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日本ライフライン株式会社

7575東証プライム卸売業

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日本ライフライン株式会社7575

日本ライフライン株式会社(単一セグメント)

心臓血管領域を核とする医療機器のメーカー兼商社

期間今期前期増減率
売上高(通期・短信実績)59,187百万円56,610百万円
営業利益(通期・短信実績)12,606百万円12,326百万円
営業利益率(通期・短信実績)21.3%21.8%
経常利益(通期・短信実績)12,588百万円12,335百万円
親会社株主に帰属する当期純利益(通期・短信実績)9,350百万円9,317百万円
売上総利益率(通期・短信実績)59.4%60.4%
自己資本比率(期末・短信実績)82.1%79.8%
1株当たり当期純利益(通期・短信実績)133.30円131.43円
1株当たり純資産(期末・短信実績)938.65円854.74円
年間配当金(実績)54.00円53.00円
配当性向(通期・短信実績)40.5%40.3%
営業CF(通期・短信実績)8,172百万円9,113百万円
現金及び現金同等物期末残高(短信実績)12,494百万円11,014百万円
売上高(2027年3月期通期予想)63,200百万円59,187百万円
営業利益(2027年3月期通期予想)10,700百万円12,606百万円

事業詳細

国内の総合病院等を主要顧客とし、心臓血管領域を中心に医療機器の製造・輸入・販売を行う。メーカー機能(自社製品)と商社機能(海外優良品の輸入)を併せ持つハイブリッド型ビジネスモデルが特長。品目はリズムディバイス、EP/アブレーション、心血管関連、脳血管関連、消化器の5区分で構成。全国規模の自社販売網を有し、業界内でユニークなポジションを確立している。商品仕入の約70%が円建て取引であり、為替変動の短期的影響は限定的。

直近の概況

2026年3月期は全指標で過去最高更新も、翌期は戦略投資増加で大幅減益予想

2026年3月期は売上高59,187百万円(前期比+4.6%)、営業利益12,606百万円(同+2.3%)と全指標で過去最高を更新。脳血管関連+44.5%・消化器+17.4%の高成長が牽引。一方、PFA普及による自社製品比率低下(56.0%、前期比△1.4pt)と販管費増加(+703百万円)で営業利益率は21.3%(同△0.5pt)に低下。2027年3月期は売上高+6.8%増収予想の一方、PFA・海外展開向け研究開発費加速・賃上げ・本社移転費用等により販管費が前期比+14.3%増加し、営業利益は10,700百万円(同△15.1%)と大幅減益を予想。年間配当は56円(配当性向49.1%)に増配予定。

主要プロダクト

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EP/アブレーション

EPカテーテル、アブレーションカテーテル、心腔内除細動カテーテル、食道温モニタリングカテーテル、スティーラブルシース、大腿静脈用止血デバイス、心房中隔穿刺用高周波ワイヤ(XEROstar)等で構成。2026年3月期売上高は29,109百万円(前期比+4.5%)。心房細動アブレーション症例数が前期比10%弱増加し、心腔内除細動カテーテルや大腿静脈用止血デバイスが成長を牽引。第4四半期に自社製品XEROstarをフルリリース。

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心血管関連

人工血管、Frozen Elephant Trunk(FET)、ステントグラフト、心房中隔欠損閉鎖器具等で構成。2026年3月期売上高は12,657百万円(前期比+3.7%)。FETは高シェアを維持し、人工血管は他社製品ライン縮小を追い風にシェア拡大。第2四半期にTAVI用センサー付きガイドワイヤおよび再生医療等製品向け投与カテーテルシステムを上市。

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リズムディバイス

心臓ペースメーカ、T-ICD、S-ICD、CRT-P、CRT-D、AED、リードマネジメントデバイス等で構成。2026年3月期売上高は13,057百万円(前期比△1.6%)。ペースメーカは他社リードレスペースメーカの影響で低調。S-ICDは新規植込み市場拡大で前期並みを維持。当期から新導入のリードマネジメントデバイスが収益に寄与。

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脳血管関連

塞栓用コイル、血栓吸引カテーテル、マイクロカテーテル、ステントリトリーバー等で構成。2026年3月期売上高は2,661百万円(前期比+44.5%)。血栓吸引カテーテルのマーケティング差別化奏功、塞栓用コイルの放射線科等新販路開拓、ステントリトリーバーの採用施設数増加が寄与。

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消化器

胆管チューブステント、胆管拡張バルーン、造影カニューラ、ダブルルーメンダイレータ、内視鏡ガイドワイヤ、大腸用ステント、胃・十二指腸用ステント、肝癌治療用ラジオ波焼灼電極針等で構成。2026年3月期売上高は1,701百万円(前期比+17.4%)。コロナリー・インターベンション除きベースでは+23.5%。主力の胆管チューブステントが想定を上回るペースで推移。

成長ドライバー

  • 心房細動アブレーション症例数の継続的増加(2027年3月期は前期比9%程度増加想定)を背景としたEP/アブレーション製品群の需要拡大(同+9.5%増収予想)
  • 自社製品の心房中隔穿刺用高周波ワイヤ「XEROstar(ゼロスター)」の2026年3月フルリリースによる新たな成長ドライバーの確立
  • 大腿静脈用止血デバイスの新規採用施設数増加および新サイズ導入による症例カバレッジ拡大
  • 脳血管関連・消化器の新領域における二桁成長の継続(2027年3月期も主力製品シェア拡大により二桁成長見通し)
  • Frozen Elephant Trunkおよび人工血管の市場シェア拡大(他社製品ライン縮小を追い風とした人工血管のシェア拡大)
  • PFA(パルス・フィールド・アブレーション)システムの研究開発推進および海外市場開拓による中長期成長機会の創出
  • 中期経営計画の重点施策「グローバル売上高の拡大」「OEM製造の推進」による国内リスク分散と新収益源の確立

リスク

  • 保険償還価格の継続的引き下げによる販売単価下落(2027年3月期予想でも公定価格改定による単価下落を織り込み)
  • PFA(パルス・フィールド・アブレーション)の急速な普及による食道温モニタリングカテーテル等の既存EPカテーテル需要の減少および自社製品比率の低下
  • PFA・海外展開・賃上げ・本社移転等の戦略的費用増加による2027年3月期営業利益の大幅減益(前期比△15.1%)リスク
  • 原材料費・労務費の増加による製造原価上昇と公定価格制度下での価格転嫁困難(2027年3月期売上総利益率57.9%、前期比△1.5pt予想)
  • ペースメーカ市場における他社リードレスペースメーカのシェア拡大およびS-ICDへの他社新製品参入
  • 心腔内除細動カテーテルおよびFETへの他社新規参入による競争激化とシェア喪失リスク
  • 商品仕入の約30%が外貨建てであることによる為替変動リスク(移動平均法適用により影響は平準化されるが、過度な円安は長期的に業績にマイナス)
  • インフレ環境下でのITシステム等各種サービス値上げおよび人件費上昇による販管費の構造的増加

最終更新: 2026年6月19日