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株式会社オータケ

7434東証スタンダード卸売業

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株式会社オータケ7434

事業内容

株式会社オータケは1952年創業の管工機材専門卸売商社。バルブ・コック類、継手類、パイプ類、冷暖房機器類、衛生・給排水類など幅広い管工機材を取り扱い、マイホームからプラントまであらゆる建設設備分野に供給する。

本社を名古屋市に置き、札幌・北陸・新潟・関東・東京・静岡・関西・九州など全国に支店・営業所・物流センターを展開。連結子会社として株式会社田中産業(2024年9月子会社化)を擁し、不動産賃貸業も営む。

東京証券取引所スタンダード市場上場。2025年5月期の連結売上高は32,994百万円。

ビジネスモデル

メーカー各社からバルブ・コック類(仕入高9,600百万円)、継手類(5,313百万円)、パイプ類(4,023百万円)等を仕入れ、建設・設備工事業者等に卸売する。2025年5月期の仕入総額は28,525百万円、売上高は32,994百万円であり、差益による収益を確保する。

メーカー値上げに対する価格転嫁の実現が粗利改善の鍵となっており、全国の物流拠点を活用したきめ細かいデリバリー体制が競争優位を支える。

企業の強み

1952年創業以来、札幌・北陸・新潟・関東・東京・静岡・関西・九州など全国に支店・営業所・物流センターを順次整備。2022年三河配送センター、2023年長野配送センター、2025年四日市事務所と直近も拠点拡充を継続しており、広域カバレッジが顧客基盤の厚みを支えている。

自社目標である売上高経常利益率3%以上を2023年5月期3.8%、2024年5月期3.6%、2025年5月期3.7%と3期連続で達成。メーカー値上げへの価格転嫁を実現しながら安定的な収益水準を維持しており、卸売業としての価格交渉力・転嫁力を示している。

2025年5月期末の自己資本比率は59.0%と高水準を維持。純資産合計15,388百万円のうち利益剰余金が12,509百万円を占め、内部留保が厚い。加えて金融機関との当座貸越契約5,700百万円・コミットメントライン契約2,000百万円を確保しており、資金流動性も十分に担保されている。

エンヴァリスの着眼点

2026年5月期通期予想(売上高34,000百万円・営業利益1,000百万円・経常利益1,220百万円・当期純利益860百万円)に対し、第3四半期累計(9ヶ月)の進捗率は売上高77.5%、営業利益81.2%、経常利益79.3%、純利益76.1%。第4四半期(3ヶ月)に残る利益ハードルは営業利益188百万円程度であり、通期達成の蓋然性は高いと判断される。

業績予想は据え置き(修正なし)。

当第3四半期累計の売上高前年同期比8.0%増は、生産能力増強・自動化投資・半導体需要拡大を背景とした管材業界の受注回復が寄与。一方、米国関税政策による輸出2四半期連続マイナス、中国のレアアース輸出規制による製造業生産下押し懸念など外部環境リスクは残存。

エネルギー価格高騰・人手不足による受注制約も企業収益の押し下げ要因として継続しており、第4四半期以降の需要動向には注視が必要。

第3四半期末の総資産30,268百万円は前期末比4,203百万円増加。主因は土地2,482百万円増(再評価等)および投資有価証券1,679百万円増(時価上昇)であり、営業活動に直結しない資産増が大半を占める。

その他有価証券評価差額金も1,157百万円増加し包括利益1,811百万円の大部分を構成。自己資本比率は59.0%→56.4%へ低下しており、借入金増加(計1,599百万円)と合わせてレバレッジ動向の継続モニタリングが必要。

成長戦略

第2次中計(2025-2027年5月期)で既存強化と管工事・EC拡大を並行推進

営業体制の強化により主力商品の売上を拡大し安定的な利益を確保する方針。2026年5月期第3四半期累計で売上高前年同期比8.0%増・営業利益同13.0%増を達成しており、施策効果が数値に表れている。

管工事部門の受注体制整備およびECサイト再構築により新たな収益源を開拓。第2次中計2年目として取り組みを継続中。具体的な売上貢献額は短信上未開示だが、事業領域拡大による成長促進を戦略ビジョンに明記。

デジタルトランスフォーメーション推進、働きやすい職場環境の整備、多様な人材採用、女性活躍推進等を進める。サステナビリティ/人的資本経営の実践を戦略ビジョンの柱の一つに位置付け、継続的に取り組み中。

第2次中計の戦略ビジョンに「資本コストや株価を意識した経営の実現」を明記。年間配当予想を37円→40円へ増配(直近公表予想から修正あり)し、株主還元強化の姿勢を示している。

最終更新: 2026年7月17日