事業内容
株式会社リファインバースグループは、素材ビジネスと資源ビジネスの2セグメントで構成される持株会社。素材ビジネスでは使用済みカーペットタイルを独自切削技術で再生した「リファインパウダー」、廃棄漁網・エアバッグ端材を原料とした再生ナイロン樹脂「REAMIDE®」を製造・販売。
主要顧客はSUMINOE、サンゲツ、川島織物セルコン等の大手カーペットタイルメーカー。資源ビジネスでは首都圏3拠点(葛飾区・大田区・足立区)で建築系産業廃棄物の収集運搬・中間処理を行い、大手ディベロッパー・ゼネコンを顧客基盤とする。
三菱ケミカルとの資本業務提携による油化ケミカルリサイクル向け廃プラ原料供給事業も立ち上げ中。2001年に樹脂再生技術を確立し、2016年に東証マザーズ上場、2021年に持株会社体制へ移行した。
ビジネスモデル
素材ビジネスでは廃棄物受入時に処理受託料を計上し、再生樹脂製品の販売時に製品売上を計上する二重収益モデルを採用。廃棄物を原料として調達しながら処理費用も受領できる点が特徴。
資源ビジネスでは産業廃棄物の収集運搬・中間処理サービスを提供し、受入廃棄物の体積に応じた収益を得る。両セグメントが連動し、資源ビジネスで調達した廃プラを素材ビジネスの原料として活用するサーキュラープラットフォームの構築を目指している。
企業の強み
2001年に確立した独自切削技術によりカーペットタイルの樹脂層と繊維層を高純度で分離。機械的処理と化学的処理を組み合わせたハイブリッド技術でREAMIDE®の量産化を実現し、同技術は国内外企業へのライセンス供与にも展開。
ISCC PLUS認証(2024年6月取得)も保有し、技術的差別化を確立している。
2025期の資源ビジネスは売上高2,850百万円(前期比13.0%増)、セグメント利益607百万円(前期比24.6%増)と過去最高水準の受注件数を記録。オペレーション見直しとリソース最適化により収益性が大幅改善し、首都圏3拠点(葛飾区・大田区・足立区)の地理的優位性を活かした大手ディベロッパー・ゼネコンとの新規取引先獲得が奏功した。
三菱ケミカルが計画する油化ケミカルリサイクル事業への廃プラスチック原料供給に向け、廃プラ調達網の構築を進めている。資源ビジネスの廃棄物収集網と素材ビジネスの再資源化技術を組み合わせた資源循環プラットフォームの新たな収益柱として位置付けており、大手化学メーカーとの連携による事業基盤の強化が期待される。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2023期の大幅赤字(当期利益△505百万円)から2025期に黒字転換(営業利益182百万円)し、2026年6月期第3四半期累計では売上高3,332百万円(前年同期比+7.0%)・営業利益245百万円(同+54.0%)・親会社株主帰属四半期純利益184百万円(同+61.1%)と利益成長が加速。資源ビジネスが受注件数3四半期連続過去最高を更新し収益基盤を支える一方、素材ビジネスはREAMIDE®工場移転費用(32百万円)を吸収しつつセグメント利益が大幅回復。
外部要因として脱炭素・資源循環政策の追い風が需要を押し上げている。通期予想(売上高4,800百万円・営業利益380百万円)は前期比それぞれ+17.9%・+108.5%を見込み、変更なし。
成長戦略
廃プラ資源循環プラットフォーム構築とREAMIDE®高付加価値化による収益拡大
大手顧客を中心にカーペットタイルリサイクルが浸透し、第3四半期に調達量・販売量ともに過去最高を更新。2四半期連続で売上高過去最高を更新しており、需要の持続的拡大が確認されている。
一宮工場から蒲郡工場への移転を進め、生産プロセスの抜本的改善と高品質化を推進。アパレル・成型パーツ等複数業界への販路拡大を見込む。移転に伴う工場移転費用32百万円を第3四半期累計で計上済み。
三菱ケミカルが実施する油化ケミカルリサイクル事業への廃プラ原料供給に向けたサプライチェーン構築を進めており、事業成長に向けた先行投資を実施中。ポリオレフィン系廃プラの収集・再資源化体制の整備が進んでいる。
廃棄物処理状況の可視化などDX化を推進し顧客課題解決型サービスを拡充。産業廃棄物処理事業の受注件数は3四半期連続で過去最高を更新し、新規大口顧客獲得と原状回復工事受注も増加している。
最終更新: 2026年7月17日

