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株式会社いつも

7694・東証グロース・小売業

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株式会社いつも7694

事業内容

株式会社いつもは「Eコマースで、日本の未来をリードする」をミッションに掲げ、ブランド・メーカーへのEC事業総合支援・D2C・ECプラットフォーム運営を展開する。主要顧客は大手から中小のブランド・メーカー企業で、Amazon・楽天市場・自社ECサイト・TikTok Shopなど多岐にわたるチャネルにおいて、戦略立案からサイト運営・マーケティング・物流・顧客対応まで、ECバリューチェーン全体をワンストップで支援する。

サービスはOneコマース(コンサル・運営支援)、協業ブランドパートナー(公式EC代行・仕入販売)、共創・自創バリューアップ(自社・他社ブランドD2C)、ECプラットフォーム(ライブコマース等)の4区分で構成される。2020年12月に東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)へ上場。

ビジネスモデル

収益の主軸は2つ。①Oneコマースでは原則12ヶ月契約に基づくストック売上が売上高の92.9%を占め、安定的な積み上げ型収益を形成する。

②協業ブランドパートナーではブランド・メーカーから商品を仕入れ、公式ECサイトを通じて消費者へ直接販売する仕入販売モデルで、2026年3月期売上高13,091百万円と全体の約73%を占める。両モデルを組み合わせることで、フィー収入の安定性と仕入販売の規模拡大を両立している。

企業の強み

戦略立案・サイト構築・デジタルマーケティング・クリエイティブ制作・物流・顧客対応まで、ECバリューチェーンの全機能を単独で提供できる体制を有する。化粧品・日用品・食品・家電・アパレル等の広範な商材カテゴリーにわたる支援実績を蓄積しており、商材特性に合わせた最適なEC戦略を提供できる専門性が競合との差別化要因となっている。

TSP(出店企業支援)・CAP(クリエイター支援)・TAP(アフィリエイト商品マッチング)のTikTok Japan全3パートナーシップを取得済み。広告運用から店舗構築・フルフィルメント・ライブコマース支援まで一気通貫で提供できる体制を整備しており、ライブコマース単独の流通総額が100億円を突破した実績も有する。

Oneコマースサービスでは原則12ヶ月契約に基づくストック売上が2026年3月期売上高の92.9%を占める。継続契約に基づく積み上げ型収益モデルにより、短期的な市場変動に対して相対的に安定した収益基盤を確保している。

2026年3月期のOneコマース売上高は3,165百万円(前年同期比14.2%増)と増収を維持した。

エンヴァリスの着眼点

2027年3月期第1四半期の売上高は4,792百万円(前年同期比45.9%増)、営業利益30百万円(前年同期は営業損失81百万円)と黒字転換。協業ブランドパートナーサービスの新規ブランド成長とTikTok Shop領域の物流支援拡大が牽引役となった一方、共創・自創バリューアップサービス(エンブルーム)は主力のスポーツ・スノーアパレル領域の需要変動で減収も、在庫抑制・固定費削減で営業損益は改善した。

2027年3月期第1四半期末の自己資本比率は25.0%(前期末26.4%)に低下。1年内返済予定の長期借入金が964百万円から1,993百万円へ倍増する一方、長期借入金は1,843百万円から1,203百万円に減少しており、借入金の返済期限構成が短期化。

総資産は10,099百万円(前期末比541百万円増)に拡大しているが、財務レバレッジの高さと短期資金繰りの動向は引き続き注視点となる。

会社側は「概ね当初の計画どおり推移」として通期業績予想(売上高20,560百万円、営業利益326百万円、前期比21.0%増)を修正していない。第1四半期の進捗率は売上高で約23%、営業利益で約9%にとどまるが、下期偏重の事業特性を踏まえれば計画未達のシグナルとは即断できず、次四半期以降の進捗確認が重要となる。

成長戦略

iDM×AIとソーシャルコマース総合支援で収益構造を高度化し持続成長を目指す

iDM(データドリブンマーケティング)に生成AIを融合させた「iDM×AI」を戦略中核に据え、購買ファネル全域での売上最大化と業務効率化を同時実現する体制整備を進めている。2027年3月期第1四半期は体制整備段階にあり、今後の収益貢献が焦点となる。

現場実務にAIエージェントを導入し定型業務の自動化・効率化を進めることで、社員1人当たり生産性の向上を図る取り組みを継続している。

TikTok Shop市場の拡大を背景に、クリエイター案件取扱社数の増加や物流支援取引の拡大が進み、2027年3月期第1四半期の協業ブランドパートナーサービス増収に直接貢献した。

過剰在庫抑制と固定費削減により、主力のスポーツ・スノーアパレル領域の需要変動下でも営業損益の赤字幅を前年同期比で縮小・改善させた。

最終更新: 2026年8月14日