事業内容
株式会社ジオコードは2005年設立のWebマーケティング専業企業。主力の「Webマーケティング事業」では、SEO対策・Webサイト制作・Web広告を一社完結で提供する「オーガニックマーケティング」サービスを中堅・中小企業に展開。
第二の柱「クラウドセールステック事業」では、営業支援ツール「ネクストSFA」と勤怠・経費精算ツール「ネクストICカード」をSaaS形態で低コスト提供し、顧客の集客から受注・業務効率化までをワンストップで支援する。東京・大阪を主要拠点とし、東京証券取引所スタンダード市場に上場。
2025年2月期(個別)売上高は1,582百万円。
ビジネスモデル
Webマーケティング事業では月次継続型のSEO対策・Web広告運用・Webサイト保守を主軸に据え、顧客との長期関係を構築。クラウドセールステック事業はSaaS月額課金モデルで安定的なストック収益を積み上げる。
両事業を組み合わせることで、顧客のWeb集客から営業管理・業務効率化まで一貫支援し、クロスセル・アップセルによる顧客単価向上も図る。
企業の強み
Google Partnersプログラムにおいて2022〜2025年の4年連続で上位3%のみに付与される「Premier Partner」に認定。さらにGoogle Premier Partner Awardsでは5期連続最終候補選出(2018・2019・2021・2022・2023年)。
LINEヤフーおよびMicrosoft広告パートナープログラムでも認定を取得し、対外的な運用品質の高さを証明している。
2005年のSEO対策開始以来、Webサイト制作(2006年)、Web広告(2009年)と段階的にサービスを拡充。SEO・制作・広告を統合した「オーガニックマーケティング」として一社完結で提供できる体制を構築しており、顧客はWebマーケティング全体を俯瞰した提案を単一ベンダーから受けられる。
クラウドセールステック事業は2025年2月期(個別)にセグメント損失10百万円と先行投資フェーズにあったが、2026年2月期連結初年度においてセグメント利益24百万円と黒字転換を達成。売上高も同期に1,630百万円(連結)へ拡大しており、SaaS事業の収益化が進展している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の個別業績は売上高が2022期3,454百万円から2023期以降1,500〜1,900百万円台に縮小し、営業損益は2024期以降赤字が継続していた。2027年2月期第1四半期は連結財務諸表の初作成となり、売上高662百万円、営業利益63百万円(営業利益率9.6%)、経常利益81百万円(受取配当金等の営業外収益が寄与)を計上し、収益性の改善が確認された。
通期連結業績予想は売上高2,870百万円(前期比51.6%増)、営業利益242百万円と大幅な増収増益を見込む。外部要因として国内インターネット広告市場は2025年に前年比10.8%増と拡大が続いており、Webマーケティング事業の追い風となっている。
一方、米国通商政策や為替変動等の先行き不透明感は引き続き事業環境のリスク要因として存在する。
成長戦略
WebマーケティングのAI高度化とSaaS黒字定着を両輪に、連結51.6%増収を目指す
従来のSEO・Web広告に加え、AI検索環境への対応(AIO/LLMO)やAI技術を活用したWebサイトセキュリティ診断サービスを新たに提供し、サービス領域を拡張。提供価値の向上と差別化により既存顧客の深耕と新規顧客獲得を推進する。
生成AIを活用した案件情報の自動更新等の新機能を継続開発・提供し、プロダクト競争力を強化。導入・定着支援(カスタマーサクセス)を徹底することでチャーンを抑制し、SaaS事業の安定的な黒字継続を目指す。
社内専門チームを中心にAI技術を活用した業務プロセスの効率化および内製化を推進し、販管費の抑制と生産性向上を図る。全社費用(調整額)113百万円の圧縮が営業利益改善の鍵となる。
自社Webマーケティングノウハウを活用した営業活動を通じ、東京・大阪の両拠点で受注拡大を継続。通期売上高2,870百万円達成に向け、Webマーケティング事業・クラウドセールステック事業の双方で顧客基盤の拡大を図る。
最終更新: 2026年7月17日

