジア(シンガポール)に子会社6社を展開し、生産・調達・販売を多拠点で分散。上海西格瑪総合国際貿易有限公司の新設(2025年10月)等により調達・供給力を継続強化している。

多品種の光学要素部品を冊子・ウェブカタログで全国販売する体制に加え、一品特注品から中量産OEM品までの受注生産体制を整備。光学製造・機械加工・電気設計・ソフトウェア開発を融合し、部品からシステム製品までワンストップで提案できる技術基盤を長年構築している。

エンヴァリスの着眼点

2027年5月期第1四半期は売上高3,382百万円(前年同期比35.0%増)、営業利益518百万円(同240.6%増)、親会社株主帰属四半期純利益373百万円(同244.8%増)と大幅増収増益を達成。これを受け、2026年7月14日公表の業績予想から通期売上高13,805百万円(前期比20.7%増)、営業利益2,000百万円(同69.6%増)へ上方修正されており、前期の純利益減益トレンドから明確な反転が確認できる。

市場環境として生成AI・AIデータセンター関連の活発な設備投資を背景に、光電融合関連のエレクトロニクス業界の堅調な業況が要素部品事業・システム製品事業双方に波及。要素部品事業は売上高2,954百万円(前年同期比38.6%増)、営業利益609百万円(同132.0%増)と特に好調で、全社業績の牽引役となっている。

ただし特定業界への依存が進行した場合、同業界の需要変動が業績に与える影響度は今後増す可能性がある。

2027年5月期の年間配当予想は50円(前期42円)に増額される一方、通期純利益予想は1,480百万円(前期比78.1%増)と利益成長も大きいため、配当性向自体は急激な上昇とはならない見込み。業績の上方修正と増配が同時に示されており、株主還元姿勢と業績拡大の両立が評価できる。

成長戦略

光ソリューション提案営業の強化と成長市場展開・グローバル生産体制の拡充

生成AI・AIデータセンター関連の設備投資拡大を背景に、光電融合関連のエレクトロニクス業界向け調芯システムやミラー・球面レンズ等の高付加価値製品の販売を拡大。第1四半期は要素部品事業が前年同期比38.6%増収と成果が顕在化。

海外地域(米国・中国・東南アジア)向け産業分野需要の増加に対応するため生産体制を強化し、供給力向上と業務効率化を推進。第1四半期はアメリカ向け売上が前年同期比60%超増加するなど成果を確認。

防衛業界向け光学システム製品やポータブル医療機器製品向けの需要を取り込みつつ、量子・航空宇宙・ナノテク等の成長産業分野における企業とのコラボレーションを推進。システム製品事業は第1四半期営業利益が前年同期比342.9%増と好調。

最終更新: 2026年10月9日