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株式会社NaITO

7624東証スタンダード卸売業

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株式会社NaITO7624

事業内容

株式会社NaITOは、1953年創業の機械工具専門商社。切削工具(売上高の約49%)、産業機器・工作機械等(約41%)、計測(約9%)の3カテゴリを取り扱い、製造業を主要顧客とする。

国内は全国に支店・事務所・物流センターを展開し、海外はベトナム(連結子会社)・タイ・中国(持分法適用関連会社)に拠点を持つ。親会社は岡谷鋼機株式会社。

東証スタンダード市場上場。中期経営計画「Achieve2025」(2021年3月〜2026年2月)のもと、物品販売からアフターサービスまでを包括する「オールインワン事業」の確立を目指している。

ビジネスモデル

国内外のメーカーから切削工具・計測機器・産業機器・工作機械等を仕入れ、製造業顧客へ販売する卸売モデルが基本。NICE-NETやEDI連携による受発注デジタル化、在庫拡充による品揃え強化で顧客利便性を高める。

オリジナルブランド「Victoryエンドミル」の展開や検査・校正ビジネスによる付加価値サービスも収益源として育成中。売上高営業利益率は約0.9%と薄利構造が特徴。

企業の強み

1953年創業で70年超の業歴を持ち、東北から九州まで全国に支店・事務所・物流センターを展開。令和6年3月には岐阜事務所を新設するなど継続的に拠点網を拡充。長年の取引実績に基づく顧客基盤と仕入先メーカーとの関係が競争優位の基盤となっている。

2026年2月期末の自己資本比率は74.9%(前期比2.8ポイント増)。有利子負債残高は73百万円と極めて低水準であり、財務リスクは限定的。純資産12,911百万円を背景に、景気変動局面においても財務的安定性を維持している。

主力の切削工具カテゴリでは、主力メーカーの販促企画・キャンペーンを着実に実行するとともに、自社オリジナルブランド「Victoryエンドミル」を展開。2026年2月期の切削工具売上高は21,552百万円(前年同期比0.5%増)と、全カテゴリ中唯一前年を上回った。

エンヴァリスの着眼点

当1Q売上高13,110百万円(前年同期比+18.7%)・営業利益324百万円(同+388.1%)は、主力切削工具メーカーの価格改定や地政学リスクを背景とした需要の前倒しが主要ドライバー。通期予想は売上高45,000百万円(+3.4%)・営業利益400百万円(△0.9%)と保守的な水準に据え置かれており、1Qの好調が通期に持続するかは不透明。

前倒し需要の反動減が2Q以降に顕在化するリスクに注意が必要。

過去5期の営業利益は2023期886百万円をピークに2024期505百万円→2025期464百万円→2026期403百万円と3期連続で減少。通期予想400百万円はさらなる微減を示唆しており、売上規模が43,000〜45,000百万円台で横ばい推移する中で利益率の低下が続いている。

物価高騰による仕入・経費増加(外部要因)に加え、産業機器・工作機械等カテゴリの当1Q売上が前年同期比△0.9%と唯一マイナスであることも収益構造の課題を示している。

持分法適用関連会社SOMAT Co.,Ltd.(タイ)は自動車関連需要の減速を踏まえ非自動車分野への展開を進めており、外部環境として自動車産業の構造変化が海外事業の収益に影響を与えている。国内でも製造業の設備投資に対する慎重な動きが継続しており、スポット品(設備案件)の受注回復には時間を要する可能性がある。

中期経営計画「共創ビジョン2030」の施策進捗が業績回復の鍵を握る。

成長戦略

「共創ビジョン2030」のもとオールインワン事業・デジタル化・海外展開の3軸で専門力会社を目指す

令和8年3月に神戸事務所を兵庫支店に昇格し営業体制を強化。中期経営計画「共創ビジョン2030」初年度として重点施策の着実な実行に取り組んでおり、地域密着型の顧客接点拡大を推進している。

設備案件を中心とするスポット品において、自動化・省人化商材の提案活動強化と新規商材の拡充に注力。当1Qでは産業機器・工作機械等カテゴリが前年同期比△0.9%と苦戦しており、提案力強化による底上げが課題。

営業支援システムの利活用による営業効率向上を推進。NICE-NET・EDI連携による受発注利便性向上と在庫拡充による品揃え強化を継続実施しており、顧客への付加価値提案強化にも展示会・セミナー開催を活用している。

NAITO VIETNAM CO.,LTD.(ベトナム)はホーチミン・ハノイ地区で設備案件を中心とした受注拡大に取り組み売上拡大を図る。SOMAT Co.,Ltd.(タイ)は自動車関連需要の減速を踏まえ非自動車分野・環境関連商材・計測機器分野への展開を進めている。

最終更新: 2026年7月17日