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株式会社アドヴァングループ

7463東証スタンダード小売業

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株式会社アドヴァングループ7463

事業内容

株式会社アドヴァングループは1975年創業の建築用仕上材専門商社から発展した建材総合メーカーグループ。タイル・石材を中心とした床壁用建築用仕上材、水廻り商品、システムキッチン、ユニットバスなどを世界約350社のトップメーカーと共同開発・輸入し、国内で直接販売する。

主要顧客は店舗・商業施設、高級ホテル、住宅・マンションのデベロッパー・工務店・工事会社。東京・大阪・名古屋・福岡・沖縄の全国5拠点にショールームを展開し、茨城・三重・福岡の3拠点に自社物流センターを保有。

連結子会社3社(アドヴァンロジスティクス、ヤマコー、アドヴァン管理サービス)を含むグループで事業を展開する。

ビジネスモデル

世界約350社のトップメーカーと長年の信頼関係に基づくパートナーシップを構築し、商品を共同開発・輸入。代理店を介さず施主・工務店・工事会社へ直接販売することで中間マージンを排除し、カタログ価格を明示した透明な価格体系を維持する。

自社物流センターによる内製化で物流コストを低減し、不動産賃貸事業(グループ内賃貸)と物流管理事業がグループ内で安定収益を補完する三層構造の収益モデルを形成している。

企業の強み

長年の取引実績に基づき世界のトップメーカー約350社と強固なパートナーシップを構築。毎年多数の新商品を発表できる商品開発力の源泉となっており、日本市場初登場商品を継続的に投入することで競合他社との差別化を実現している。

有報記載の過去5期平均営業利益率は21.0%。代理店を介さない直接販売モデルと自社物流センターによるコスト内製化が高い利益率を支えており、2025年3月期においても円安・資源高の逆風下で営業利益率17.0%を維持した。

2025年3月に福岡・沖縄の新社屋・ショールームが完成し、東京・大阪・名古屋・福岡・沖縄の全5拠点が自社保有物件となった。東京原宿・大阪本町は面積3,000㎡以上と業界最大級の広さを誇り、顧客体験強化と顧客基盤拡大の基盤が整備された。

エンヴァリスの着眼点

2027年3月期第1四半期の営業利益は870百万円(前年同期比70.8%増)、営業利益率は20.5%。売上原価率の大幅改善(前年同期比約6ポイント低下)が主因であり、カタログ価格改定の効果が顕在化している。

経常利益・純利益は為替予約評価損益に大きく左右されるため、営業利益を実力値として評価することが適切。

当第1四半期は円安進行により為替予約評価益1,310百万円を営業外収益に計上し、経常利益2,871百万円・純利益2,405百万円を計上した。前年同期は為替予約評価損1,979百万円の計上により経常損失1,213百万円を記録しており、為替相場の方向次第で損益が大幅に振れる構造。

通期業績予想でも経常利益・純利益の予想を非開示としており、投資家は為替動向を注視する必要がある。

2027年3月期通期の売上高予想は18,500百万円(前期比8.6%増)、営業利益予想は2,800百万円(同25.4%増)。第1四半期の売上高4,245百万円は通期予想の23.0%、営業利益870百万円は通期予想の31.1%に相当し、特に利益面での進捗は良好。

ただし、前期(2026年3月期)の売上高17,036百万円からの回復が前提であり、建築需要の動向と為替水準が通期達成の鍵を握る。

成長戦略

価格転嫁・設備投資・住宅設備複合提案で総合建材メーカーへ進化

円安・輸入コスト上昇に対応したカタログ価格の改定を実施。2027年3月期第1四半期において売上原価率が前年同期比約6ポイント低下し、売上総利益率44.2%を達成。価格転嫁の効果が数値で確認された。

システム投資および人への投資を継続的に実施し、経営の効率化を推進。販売費及び一般管理費は前年同期の1,062百万円から1,004百万円へ低下しており、コスト管理の効果が表れている。

全国5拠点のショールームを自社保有物件として整備完了。高級ホテル・住宅施設向けの顧客体験を強化し、インバウンド需要拡大を取り込む体制を構築。不動産賃貸事業の安定収益基盤としても機能。

アドヴァンテックの吸収合併によりユニットバス製造・施工を内製化し、建材販売から施工まで一貫した複合提案を実現。住宅設備分野での競争力強化と受注単価の向上を目指す。

最終更新: 2026年7月17日